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amebaのZEPHYRの後継ブログです。


作家として
占星術研究家として
家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2015年9月30日水曜日

10月の12星座の運勢

zephyrより。
この「12星座の運勢」は、あくまでも全般傾向です。
個人の運勢とは異なることも、決して珍しくありません。
ですから、この全般傾向の中に何らかの不調が表示されていてもいたずらに気落ちし、「そうなんだ」と暗示にかかることは好ましくありません。
注意点に留意し、参考や心構えにして頂く。
良い暗示について、ご自分の現状に照らしてシンクロする部分があれば、それを生かす。
そのような活用をして頂ければベストかと思います。
そのような活用の仕方はできそうもない、悪いことを知らされたら落ち込む、とお感じになる方は、お読みにならないでください。
また、解説の中に出てくるアドバイスも、ご本人の現実に照らして生かせるかどうかは、ご自身で判断ください。

新月記事も12星座別のアドバイスを添えています。合わせてご活用ください。


タロット画像を添付しております。
「日本神話タロット」です。
展開法はスリーカード・スプレッドです。
左から①②③と並んでいますが、スリーカードの基本的な解釈方法以外に、ひと月の運勢としてカードを引いていますので、「上旬」「中旬」「下旬」という意味も持たせてカードを引いています。
また正位置と逆位置の意味の差は、ここでは採用しています。
(逆位置のカードには、Rを表示しています)


☆牡羊座


「世界」「運命の輪R」「女教皇」

あることを達成、完結させようとするあなたは、この月に少しいらだつかもしれません。
邪魔をする流れが生じ、その完結が延期されたり、終わらせたと思った問題が再発したり、足を取られることが多そうです。
しかし、慌てないことです。
そういった妨害的な動きにも、心惑わされず、気持ちを落ち着けることです。
そして冷静沈着に考えを巡らせましょう。
意外に簡単に解決方法が見つかるものです。

初旬は好調で、問題は中旬に起きやすいが、下旬には対処できて、落ち着いていることが多いでしょう。問題がない月ではないですが、うまくバランスをとっていくことで、結果的にはうまくタッチダウンできます。



☆牡牛座

「恋人」「女帝」「太陽」

非常に好調な月です。
とくに愛情や豊かな恵みを実感することが多く、これまでしてきたことの成果を得やすいでしょう。
新しい出会いも期待できます。
望んでいた宝を得る人もいますし、ここで勝利や成功を実感する人もいるでしょう。
感謝を忘れず、明るい気持ちで過ごしましょう。

上旬には何かを選択するということがあるかもしれませんし、出会いも起きやすい。中旬には愛や喜びを実感しやすく、下旬には周囲にもそれを認められる華となるでしょう。



☆双子座

「吊るし人R」「正義R」「死神R」

あなたに大きな気付きをもたらすための布石となるような月です。
仕事や人間関係でも、自分の努力が報われないとか、不公正な扱いを受けやすく、何かどん詰まったような感じを受けるでしょう。
人から悪意を受けている、あるいは誰かによって門を閉ざされている。
そう思いがちになります。あなたのプライドが傷つきやすい月です。
ここで今一度、自分の内部を見つめましょう。

初旬に自分本位な言動をとらないことです。それは中旬下旬への原因となり、上記のような除隊を作り出してしまうかもしれません。逆に言えば、そこでの対処を誤らなければ回避できるものが多く、ここでは自分のことはわきに置き、人のために節度ある行動し、誠意ある自分を示しましょう。そうすることで、この月は良き変化への布石となります。



☆蟹座

「死神」「鬼R」「吊るし人R」

「死神」の正位置と「鬼」の逆位置は、この場合は良い配置です。
この月はそれまでの状態が終わり、新しい展開や出会いが待っています。この月はあらゆる意味で、変化するときです。
それも望ましい変化になる可能性が高く、抱えていた問題が解決したり回復したり、また解放されるということもあり得ます。
しかし、そこで自分のプラドにしがみついたり、自分本位な結果を望んだりしないことです。

初旬に大きな変化が生じやすく、中旬にはそこから得られる解放を実感していそうです。これらのプロセスで起きた変化とその後の状況は、あなたにとってすべて満足できるものではないかもしれないのですが、いましばらく様子を見るべきなのが下旬です。
大事なのはこの月に偽りを行わぬこと、そして人を否定せぬことです。



☆獅子座

「節制R」「隠者」「太陽R」

経験を積むための月です。
この月はいくつかの失敗や不成功体験をするかもしれません。その原因をよく見極めておくことが大事です。
それは日ごろの不摂生であったりするかもしれませんし、自分の不器用さが災いするのかもしれません。
またおかしな打算を働かせたことが、結果的にまずいほうへ転ぶのかもしれません。
しあkし、全体としてこれはいい経験となり、あなたをより賢くさせ、足りないものを教えてくれるのです。
また過去にあったそういう体験を、ここで再検証する、内省する時期でもあります。人生経験のある人に相談するのもよいでしょう。

上旬の生活の乱れに注意しましょう。中旬にはどちらかといえば孤独な時間で、人と過ごすよりも一人で考えたりするのに適しています。下旬にはこの月の結果が出てきて、あなたに大切なものを提示します。それは責任感であったり、未熟さであったり、継続性であったりします。




☆乙女座

「星R」「隠者」「正義」

星が落ち、けれどその経験によって、あなたはある状態に至ることができます。
それは調和やバランスの取れた状態であり、自分や自分を含めた周囲との関係をうまく調整できるようになります。
落ちる星は、あなたの傲慢さであったり、高望みであったり。そのために星が落ち、あなたは失望感を抱くかもしれませんが、その経験こそがあなたを調和へと導くのです。
内省すること、あるいは経験を積んだ人に相談することなどが大事なのは、獅子座と同様です。

失望や失墜は初旬に起きやすく、そこから一人になって考えてみるのもよいでしょう。そういった中旬期を経て、下旬には節度を保ち、安定した状態になれる月です。最初の躓きだけが問題なのであり、実際には良い流れを持つ変化の月です。



☆天秤座

「正義」「吊るし人R」「恋人R」

この月は天秤座らしくもなく、自分本位なところが出てしまいやすいようです。
それはこの月の問題を自分で作り出す場合ですが、どうしようもない大きなものに翻弄されることもあるかもしれません。
浮気とか失恋とか、そういった恋愛の問題も生じやすいようです。
自分がいかに正しくふるまっても、相手がそうであるとは限りません。
その原因を作らないように、わがままやプライドのなせる人を傷つけるような言動には注意すべきです。不注意が起きやすいようです。

初旬は非常に好調で、ここでは自分も周知の関係も調和が保たれています。中旬に我が出やすかったり、コントロールできない事態が起きやすいのですが、ここで心騒がせず、忍耐しましょう。
下旬にある恋愛や愛情関係の問題、あるいは選択の失敗などに至らないために、しっかりと気を配って過ごしましょう。



☆蠍座

「運命の輪」「星」「正義R」

ある種の危機が用意されていますが、それは避けることができ、全体としては好調に推移する月です。
この月にはチャンスとなる出来事が用意されていて、それを得て自分の才能を発揮したり、今後のことに希望を見出していけます。
つまりきっかけとして非常に良い月なのです。
このきっかけは思いがけない大きな変化の中で起きるかもしれませんし、またきっかけを得た後でトラブルがあるかもしれません。
心構えを持っておくことが大事で、そうすることで対処できますし、また自分の望みをかなえるために何をただせばよいのかということも、そこに示されていると気づくでしょう。

自体は初旬に動きやすく、一つの転換点となります。中旬にはそれを胸に希望に満ちて行動できます。才能を発揮するときです。下旬になると不調を兆しますが、そこで何が足りないのか、何を調整しなければいけないのかがわかります。





☆射手座

「戦車」「運命の輪R」「正義R」

最初の勢いが、途中で失速しやすく、障害を感じやすい月です。
最初の行動力や前進力が強いだけに、途中から表面化する妨害的な動きにはいらだつでしょう。
ここでうまくシフトを切り替える必要があります。坂道を上る車がギヤチェンジを必要とするように、その状況に対応した自分にならなければいけません。
このシフトチェンジを行わない、あるいは間違った上のギヤに入れようとすると、この月の射手座号はバランスを欠き、何事も空回りしたり、失速どころかエンストを起こすでしょう。
想いも一方通行になりがちです。
やはり周囲の人のことに敏感にならねばなりません。

初旬は非常に好調ですが、ここでちゃんと用心しておくことです。常にトップギヤでは走れませんので、中旬に障害が見えてきたら適切に減速することです。そうすれば下旬に問題も小さくとどまるでしょう。克服できる試練です。




☆山羊座

「死神R」「節制」「魔術師R」

いろいろな諸問題を、うまく調和させていこうとする月です。
ただあなた自身が少し、気力に欠けたり、悲しみの中にあったり、不活発な状態からスタートしなければならないかもしれません。
またそのような人物や出来事が周囲にあり、さらには仕事などでも無計画であったり無秩序な状態が散らばっているのかもしれません。
おそらくこの月のあなたは、このような周辺状況に対して、それを調和・調合・調整していくようなお役目があると思われます。

初旬にはあなたも上記のような不活発な状態にあるかもしれません。だとしても、中旬にはコンディションは調整されていき、安定感が出てきます。下旬にはまた収拾のつきにくい事態に直面するかもしれませんが、調整役を行うのが自分なのだと理解しておくと良いでしょう。




☆水瓶座

「審判」「隠者R」「正義」

時を告げる声が聞こえます。
それはきっとあなたの裡から湧き上がってきます。あるいは、大きな天のメッセージが誰かの口を借りてもたらされるか。
また準備が十分ではないかもしれません。
心を閉ざしてはいけません。可能性は本当は、あなたの前に開けています。
自分を小さなものだとみなしていませんか。それは間違っています。正しい自己認識を得て、立ち上がるときです。

初旬に大きなメッセージがあるでしょう。しかしまた中旬は迷いの中にあり、消極的な閉じこもりを演じるかもしれません。バランスがとれ、正しい認識になるのにそう時間はかかりません。下旬にはあなたは復活を遂げるのです。




☆魚座

「月R」「正義R」「鬼R」

すべて逆位置ですが、「月」と「鬼」は逆位置で好ましい意味に転じます。
この月はバランスを維持することの難しさがあります。
しかし、否応なく変化の時が訪れていて、新しいページが開かれていきます。
出会いもあるでしょう。自己解放もあるでしょう。
何かダメージがあれば回復もします。
このサイクルで、魚座は新しいサイクルに入っていきますが、それを光とするか闇とするかの選択もゆだねられています。

初旬に変化が起きますが、多くの場合それは肯定的なもので、好ましい目覚めへとつながっていきます。ただ変化の時は、必ず自分が不安定になります。そんな中旬を経て、下旬には解き放たれます。新しいサイクルが始まります。


★★★★★★★★

2015年9月29日火曜日

福山雅治さんと吹石一恵さん、ご結婚!!

旧アメーバブログの記事で
というのを書いたときに(昨年の12月8日の記事)……

本人がその気になって動かれるかどうかですが、2018年くらいまでの間に結婚される可能性が。

運勢的にはあるということですね(そういう意識されるお相手がすでに存在しているか、ここ1~2年で出現するかということはあるでしょう)。


というようなことを書いたことがあります。

すると、福山さんファンの方から、

近いうちに結婚だなんてショック! 
倒れる!
でも、いい男の遺伝子は残してほしい。

などというコメントをいただきました。
男だったら、こんなこと言われてみたいですね~(^ε^)
ダハハ

そんなことは言われたことがないゼファーです~~~♪


そんな福山さんが、やっぱりご結婚なさいました。

予測通り、ここ数年お付き合いをされてきた吹石一恵さんとのご結婚されたという報告が。

お二人のホロスコープです(この図はソフトアスペクトが青、ハードアスペクトが赤で表示されています)。






う~~~ん。なるほどぉ。

確かに様々な面で、互いの配偶者像を持ち合わせていますし、接点も深いようです。

やはりご縁があるのですね。

とりわけ福山さん太陽と吹石さん月が同じ水瓶座で、度数的にもまあまあ近いのがいいですね。

このお二人はお友達から進展していったようですが、ともに風のエレメントの影響が強く、べたべたした男女関係よりもフレンドリーな関係にシンクロしやすいはずです。

いろいろと相性を検証してみても、かなりこれはいいほうだと思います。


ただ。

昨年の福山さんの記事を書いたときにも気づいていたのですが。

たしかに結婚しそうだということはご報告しました。

が、この時期、福山さんは天王星の影響が非常に強く、結婚しそうだけどちょっと危ないぞ、という運勢なのです。

そしてよくできたもので。

吹石一恵さんもやはり、今現在天王星の影響は非常に強いんですよね。

つまりこのお二人の結婚は、天王星のもたらすご縁という側面があることは、ほぼ断定できそうです。

天王星ほど離婚にかかわりやすい星もないのですが、このお二人のチャートを見ていると、この影響が別な形をとるということにも期待したくなります。

つまり二人の関係が壊れるとかいうことではなく、人生上の大きな変革をもたらすということであってほしい、かな…。

また本人同士ではなく、何か違った出方をすることもあるかもしれません。


このお二人の未来、しっかり見守りたいと思います。

深い縁を持たれていることは間違いない。

もちろん、お幸せになることを祈りつつ。



2015年9月28日月曜日

連理の翼2  第1章の1


       1

 熊襲の地から凱旋した大和の軍勢は、京(みやこ)において盛大な祝宴を催した。数年がかりの筑紫討伐が、川上梟帥(かわかみたける)を倒すことでついに達成されたからだ。
 京は先年、オオタラシヒコ(景行天皇)が筑紫攻略の拠点として定めた要地だった。瀬戸内をまっすぐに西に突き当たった平野の奥、遠賀川の上流域にもあたるそこは、交通の要衝だった。※現・福岡県みやこ町付近
 宴の席は戦勝の高揚とともに、ようやく故地に帰ることのできる兵たちの喜びが噴き上がるように沸き立ち、冬だというのに熱く感じられた。

「いや、まったく皇子(みこ)様はたいしたものだ!」
 手にした器の酒をこぼさんばかりに弟彦(おとひこ)が声高に賛美する。
「あの川上梟帥の弟に引っ張っていかれた時には、おれはもうだめだと思った。けど、皇子様はまったく慌てておられなんだ。それどころか隙を見て、迷うこともなく、弟の脇腹にこう――グサリだ!」
 オウスの雄姿を見ていなかった者たちがどよめく。それに気をよくして、さらに弟彦は熱弁をふるった。熊襲の豪傑、川上梟帥をオウスがいかにして殺めたかを。

 少年は黙ってそれを、焼き栗を食みながら聞いていた。あの現場に商人に扮して居合わせた弟彦が、あの時のことを語るのはこれが初めてではなかった。そして語るごとに話が少しずつ粉飾されていった。
 この分だと大和に帰るころには、どんな話になっているかわからない。自慢話はだれでも大きくしたがるものだが、弟彦は自分が付き従ったオウスの手柄を誰よりも喜んでいた。

「皇子様、どうぞ」
 声をかけられ、少年はそばに来ていた女を振り返った。
 年の頃は三十をいくらか越えているだろう。落ち着いた面差しの成熟した女が、そばに焼き魚を置くところだった。
「ありがとう。たしか、そなたは……」
「ナツソと申します」
 そうだったな、とオウスは思い出した。筑紫全土攻略の拠点として、この地を父王、オオタラシヒコが望んだとき、大和に恭順の意を示した女首長だ。古くからこの島国に住む部族は、女性を首長に据えることが多かった。巫女をマツリゴトの中心に置く風習があるためだ。

「たいそうなお働き。さぞかしお父様もお喜びでしょう。お祝い申し上げます」
 ナツソは伏し目がちに祝辞を述べた。
 その言葉を受け、自然とオウスの眼は高座にいるオオタラシヒコに向けられた。父は大声で笑い、酒を呷り、周囲の人間に言葉を投げつけていた。酒を運んできた娘を今もかき抱いている。
「……父は喜んでなどおらぬよ」
 伏せられていたナツソの眼が、驚いたように大きくなり、オウスを見た。
「なぜでしょう。この地に大和の皆さまがお越しになられたときも、皇子様のお働きは大きかったとお聞きしております」
「彦山の話か」※現・英彦山
 少年は手を延ばし、器を手に取った。そして、それをナツソの前に差し出し、「注いでくれ」と言った。
 慌ててナツソは、弟彦の前にあった酒の甕を取り、オウスの器を満たした。その手は震えていた。その震えは、怯えをことのほか表現していた。
 酒を呷るオウスの脳裏に、彦山の戦いのことが蘇っていた。

 累々たる死骸――。
 流れる血は、彦山の山あいの川に流れ込み、やがて夏の蒸せかえるような暑さの中、たちまち腐乱した死体の臭いが、長く谷あいを埋めた。
 その戦いでも、オウスは赫々たる戦果を示した。首級を上げたのはオウスではなかったが、それを実現できたのは、彼のずば抜けた戦闘能力が敵の砦の一角をこじ開けたからである。
 彦山にいた敵対勢力は、ことごとく惨殺され、その屍を山の至る所にさらした。

「ナツソ姫よ、一つ尋ねたい」
 オウスは彼女の酌した酒を口に運びながら言った。
「この筑紫におる者どもは、すべてそなたの同族か」
「あ、いえ――」
 ナツソは戸惑ったようだった。
「すべてではございませぬ。この筑紫は大陸や半島にも近く、ここしばらくは多くの者が渡来してございます。その中には大陸の北のほうから来た者、あるいは南のほうから来た者もございます」
「彦山のハナタリやミミタリは、そなたの同族ではなかったのか」
「いえ……」
 ナツソの顔色が曇った。
「もとをただせば、同族でございます」
「ならば、そなたは同族を売ったということになるな」
 オウスの言葉は冷ややかという以上の厳しさでナツソの胸を刺した。
「なぜ、父に協力した?」
「…………」
「同族を裏切ってまで、なぜわれら大和の者をここに受け入れた」
「…………」
「答えたくはないか」
 独り言のようにオウスは結論を下そうとした。が、ナツソは酒の甕を持ち上げた。今度は震えていなかった。
 彼女の酒を受けながら、オウスは彼女の声を聞いた。
「いつか一つに……。そのようになるのが、善きことと考えました」
「一つに?」
「このままこの国々が長く争い続け、バラバラのままではいけないと。いつか一つに――わたしたちはそのような遺志を継いでここにおります」
「遺志?」
「皇子様」
 ナツソははっきりと強い光を眼に集め、オウスを見つめた。
「お願いがございます」
「なんだ」
「皇子様はオオタラシヒコ大王の日嗣(ひつぎ)の皇子様のお一人とお伺いしております」
「日嗣の皇子は兄のオオウスだ。オオウスがいずれ父の跡を継ぐだろう」
 オウスは父王オオタラシヒコのそばで、まったく同じ少女のような顔をして座っていた。抗う女を抱きすくめ、困らせている父にどのような感情を抱いているのか、その顔にはまったく表れていなかった。
「いずれにせよ、オウスの皇子様はこの国の中心に立たれる方。どうか、お聞き届けください」
 必死なものを青ざめた面差しにみなぎらせ、ナツソは身を低くした。
「争わねばならぬは認め合わぬが故――。一つになるには、それぞれがバラバラでいなければなりませぬ。それをどうか、お分かりください」
「バラバラでいて一つ? そなたの言葉は謎かけのようだな」
 少年は苦笑した。
「そのためには、わたしはこの地で同族に殺められても仕方のないことと覚悟しております」
 ナツソの思いつめた声音と表情に、オウスは強く引き付けられた。
「やはり、そうなのか」
「と申されますと――?」
「同族を裏切った者は、やはりこの地では生きてゆけぬか……。教えてくれぬか。もし同族を裏切ったとなればどうなる? たとえば身内を売ったとすれば――? この地で生きていくことはもはやできぬか」
 本当はそのことが訊きたかったのだと、ナツソの胸にも伝わったようだった。彼女はしばらく目を泳がせていたが、すぐに腑に落ちたようだった。
「皇子様がもしそのような方をご存じなのでしたら、このまま筑紫に留まられるより、別な地で生きることを考えられたほうが良いでしょう」
「やはり、そうか……」
「お帰りの際、吉備に立ち寄られるとよいでしょう。吉備の児島には、私と祖先をお同じくする部族の巫女がおります。そこでご相談をなされては」
「うむ……。そうするとしよう」
 オウスは焼き栗をひとつかみすると、席を立った。驚いてナツソが見上げる。
「礼を言う。そなたも無事でな」
 少年は一人、宴席を離れた。
 冷え込んだ大気の中に、満月が浮かんでいるのが見えた。白い息を吐きながら、いくつかある庵の一つに向かった。そこは彼に与えられた寝所だった。竹を組み合わせて作った戸板を上げ、無造作に中に入っていくと、暗闇で息をのむような気配がした。
「おれだ――。心配するな」
 差し込んだ月明かりが、中にいる者の顔を照らした。

 イチフカヤであった。

 川上梟帥の娘でありながら、大和に味方して父を売った――。
 その場にいた梟帥の近習たちは、みな、殺したが、イチフカヤが手引きした商人たちが大和の兵士たちであったというのは、いつの間にか知られていた。混乱の中逃げおおせた者もいたのだろう。
「栗だ。食え」
 オウスは彼女の前にそれを置くために身をかがめた。自分の身を抱くようにしていたイチフカヤは、怯えた眼で彼を見つめたまま、身動き一つしなかった。
「さあ、食え。腹が減っておるだろう」
 オウスは彼女の手をつかみ、栗を握らせた。ようやく呪縛がほどけたように、娘は栗を口に運んだ。
「明日、弟彦が兵の服を持ってくる。それに着替えたら、お前はおれにずっとついていろ。ほかの者とは口をきくな」
「あ、あたし……どうなるの」
「大和への帰路、どこか安全なところで離してやる。もはや筑紫では暮らせまい」
「あたし……怖い。ど、どうしたらいいの」
 イチフカヤは震えていた。
「そなたは死んだことになっている。父が殺せと命じた。が、ここにいれば安心だ」
「本当に……? 本当に……?」
 彼女の眼には、恐怖がありありと浮かび、揺れていた。彼女はただ自分の死に怯えているのではなかった。実の父を死に至らしめる手伝いをした自分の罪に怯えているのだと、オウスには分かった。
 彼女の手がオウスの腕のあたりの袖を、命綱のようにつかんだ。
 その手を少年はつかみ返した。

 そのとき庵の外で人の気配がした。
「オウス」
 と、呼びかける声がした。
「そこにいるのか。父が呼んでいる」
 戸口が上げられ、顔をのぞかせたのはオオウスだった。
 そのときオウスは、娘の体を押し倒していた。
「おっと――これは」
 兄の戸惑いに満ちた声。
「すまん、オオウス。父にはうまいこと言っておいてくれ。いい娘を見つけた。お楽しみ中なんだ」
「わかった」
 オオウスは戸口を閉めた。

 闇の中で、少年は女の柔らかい起伏が、熱いほど自分の体の下で鼓動と呼吸を繰り返しているのを生々しく感じた。
 体の一部が、鋭く屹立してくる感覚を味わった。
 娘の呼吸も次第次第に荒くなっていく。

 彼女の手がオウスの背に回されるのと、彼が娘の唇を奪うのは同時だった。



2015年9月27日日曜日

M様の質疑応答

本日は14日にプレゼント鑑定を公開させていただきましたM様からのご質問と、その回答をUPさせていただきます。

鑑定士はkararasさんです。




【M様よりのご質問】

kararas様、大変丁寧な鑑定をしてくださったこと、本当に感謝しております。
私のチャートを読み、一生懸命考えて書いてくださったのかな、と感じました。鑑定文の中に、ちょうど今は良い出会いの時期とありましたが、私の方こそ出会ってくださったこと、それ以上に、私との出会いも、と言ってくださったのがとても嬉しかったです。
ありがとうございます。

鑑定文を読みまして、いくつか教えて頂きたいことがありますので、質問させて頂きます。

①海王星と火星を良い方向で使用することで、対人、異性関係の問題を克服できる可能性がある、とのこと。
海王星については、今の仕事は星が示す分野に関わっているので、頑張ると良い。
火星については、行動的な人と交流するか、スポーツをするなど。

正直言いますと、子供の時からスポーツは大の苦手です。休日もお昼寝してしまったり、家にいることが多いです(笑)
それでも、3年ほど前から、心理学を学び始めました。自分を見つめるための講座や感情を解放するワークなどに参加したりしています。色々と気づきがあったりで楽しいのですが、この趣味により積極的に参加することでも、海王星(癒し?)と火星(積極的に参加)を使うことになりますか?この趣味を突き詰めていくことは、私の星に合った方法だと思われますか?
また、仕事に関してなぜかこれを書き忘れたのですが、医療関係の国家資格を持っています。しかし、その分野で働くことよりも、今の仕事への興味が大きく、今に至ります。実は資格を使うことで発生する責任を負いたくなくて、色々理由をつけて今の仕事をしているのではないかと自分を疑ったりすることもあります。

②金星のサビアンシンボル「山の聖堂〜」、水星のサビアンシンボル「オカルト〜」、太陽のサビアンシンボル「政治運動〜」とあり、説明も書いてくださっていましたが、基本的な質問です。
サビアンシンボルが意味する部分が苦手、もしくは、人生の中で意識しておかないと身につかない部分である、と考えるのでしょうか?
実はどの説明も、何だか耳が痛いなぁ、もっと楽に生きたいのになぁと、とっさに感じたのです(笑)

③恋愛、結婚に良い時期を書いてくださってましたが、どういう分野、行動が繋がるかなどは分かりますか?
ちょうど今も出会いの良い時期とのことですが、kararas様以外に良い整体師さんと出会えましたし、癒しの部分では気づくところがあるのですが、恋愛、仕事では、これが良い時期か。。。と思ってしまう状況です。

質問は以上になります。

仕事については、目の前の仕事を色々と考えずに取り組んでいく。続けることで自信はつくでしょうし、より自信をつけていくためにも、細かく目標設定。クリアしたら自分を褒めて、また目標設定。それを続ける。
それが、対人関係や恋愛関係に良い影響を及ぼす。
すぐ悪い思考(妄想)に捉われ、頻繁にやる気を失ったり、戻ったりしていますが、頑張りたいと思います。

また長くなりましたが、以上です。
お手間お掛けしますが、よろしくお願いいたします。



【kararasよりの回答
※紫字が回答文です。

①海王星と火星を良い方向で使用することで、対人、異性関係の問題を克服できる可能性がある、とのこと。
海王星については、今の仕事は星が示す分野に関わっているので、頑張ると良い。
火星については、行動的な人と交流するか、スポーツをするなど。
正直言いますと、子供の時からスポーツは大の苦手です。休日もお昼寝してしまったり、家にいることが多いです(笑)
それでも、3年ほど前から、心理学を学び始めました。自分を見つめるための講座や感情を解放するワークなどに参加したりしています。色々と気づきがあったりで楽しいのですが、この趣味により積極的に参加することでも、海王星(癒し?)と火星(積極的に参加)を使うことになりますか?この趣味を突き詰めていくことは、私の星に合った方法だと思われますか?
また、仕事に関してなぜかこれを書き忘れたのですが、医療関係の国家資格を持っています。しかし、その分野で働くことよりも、今の仕事への興味が大きく、今に至ります。実は資格を使うことで発生する責任を負いたくなくて、色々理由をつけて今の仕事をしているのではないかと自分を疑ったりすることもあります。 

海王星にはそもそも医療という意味があります。火星には外科という意味があります。Mさんのご専門はもしかして外科や産科系でしょうか(はずれていたらすみません。ただ、そんな感じがしました)?火星のサビアンシンボルは「広い公共の公園」。努力したものに対して恩恵を受け取れるというものです。国家資格の取得には相当なご努力をされてきたのではないでしょうか。そちらの恩恵は受けていただけるものなのかと思います。もちろん即お仕事にする、というのも難しいのかとは思いますが、何かしらの形で使っていただくのはよい方向なのかなと思います。
Mさんは海王星を使うことで、むしろ精神的にも安定する可能性が広がるように思います。

この火星は太陽と90度のハードアスペクト・鑑定で触れさせていただいた海王星とのハードアスペクト、ASCとのハードアスペクトもあり、ご職業にされた場合もそれなりの困難・また特にご自身の思考パターンとの葛藤も予測されます。 M様のASCは蠍座。医療関係(精神科・泌尿器科・産科・外科)リサーチ関係、工芸家、プロスポーツ、闘争的な仕事、科学者、心理学者などが含まれます。医療系、心理学に関わりがあるのもうなづけます。またお相手の分野として現れることもあるかと思います(外科医など)。

火星・海王星の良い方向での使い方についてですが、スポーツといった分野の代わりに外科のお医者様のサークルやその分野での活動(お仕事にされないまでも資格があることを生かして世のためではないですが、ボランティアなどの活動をされる)などは考えられないでしょうか。心理学の勉強ももちろんよいと思います!

内にこもると必要以上にあれこれ考えてしまうと思われるので、家にいたいな〜・・・と思うときでも、予定をたてて外に出ていただいたほうがよいのかなと思います!


②金星のサビアンシンボル「山の聖堂〜」、水星のサビアンシンボル「オカルト〜」、太陽のサビアンシンボル「政治運動〜」とあり、説明も書いてくださっていましたが、基本的な質問です。
サビアンシンボルが意味する部分が苦手、もしくは、人生の中で意識しておかないと身につかない部分である、と考えるのでしょうか?
実はどの説明も、何だか耳が痛いなぁ、もっと楽に生きたいのになぁと、とっさに感じたのです(笑)

ホロスコープやサビアンシンボルはとても明白に人生に出てくるものです。こちらはMさんの人生の課題や命題のようなもので、そういった命題から逃げていても、運命は強制的な形でこの命題を気づかせるというかそういったことが起こると思われます。もっと楽に生きたいな〜と思ってらっしゃるMさんとは思うのですが、M様にはある役割があるというか、サビアンの共通なメッセージは、目標をたててそれに向かっていくことが必要といっているのではないでしょうか。


③恋愛、結婚に良い時期を書いてくださってましたが、どういう分野、行動が繋がるかなどは分かりますか?
ちょうど今も出会いの良い時期とのことですが、kararas様以外に良い整体師さんと出会えましたし、癒しの部分では気づくところがあるのですが、恋愛、仕事では、これが良い時期か。。。と思ってしまう状況です。
質問は以上になります。
仕事については、目の前の仕事を色々と考えずに取り組んでいく。続けることで自信はつくでしょうし、より自信をつけていくためにも、細かく目標設定。クリアしたら自分を褒めて、また目標設定。それを続ける。
それが、対人関係や恋愛関係に良い影響を及ぼす。
すぐ悪い思考(妄想)に捉われ、頻繁にやる気を失ったり、戻ったりしていますが、頑張りたいと思います。

M様のお相手は火星的な男性を外しては考えにくいのですが、お仕事としては火星の分野は火・熱・エネルギーなどに関わるもの、スポーツ、大工、軍人、警察官、機械や機器に関わるもの、医療では外科などが当てはまります。この分野での人物に出会えるような機会を増やしていただくことはよいと思います。

この火星は5室の支配星でもあり、趣味娯楽・子供に関連した何かを通して縁が生まれることも考えられます。

また7室支配星の金星(エリアは鑑定文にもございますが、芸術・美しいもの全般・化粧品・宝飾・アクセサリー・花・園芸・金融・芸能など。)こういった要素を持つ人物とのごく近場でのコミュニケーション、何かの学び、近場での旅行、ネットでの交流などを通して出会うことも考えられます。
今の時期(20158月初め~10月初め2016年〜2021年ではよい時期といっても意味合いが異なります。今の時期は非常に短いスパンでの良い時期となりこの時期何かを始めたり人にあったり(特に今はお家にこもらないほうがよいかと!)することはよいことです。上記でご説明させていただいた分野の活動はもちろんよいと思います。具体的にいいことがあるというよりも、これからにつながるよい出会いやつながりが産まれやすい時期となります。

2016年以降はお仕事や恋愛関係でいわゆる良いこと(結婚など)・発展が見られる時期と思います。

201710月中旬くらいから20202月くらいまで。この時期にはP海王星がN火星、ASCとよい角度を作ります。

と、鑑定分でご説明させていただきましたが、この時期はお仕事に関しても明らかに改善が見られると思われ、火星-海王星ライン(医療関連)をお使いになる選択をされても、スムーズに事は運ぶのではないかと思います。

以上です。いかがでしたでしょうか。Mさんの今後を私も陰ながら応援させていただきます!
頑張ってください〜。 


・・・・・・・

M様、いかがでしたでしょうか。
今後の人生やお仕事を考える上で、少しでもお役に立てば、私たちも何より幸せです。

今後の、そして今リアルタイムである良き導きを受け、M様が幸せになられること、お祈り申し上げます。



★★★★★★★★

2015年9月26日土曜日

東京鑑定の予告

このところプレゼント鑑定のフォロー作業に回っていて、うっかりしていたのですが。

一カ月ほど後に、東京鑑定を行います。

ただ、まだ会場が完全に確保されておりませんので、予約受付を開始することができません。

ですが、日程は

10月30日(金)~11月3日(水)

の5日間です(11月3日は祝日です)。

おそらくですが、セッションの会場はすべて東日本橋になると思います。


予定通り会場の確保ができましたら、10月1日の午前中にはご予約の受付を開始致します。


満月メッセージ 9/28

明後日、11時50分が正確な満月です。


チームや集団の中での自分。
集団意識との交流。

そのような新月の流れの中で、この満月期には、ある枠を越えようとします。

集団の中での自分は、必然的に二つのことを引き起こします。

自分以外の情報(存在や考え)がたくさんあるの中で、改めて自分というものが等身大に見えてきます。
世の中には自分よりも優れた存在が数多くあり、またまったく違った価値観も多数存在しているからです。
今まで一つのものしか見ていなかったとすれば、ABCD…と多くのものを知れば知るほど、自分が今まで抱いていたものはただ一つのものではないと知らされます。

そこに改めて自分というものがはっきりと浮かび上がってきます。
そうすれば、その枠を越えたいと思うようになります。

ただ、一方でもう一つのことも起きます。
それは純粋に今まで自分が抱えてきたものを捨て去るのではなく、そのものをさらに消化させようとか、高みに引っ張り上げようとかするのです。
多くの存在の中にある自分。

それも決して無価値ではないし、純粋なあなたなのです。
しかし、今のままでは自分が満足できなくなる。
そのために自分の枠を越えようとします。


この中で、自分の中にある〝核〟をさらに輝かそうとする人もいます。
名刀を鍛え上げ、研ぎ澄ませるように。

また多くの人の中に、自分の持てるものを分かち与える人も出てきます。
そうやって与えることで、自分にもまた新しいものが満たされてくるからです。

知識を与えること、あるいは与えられることにも関係が深い時です。

師を待つ人、準備の整った人は師を得るかもしれません。
逆自らが師となって、新しいビジョンを人に与えるのかもしれません。

この満月期には、多くの人が何かに熱中し傾注します。
それはもう狂おしいような傾きです。

いろいろな場所でそれが起きますから、権利の主張やそのぶつかり合いも起きます。

対極なもののぶつかり合い、せめぎあい。

その大きなエネルギーの中で、新しい創造が行われます。


あなたの心に沸き立ってくる熱、差し込んでくる光。
そんなものに敏感になってください。



日本では調和的・調整的な動きが活発になります。

調和の働きは、そもそも相容れないものがあるからこそ必然的に起きる動きです。

この満月の際立った対立は、思想や精神の働きが強まりますが、日本はその葛藤の中で調整役を果たす場合もあるでしょうし、全体の動きの中でこの調和を求める機運が高まってきます。


日本に限定されませんが。

このチャートでは、女性や子供といった弱者のことが際立ってきます。

お子さんをお持ちの方は、日常生活の安全に今一度注意なさってください。

このチャートはアジア全体、また南のほうや、中東(とくにイラクあたりの経度)に強く働きかけ、ヨーロッパもかなり強い影響を受けます。

地震などの災害的なものも、顕著に出る可能性があります。
(日本は若干、これとは外れているように思いますが、地震以外にもこのところ頻発している火山活動など目立ったものがあるかもしれません)






2015年9月25日金曜日

粛々と

次の満月が近づいている……

そして私にとって、結構大きな山となる月まわりがやってきました。

27年前の同時期は、精神的にどん底に落ちた時期でもあります。

今回は同じようなことが起きるとは思えないのですが、すでにいくつか兆候があります。

それらはそう悪いようなことではなく、家や家族に関しての整理・調整・快癒などに関しています。

今の段階でこの期間中に確定的に起こること、行われることが、そういった面で二つある。

が、果たしてこの程度のことで終わるのか?

そこへもってきて、この満月。

同じような配置はめったに生じない。
やや近いものは2013年3月や2012年3月にありましたが、今回ほど影響が大きそうな満月ではない。

インパクトから言えば、2011年9月末の新月か、2012年6月の新月くらいか?

2011年9月といえば、そのころ何があったとか、あまり明瞭な記憶がないのですが。

しかし、その年の9月といえば、のちに講座の生徒さんとなる空さんが、わざわざ岡山にまで鑑定に来てくださったり。

自分の周囲にいろいろと変化の兆しが見え始めていたころだったかもしれない。

2012年6月の新月では、その数日後に父が他界……。


ま、人の生死がチャートに結論として出るような話ではありません。

たんに流れの中で何があったかということですが。

とにかくそろそろ、これから、非常に密度の高い3カ月ほどになりそうです。

しかし、27年前の出来事のリプレイにはならずに済みそう……いや、そうであってほしい……そうならないかな……(笑)。

同じことを延々と繰り返すのが人間ではなかろうし。

粛々と日常を生き、なすべきことをなし。

次の準備を整えていきたい。

何があっても受け止めて。

ただできることを。



2015年9月24日木曜日

こころ様のプレゼント鑑定

本日はプレゼント鑑定第5番目 こころ様の鑑定記事をUP致します。

こころ様、大変お待たせいたしました!

鑑定士はすずらんセレスさん、ZEPHYR占星術講座2期卒業生です。




ご依頼人・こころ様

【ご依頼内容】

「 結婚の時期・自分に自信を持つためには何が必要か 」

今のままではだめだと言われ続けてきたためか、自分に自信が持てないままこの年齢になって
しまいました。人間関係(特に恋愛)に臆病な自分に何かアドバイスがあればお願いします。




【こころ様の鑑定】 鑑定士・すずらんセレス

こころさん、はじめまして。すずらんセレスと申します。
当選が決まってから大変長くお待たせしてしまい、本当に申し訳ございません。
鑑定をさせていただくこと自体まったく初めてで、言葉が拙い点も多々あるかと存じますが、精一杯書かせていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。

では、まず、こころさんの出生チャートから読み取れる、基本的な性格に関することからお伝えしてまいります。
全体的に見ますと、ジェンダー、クオリティ、エレメント(12星座の区分けのいくつかの種類)のいずれにも大きな偏りがなく、能動性・受動性、活動性・持続性・柔軟性、情熱・現実性・理性・感受性をバランスよく兼ね備えていらっしゃることが伺えます。
また、天体の並びが広範囲にさほど偏りなく広がっていることから、どちらかといえば公私を問わず様々な事柄に関心をもち、常に何らかの活動をなさる傾向にあるのではないかと思われます。これと関連して、「小三角」という配置がいくつも連鎖してつながっているという特徴を挙げることができます。ホロスコープの円の中に六芒星を描いたとすると、その6つの頂点のうち5つに天体が乗っかっている状態です。この配置は、全体的にはバランスの良い運勢でありながら、天体が欠けている1つの頂点の位置が示す運勢のアンバランスさや不安定さが際立つといわれます。しかし、その欠けの位置に進行や経過の天体が巡ってきたとき、強力なエネルギーの回る環が完成し、宿命的な運勢の流れが起きるともいわれています。こころさんの場合は、その位置が対人関係や契約、結婚等を示す7ハウスの入口にあたるため、結婚は単純に吉凶では括ることのできないような宿命的な色合いを帯びたものになるとみられますし、7ハウスの配偶者という存在があってこそ完全なものになる人生と言えるかと思います。

また、土星と月を除く「天頂周辺にある個人天体群」と「天底周辺にある土星外天体群」との間で、天体群どうしが全体的に対峙するような配置となっているところも注目すべき点と思います。土星外天体群はすべて逆行していますので、専門性をきわめ理想や希望に向かって仲間とともに社会で活躍することを志向するこころさんに対し、こころさんの私生活に存在する諸々の条件が時に立ちはだかるような恰好になり、それらと向き合って乗り越える、又は宿命を受け入れるといった人生上の課題にいつか必ず行き当たることになるような全体構造、というふうに読み取れます。

その中で、総合的な本質を表す太陽は10ハウス牡牛座に在り、10天体の中では天頂にいちばん近い所に位置しています。1ハウスの支配星でもありますし、仕事・職場を表す6ハウスの入口と非常に良好な位置関係を強く結んでいます。この配置から、人生全般として、金銭、五感を満たす物、あるいは土地とか農地の所有・維持管理といったことに関わる仕事に長期的に取り組む生活を営み、それをご自身のアイデンティティとし、周囲からもそのように認識される運勢であろうということが想定されます。もしかしたら、そこには何か強い信念も伴っていらっしゃるかもしれません。
但し、この太陽は1ハウス獅子座に在る土星(及びアセンダント)、4ハウス蠍座に在る天王星(7ハウス支配星)との間で、強い葛藤や矛盾、困難を意味する複合的な配置を形成しています。
土星は自己完成にかかわる天体ですが、獅子座に位置した場合、本来のエネルギーが損傷し、やや弱った状態となります。そこに7ハウス(対人関係)と4ハウス(家族)に関わる天王星から横やりを入れられる配置となっており、「家族や周囲の人間から否定される」という形で人生の中に現れていた、と考えられます。身近な人たちからずっと認めてもらえないのですから、自信を持ちたくても自分の長所や美点など見当がつかないのは無理もないことと思いますし、心の傷も相当なものとお察しします…。土星の配置が意味するものは、これまでのこころさんの場合、身近な人間からのダメ出しを真面目な性格ゆえにまともに受け止めすぎてしまって弱りやすい自我のことかと思われます。しかも、アセンダントもこの複合的配置に関わっていますので、パッと見からして周りの人々にそういった真面目で物憂げ、あるいは地味な印象を与えていることが考えられ、もしかするとそういう部分でも損をされているかもしれません。

また、天王星の配置が意味するものは、情が濃く一体感を求める雰囲気が強い、あるいはアンダーグラウンドとか秘密主義といった色合いを帯びたような、いわゆる普通とは違った面がみられる「ルーツとなる居場所」、生育環境やご自身が築く家庭といったものです。天王星は蠍座に位置するとエネルギーが高まった状態になりますし、「風変わりなもの」「個性的」「独創性」「最先端」「変革」「宇宙」「電波」などといった意味を持ちますので、もしかするとそのような背景をもつご実家で、こころさんの控えめで常識的なお人柄がどこか否定されてしまうようなことがあるのでは、とも読み取れます。
先に述べたように、天王星は7ハウスの支配星ですし、7ハウス自体が他のハウスに比べて狭いので、結婚後の家庭生活が旧来の一般的な形には必ずしも囚われないものになる可能性もあります。これらと先に述べた社会生活が三つ巴となり、古き良きものを大切にしたい真面目な自我は居場所と社会生活との両方に葛藤や矛盾を抱え、居場所と社会生活との間には緊張とか衝突、あるいは足りない面を互いに補い合う関係性がある、という構造になっています。
とはいえ、土星のもつ性格は「勤勉さ」「謙虚さ」「常識」「責任感」「根気」「安定感」として人生をしっかりと支えてくれるもので、こころさんの立派な長所ですから、無理に変える必要は全然ありません。おそらくは大器晩成タイプの方で、年齢を重ね目標が達成されると、しだいに落ち着きと風格を備えた温かい包容力のある性格へと変わっていく可能性は十分ありえると思います。

また、太陽と並んで全般的な運勢の基礎となる月は、12ハウス蟹座に在り、本来備わったエネルギーを発揮しやすい位置にあります。感受性がたいへん豊かで、喜びや楽しみを満喫できる一方、ストレスも人より強く感じてしまう…というようなところがあるのではないでしょうか。この配置は、幼少期や感情、感受性、満ち欠けする変易性、母性といったものが、家族のような小さい共同体を背景に、世間から隠されたものや目に見えないもの、曖昧さといった性質を伴って表れることを意味しています。具体的なキーワードとしては、障害、秘密、潜在意識、奉仕活動、慈愛、同情心、等が考えられます。なお、「私生活や本心、内面が隠れる」という意味もあります。
こころさんの1ハウスの土星は現状では自我に対して抑制的に表れているとも読めますので、そのことと併せて考えると、今のところ12ハウスの月は、気の迷いや気の弱さ、流されやすさ、自分のなさとなって表れていると思われます。加えて、5ハウス射手座に位置する海王星とは、同じような高い感受性をもつ天体どうしながら「立ち位置的に共通要素が無いので共感はしにくいのだけれど、どこか気になって仕方ない」位置関係にありますので、結果として恋愛への気の迷いが生じ、こころさんご自身が「特に恋愛関係に臆病になってしまう」と感じていることと符合する部分があると思います。

MCは牡羊座にあり、10ハウスに太陽があることも併せると、家庭の外で働く可能性が高いと思われますが、太陽のある牡牛座、月のある蟹座は両方とも女性的な性格の星座ですし、先に述べた土星の性格もお持ちですので「言われたことに忠実に、地道に働く」というようなことになりやすいと思います。じつはこの感受点は前世からの課題を表すサウス・ノードと重なっており、対極の4ハウスの入口には前世から持ち越した良い因縁を表すノース・ノードがあります。輪廻転生という見方に立つとすれば、良き因縁で結ばれた人と共につくる家庭を基盤として、ときに人間関係等の困難を乗り越えながら社会活動を継続していくことを今生での課題としている、と見ることもできます。


ということで、既に恋愛・結婚に関するポイントがいくつか出てきていますので、まずはそちらから見ていきたいと思います。

【結婚の時期】
昨年5月から進行の月が出生の5ハウスを運行中で、今はまさしく恋愛への関心が強まる傾向の時期にいらっしゃるので、その先々を考えて、このようなご質問をいただいたのかな、と想像しております。
ある程度生きていれば、人には必ず人生上で重要な良い出来事――例えばライフワークや結婚など「一生ものの関係」につながる良い導きが起こりやすい時期がたまに巡ってまいります。
それは、進行の月が出生の太陽又は進行の太陽とたいへん良好な関係を結ぶ位置に巡ってくる時期のことなのですが、最も近い未来では2016711日頃~922日頃(特に効果が強まるのは723日頃~910日頃)がその期間となります。

この期間、同時に、一生ものの関係へとつながっていく出来事が起こる可能性が高いのではないかと思われる象徴的な天体の配置が3つ見られます。
●進行の太陽が出生の冥王星(3ハウス在室、4ハウスであまり表に出にくい状態になっている蠍座の支配星)とたいへん良好な関係の配置を形成しています。この配置は2014724日頃から2017910日頃の3年余りにわたって続いており、特に関係が強まるのは2015131日頃から201733日頃にかけてです。その間に、こころさんの人生の目的に対し、思考、精神活動、コミュニケーション、きょうだい、近距離旅行、家庭生活といったところから、非常に大きな変化の機会、もしくは宿命的な出来事による働きかけがあるものと思われます。冥王星のエネルギーを進行の太陽が受ける形となり、関係は良好ですので、力の表れ方は比較的スムーズとみられます。心身にそこまで大きな抵抗を感じることなく、その時期が過ぎて振り返ってみれば、全体的な人格や人生の目的がいつの間にか大きな変化を遂げていた…ということになりそうです。こころさんのチャート上、4ハウスの中に埋もれている蠍座は人生初期の段階では生かされにくい状態だったのですが、進行の太陽が蠍座の支配星である冥王星とこの良好な配置となることで、蠍座が生かされやすくなり、家庭などの「ルーツとなる居場所」に関する情報が改変されると読み取れます。すると、将来の結婚へも結びつきやすくなると考えられます。
10ハウスにある出生の太陽、進行の土星(出生チャートでは1ハウス、進行チャートでは2ハウスに在室)、進行の天王星(出生チャートでは4ハウス、進行チャートでは5ハウスに在室)の3天体によって形作られる配置です。この配置は2015716日頃から2018615日頃まで続きます。この位置関係から考えられることは、おそらく社会活動又は人生の目的(太陽)、自我又は仕事の収入(土星)、ご実家又は思い描く結婚後の家庭像、あるいは恋愛、趣味・娯楽(天王星)なのではないかと思うのですが、とにかく、その辺りの事柄どうしが互いに葛藤を起こすような時期であることを示している可能性が考えられます。
201679日頃~914日頃に、6ハウスを通過中の進行の月が出生のアセンダントと出生の木星(11ハウス在室、5ハウスの支配星、9ハウス(恋愛の運勢を示す金星と火星が在室)の副支配星)との間に宿命的なものを示す位置関係を結ぶ地点を通過します。これは、その時期、職業人としての立場から恋愛も含めた人生の理想・願望にどう折り合いをつけるか、といったところで、こころさんご自身ではコントロールしがたい要因によって、受け入れるしかなくなるようなことが起こる可能性を示している、と考えられます。もしかすると一時的に体調不良に見舞われる可能性もありますので、この時期は少し気を付けてみてください。
これらの配置が示す意味を考え合わせると、2016年の初秋までには「一生ものの関係」につながる条件について、まず人生の目的や社会生活の面からの整備が始まりそうな運勢と申し上げてよいかと思います。
ただ、ここまでの流れはまだ序章で、その後の展開への下地づくりにすぎないと思われるのです。

2016年半ば~20188月頃までは、こころさんの仕事の運勢を司る6ハウスを進行の月が通過するため、こころさんの関心が仕事に対して、通常の時期より強く向くようになると思われます。その状態のところに、経過の冥王星と進行の月が重なって出生の月と緊張関係の配置になったり、進行の月が出生の太陽と非常に良好な関係の位置に巡ってきたりします。よって、仕事上で何か精神的にすごくピリピリするような時期があったり、新規契約や開店、昇進・抜擢・異動といった仕事における「一生ものの関係」が生じるきっかけになる出来事が起きたりするような、動きのある運勢になる可能性があるとみられるのです。その運気の流れが落ち着くまでは、しばらく様子を見ながら、じっくりとご自身の本心を確かめ、結婚に向けての覚悟を固めていかれる方が良いかと思います。

そして、いよいよこの後、2018年夏から3年半にかけて、愛情や結婚に関連する天体どうしが、次々に良好な配置を形成していきます。以下、順に並べてみます。
    進行の月が7ハウスに在室:2018830日~202041
興味関心が対人関係、結婚、契約等に向きやすい期間です。
    経過の木星が出生の金星と非常に良好な位置関係:2018129日~1222日(特に効果が強まるのは1211日~1220日)
愛情、娯楽等に非常に良い運が巡ってくる期間です。しかも経過の木星(金星がある9ハウスの副支配星)は自らが支配する5ハウスに来ていますので、恋愛関係の意味合いがたいへん強いものと思われます。
    進行の月が進行の太陽と非常に良好な位置関係:2019422日~716日(特に効果が強まるのは57日~71日)
「一生ものの関係」への良き導きがある期間です。進行の月は7ハウスに来ていますので、結婚につながる何らかの出来事に遭遇する可能性があります。
    経過の木星が出生の太陽と非常に良好な位置関係:20191217日~1229日(特に効果が強まるのは1220日~1227日)
人生全般へ非常に良い運が巡ってくる期間です。経過の木星は6ハウスの入口に来ていますので、仕事や職場に関する何らかの好転があるかもしれません。
    経過の木星が7ハウスに在室:202118日~2021420日、2021824日~1210日(うち824日~1018日は天体逆行期間)
対人関係、結婚、契約等に何かと幸運が巡ってきやすい期間です。

なんと! これだけ多くの配置が、畳みかけるように連続して形成されていきます。
それに、そもそも①の始まりは、先に述べた「六芒星の一点欠け」を埋める位置に月が巡ってくることです。これをきっかけに、結婚に向けた宿命的な運勢が動き出し、出来事がスムーズな形で連鎖していく可能性は十分高いものと思われ、実際にご結婚されるとしたら⑤の期間である可能性が最も高いように思います。
この時期、結婚への障壁になりそうなのは、外的な条件よりもむしろ、こころさんとお相手の方の内面の問題かと思われます。20184月~20215月頃は進行の太陽が出生の海王星と正面から向き合う配置となり、内面や運勢の不安定さがいつもよりも増す暗示があります。この期間、こころさんご自身、そしてお相手の方が、各自の内面にある優柔不断さや心の弱さと向き合い、恋人関係からのステージアップを強く決意し、自ら選択していくことが必要になるのではないかと思います。
ですから、今年とか来年でなくて少しガッカリかもしれませんが、あと3年、20188月までは「結婚するつもりで、仕事と家庭生活との折り合いに関心を向けながら、人生の目的を見直して整理していく時間」とお考えになることをお勧めしたいと思います。
また、念のため申し添えますと、良き導きのある期間に、何故か物事や人間関係が壊れるといったことがあるかもしれません。しかし、それは大局的な観点から、先々に用意されている良い流れに乗るためにはそのタイミングで終わらせておいた方がよいということもあるからですので、悲観的になったり無理に繋ぎ止めようとしたりすることはなさらない方がよいかと思います。

では、次のご質問に移ります。

【自分に自信を持つためには何が必要か。人間関係(特に恋愛)に臆病な自分に何かアドバイスがあればお願いします。】
    女性としての魅力を磨きましょう。
出生の金星は牡羊座で逆行しており、傷ついた土星の自我と併せて考えると、ご自身の魅力への自信のなさや、愛情に関しての積極的な行動がとりにくい、といったことにつながっていると思われます。ファッションやお化粧について、美的なセンスのある方に相談なさって、女性としての魅力をご自分でも納得できるくらいに磨いてみてはいかがでしょうか。美容師さんにお任せして似合う髪型にしてもらうとか、美容部員さんにお化粧の相談、お洒落と評判のご友人に服のコーディネートの相談をなさるのも良いでしょうし、専門家によるパーソナルカラー診断や骨格によるファッション診断も役立つかと思います。余談ですが、私も以前、パーソナルカラーリストの方に個人診断をお願いしたことがあり、それ以降、自分の顔かたち・雰囲気に合った服装とお化粧をするようになったら、「なんだか前より垢抜けたね」と周りからも好評で、自信もつきました。自分で自分に対して抱くイメージと服飾へのセンス・知識に長けた人の見立ては異なる場合もよくありますので、上に挙げたようなことを是非お試しになって、生まれ持った女性としての魅力を大きく花開かせてあげてください。

    神経を緩めて「和みモード」になれるものを持ちましょう。
こころさんのホロスコープの特徴として、ご自身ではコントロールしがたいものを表す複合的な天体配置が2つあることが挙げられます。その両方に関わるのが5ハウス海王星と10ハウス水星の「立ち位置的に共通要素が無いので共感はしにくいのだけれど、どこか気になって仕方ない」位置関係です。以下、(1)(2)でそれぞれ説明いたします。
(1)  この2者間では海王星のエネルギーを水星が受けて働くということになるのですが、水星が支配している3ハウス(思考・精神活動、コミュニケーション、初等教育などを表す)には天秤座のところに冥王星があり、水星と前述の「どこか気になって仕方ない」位置関係を結んでいます。つまり、10ハウスの水星は3ハウス天秤座冥王星と5ハウス射手座海王星の両方からエネルギーを注がれることとなり、社会活動と恋愛関係・パートナーシップの板挟みの中、まとまらない思考を延々と繰り返すようなことになってしまう可能性があるのです。冥王星には徹底的とか白黒はっきりつけたがるといった性質がありますので、明確な答えが出るまでは膠着状態になってしまいやすいのです。
(2)  5ハウス海王星と10ハウス水星、12ハウス月(冥王星とは葛藤の位置関係)との間にも同じく「どこか気になって仕方ない」性質の位置関係が形成されています。こちらの場合は月が海王星と水星、さらに冥王星からのエネルギーを受けることとなり、恋愛について気の迷いが尽きないにも関わらず、社会的な立場からもさらに考えすぎることになってしまう可能性が考えられます。
以上のことから、こころさんは人生全般に対してもですが、特に恋愛に関して、神経が擦り切れるほどに考えすぎた結果、もしかすると欝々とした表情になったり、発する言葉がときに刺々しくなってしまったりというところがおありではありませんか? 他人の責任範囲のこと、過去のこと等、考えても仕方のないことは沢山あります。お気楽で力みの抜ける「和みモード」の状態になれるものを手元に置いておいて、不毛な思考のドツボにはまりそうになったら使ってみるのもいいかもしれません。他人の言うことを真に受けて、そんなに悩まなくてもいいのです。お笑い・演芸関係やお好きな趣味の書籍・DVD、マッサージ用品やヒーリングBGM等の癒しグッズ、ゆるキャラグッズなど、おすすめです。

    家で過ごす独りの時間をどうぞ大切になさってください。
月が12ハウスに在室していますので、人より繊細で敏感な感受性をお持ちかと思います。ついつい本心や私生活を隠してしまうようなところもあるのではないでしょうか。そんなこころさんには、人の影響から離れて緊張を解いて、心静かになれる環境でご自分の本心を確かめる時間と経験を積み重ねることが、自信を持つためには最も必要と思われます。
こころさんの今回の人生の学びで重要なのは、ご自分をあるがままでよいと肯定できること、自分を大切に思えるようになること、自分を愛することなのではないでしょうか。この世に生まれてきたということ自体、世界や宇宙や、神様みたいな大いなる存在が愛してくださっているし、既に存在を認められているということなのです。
それが腑に落ちるまで、快適な空間でリラックスする時間を一日一回はご自身に与えてあげてください。意識化・習慣化できるように、毎日の予定としてあらかじめスケジュールに組んでしまうくらいの方が良いかと思います。本心を解き放つのが目的ですから、どうぞご自分に正直になって、人には言えないようなこともどんどん口に出したり書き出したりしてOKです。感情エネルギーは溜まると身体症状や情緒不安定の原因にもなりますから、できるだけ小まめに身体の外に出してあげましょう。睡眠時間を長めに確保して神経を休ませることも大切です。要するに、人に頼らずとも心の安定を保てるような生活習慣をつくるのです。そうすれば、心身の健康を保って日常生活を元気にこなすことが出来ますし、次第に「他人の言うことに振り回されないで、ご自身の本心に基づいて考え、行動する状態」=自分に自信を持った状態 へと変わっていけることと思います。
こころさんの月のサビアンシンボルは「雌鳥が雛の餌を見つけるために土をほじくっている」。希望を実現させるために適した手段を探す、という意味があります。ご自分の本心を確かめる中で、もし心からやりたいことが出てきたら、たとえ100%でなくても実生活の中で実現させる方法をご自身で考えて、実行してみてください。これは社会活動と家庭生活・パートナーシップとの折り合いをつける方法を考える際にも有効かと思います。
併せて、こころさんの月が持つ本心を大切にし、自分を許し愛することは、それだけで幸せに近づけますし、恋愛・パートナーシップにおける男性との関係性を好転させ、パートナーになり得る人との縁を得やすくなることにもつながっていくのではないか、ということを付け加えたいと思います。

    過去の失敗や精神的な痛手の記憶が、自信を持つことへの妨げになると感じられるのであれば、クリーニングをしましょう。
意識のクリーニングには様々な技法がありますが、なかでもホ・オポノポノは日常生活に取り入れやすく、師匠のZEPHYR先生も推奨しています。「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」というシンプルな4つの言葉を唱えることと、青いガラス瓶があれば作れるブルーソーラーウォーターを飲むこと、この2つだけで十分可能ですので。意識の中のマイナスなエネルギーの蓄積をお掃除してゼロに戻すと同時に、心をやわらげ、ありのままの自分、ありのままの他人、ありのままの世界と調和し、本来のエネルギーを生かしやすい体質に変えていく効果があります。但し、焦って必死になってやると効果が出にくいので、毎日少しずつ気楽に続けてみてください。

    もし親御さん、特にお父様との関係が良くないのであれば、関係改善に向けて行動しましょう。
お父様を表す太陽が、こころさんの自我を表す1ハウスの土星と葛藤・困難を表す位置関係にありますので、お父様との関係がすんなりといかないのではないかという感じがいたします。そういう状態ですと、人生全般にも事がスムーズに運びにくいとか、結婚生活では(太陽は夫のことも表しますので)夫との関係が良くないということにつながっていきます。お父様との関係の改善は、人生全般の運勢向上に役立ちますので、ぜひお勧めします。もし会うことが既に叶わない状況にあるとしても、心の中で、今現在の大人となったこころさんとしての視点から、もう一度、お父様の人生をたどってみましょう。そのとき、今まで持ってこられた「こうあらねば」的理想論は脇に置いて、感性を開いてお父様の心情を追っていってみてください。12ハウスの月と太陽は良好な位置関係にありますので、その方がお父様のことを理解しやすいのではないかと思います。それをなさると、人生やパートナーに求めるものへの新たな視点が得られ、こころさんの人生にとって有用なものとなると思われます。

    もし余裕があれば、メンタルヘルス関係のことを勉強なさってみてはいかがでしょうか。
これは、先に述べた冥王星を逆手にとって生かすための手段にもなり得ると思われます。冥王星と9ハウス魚座火星との間にある位置関係を「容赦のない動機付け」という意味で使うことができる可能性があり、いざ取り掛かってみれば意欲がどんどん湧いてくるのではないでしょうか。ご自身が自信を持ちづらかった理由と解決策、部下や後輩の育成、パートナーシップ、子育て等の人間関係全般の改善をカバーできるものでもあります。ときには耳が痛いと感じられるようなこともあると思いますが、今後へと大いに役立つ知識が得られるはずです。書店や図書館に行けば易しい入門書がいろいろとありますので、機会があったらご覧いただけると良いと思います。

自信とは、他人から何と言われようと、ときには具体的な根拠すらなくても、自分が「私は大丈夫」「私はこれでいい」と思えれば持てるものです。その基盤となるのは幼少期に適切な愛情を十分感じて育つことですが、その辺りの運勢が厳しい状態ですと、どうしても自信を持ちにくいまま大人になる場合が多いかと思います。こころさんの出生チャートでは1ハウスが平均的な幅よりも狭く、獅子座の中にすっぽり収まっていますので、幼児扱いで可愛がってもらえる時期が何らかの理由で世間の平均より短かったのではないかと推測され、ここからも自信を持ちにくい運勢であることが伺えます。
でも、どうかご心配なく。人は何歳からでも気づいてやり直すことができます。何歳からでも成長することができます。
ホロスコープが示す運勢は、絶対的なものではなく、あくまでも「このような可能性が高いですよ」というものにすぎません。厳しい運勢を示す配置も、人生にずっと表れるものとは限らず、現実のものとして一度表れて消化してしまえば、その後はもう同じことを繰り返すことはありません。
ですから、人生経験を順当に積み、経験からその都度教訓を学んで身につけていれば、年を重ねるにつれて、厳しい運勢に対する耐性ができ、いくらかは生きやすくなってくるはずなのです。
それに、努力やつらい局面を乗り越えた経験は必ず、人生のどこかで役に立つと思います。天体配置が示す厳しい運勢でさえも、心構えと努力次第で乗りこなしていくことは可能であると、私は信じています。

では最後に、こころさんの太陽のサビアンシンボルについてご説明します。
「開いた墓での未亡人」
未亡人になるという意味ではありませんので、ご心配なく。そういうことではなく、「古い束縛から解放されて、自分の足でより大きな可能性に向かって歩きだす」ということを意味します。これが、こころさんの人生全体のテーマを表しています。ここまで長く綴ってきた内容が、この一言に凝縮されているような気がいたします。
ホロスコープのチャートはその人が思い描いた今回の人生のプランニングです。おそらく、幼いころから否定され続けるという苦しい経験や、それによって自信が育まれないまま現在の年齢まできたことさえも、崇高で勇敢な魂が選んだことで、その過程を経ること自体に大きな意味があったはずです。神様のような大いなる存在は、そんなこころさんのことをきっといとおしく思ってくださっていることでしょう。そして、7ハウスの天体が欠けた状態の出生チャートは、そこを埋め合わせることで、人生をより完全な状態に導くためのご自身の魂の計画で、きっと、あなたにふさわしいパートナーがこの先に待っています。その方と結ばれることで、この先の人生に大きな喜びを得られるのではないかと思います。
どうか、これまで縛られて不自由な思いをしてきた様々なものから解放され、ご自身の意志で向かいたい方向へと歩んでいかれますように。


鑑定文は以上になります。
今回はこのような貴重な機会を頂き、誠にありがとうございました。

こころさんの今後のお幸せを、心よりお祈りしております。


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すずらんセレスさんの鑑定は以上です。

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