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2016年5月29日日曜日

6月の日本と全体傾向


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次月より、ブログ記事の編集傾向に変化が生じます。
それはまた申し上げますが、とくに新月メッセージと満月メッセージの内容が変わります。
というよりも、だいぶ前の形態に戻します。

その関連で、この日本と全体傾向の記事も位置づけがより明瞭になると想定しています。
つまり占星術で観測できることや、また起きた出来事の検証はこの記事にゆだねればいいということになってきます。(検証は前月の出来事のチャート上の再確認)

最近の新月や満月では、それらの部分との境界があいまいになっていました。
新月や満月の記事は、その名の通り、もう少しメッセージ性のあるものへ戻したいと思います。



◇◇◇全体傾向◇◇◇

この6月は、かなり海王星の力が強く働きます。
それは3月9日の日食以来、春分図でも明瞭に示されている傾向が顕著になる時期だということでもあります。

それはつまり、浄化です。

浄化というのは、以前にも記事にしましたが、自分の心の中にある澱を見つめ、それを洗い浄めてしまうことです。
禊ぎ祓いの年だということです。

禊ぎ祓いに最も必要とされるのは、それを見つめることです。
等身大の自分。
本当の自分。

エゴで覆い隠して虚勢を張っている自分ではなく、自分の中の痛みや悲しみ、あるいは憎しみなどに囚われているかわいそうな自分自身です。

あなたの中のあなた。
これをお話して、ちゃんと分かり合うこと。

これこそが自ら行える積極的浄化です。

浄化が経験の中で強制的に起きることもありますが、それはより辛いものになる場合が多い。
失恋や人間関係の破たんや経済的な突き付け。
仕事の失敗、挫折。

これらはすべて、出来事があなたに気づきを促していると考えて良いのですが、今年に関してはさらに顕著なものになります。

そういった痛い経験で思い知らされるより、気持ちは痛いけれど自分でそこを掘り下げたほうが、何倍もお得ですよ(笑)

おかしな言い方ですが、そういうものです。

痛いものから目を背けるより、自分がなぜそこから目を背けたいのか、ふと想いを馳せ、想いを深めてみるのがいいでしょう。

そこに何が見えてくるのか。

それが今のあなたのテーマです。


海王星は浄化作用を持ちます。

スピリチュアルな集合意識にもつながっています。

この作用が強まるのは、今年4回ほどありますが、最初の波は日食のころにありました。

2月~3月でした。

そして5月の終わりから6月の半ばくらいにかけ、海王星は再び私たちに強く作用します。


おそらくここで、私たちは多くの夢を見るでしょう。

眠りの中でも、夢告という形でメッセージを受ける人がきっと増えます。

夢に意識を向け、メモなど取るようにしてもいいでしょう。重大な暗示が含まれていることがあります。

しかし、白昼に見る夢もあります。

居眠りとかではなく、海王星はイマジネーションとしてあなたに様々な夢を見せます。

そんな夢想の中にも、大きな手掛かりがあります。

なぜ自分はそのようなことを夢想するのか、よく見つめてください。



この6月はまさに混沌とした夢です。

夢は理不尽で、筋が通らないものも多い。

しかし、その混沌の中から明けの明星を見出すというのが、この月です。




全体傾向として、この6月、浄化作用の結果、様々な海王星的な不正やごまかしは浮かび上がってきます。

愛の問題もそうですが、金銭的にもまやかしのものが、鮮明に見えてきます。

不純物が分離されてしまうように、そこにはっきりと姿を映し出すのです。

これまでの自動車業界での燃費不正などもそうですが、ここでは偽りを偽りのまま継続するのは難しくなってきます。

日本では5日の新月の前後にこれが顕著になり、また何かのまやかしがあぶり出されてくるかもしれません。


世界的に見ても、財や金銭(税逃れ)の問題は顕著になりますし、非常に盈虚る欲の大きな経済の問題が表出しやすい月です。

株や様々な相場は、非常に大きな乱高下を繰り返す可能性もあります。

落ちるものはとことん落ちる可能性もあります。


この月は現実と理想の葛藤という構図を浮き彫りにする側面もあります。

また現状の解体、変動ということも強く表示されています。

これまでの状況に満足できない人々が、強い発信をする時です。それは良くも悪くもです。




◇◇◇日本◇◇◇ 

日本神話タロットの拾 運命の輪。

日本では海王星の影響は、5日の新月前後に顕著になります。
日本だけではなく、この頃に強い浄化の発信を受ける国は多いはずです。

それが国によっては、前後にずれる場合があります。


日本では海王星の力が極大化するのが新月前後で、結果――

別離を引き起こす可能性が高い。

個人においても企業や組織間においても。


そう思える根拠はこのカードです。

「運命の輪」です。

描かれているのは、中央に渦を巻いて生まれてくるヒノカグツチです。

上下には国土の創生神であるイザナギとイザナミの夫婦神。

イザナミ(妻)はカグツチという火の神(戦争や核の象徴とも考えられますし、火の文明とも)を産み落とすことで亡くなってしまいます。

この出来事がきっかけで、イザナギとイザナミは別離してしまい、生の世界と死の世界で決定的な対立構造を創ります。

「あなた(イザナギ)がこのようなことをなさるのなら、あなたの国の人間を一日に千人殺しましょう」
「あなた(イザナミ)がそうするのなら、私は一日の千五百人を生み出そう」
(現代的表現です)

イザナギとイザナミは、現世と黄泉を隔てた岩をはさんで、そのように言葉を交わして決別します。

そのシーンは、日本神話タロットでは別に描かれていますので、ここではそれが現出するわけではないでしょうが、将来の禍根となる出来事がここで起きる可能性があります。

それはとても悲しむべきことです。

ただ、このタロットは正位置で、この「運命の輪」には「転換期」「チャンス」「定められた運命」などの意味があります。

全体傾向の中でも、混沌としたこの6月。

波乱がある時こそチャンスとも言えますし、柔軟星座で起きる強いアスペクトは、当然ですが変化をもたらします。

それが「転換期」ということであるのでしょう。

「定められた運命」は、やはりここでは死別を物語るのかもしれません。

著名人などにもそのような報せが見られるのかもしれません。

夫婦の離別の多き月でしょうが、必ずしも悲しむべき出来事ではありません。


むしろ正位置のこのカードは、ここで起きる転換が結果的には良いものである暗示です。

たとえ一時悲しむべきことが起きたとしても、それは自分への導きなのだと信じることです。


日本全体では、何かを二分するような事態が起きやすいのかもしれません。

統合へ至る前の一時的な分離。
そのきっかけ。

そのような月かと思われます。

ヒノカグツチの火の暗示には注意したいところです。

単純に火事などだけではなく、火山活動なども注視しておくべき。