amebaでは書けないこともございますので、時折、こちらのブログでも更新を行うことにいたします。
皆様のご厚情にお支えいただいている私共の過疎の村にある小さな神社。
山村神社でございますが……
山村神社存続のためをご参照いただければ幸いに存じます。
じつは、この度、本殿の屋根の葺き替えを行うことになりました。
見ていただいたらお分かりいただけるかと思いますが、屋根瓦がもうずれてきているのです。落下している瓦も多く、本殿の屋根には木の種が落ちて根を張り、育っていたりします。
もうこの状態でずっと放置されてきたため、本殿の雨漏りも時間の問題となってきていたのです。
私が氏子総代を引き継いだ時にはもうこの状態で、もっと早く手を打っておけば…と思ったのですが、こうした神社の屋根の改修工事などを行っている業者の方に見ていただくと……
やはり、屋根の葺き替えを行わないとダメだということになりました。
しかし、財源がありません。
大きな神社ではないのですが、工事には三桁の諭吉さんが必要になります。
ヒエエ~~~。
村の氏子は、五軒にまで減少しました。
お一人で家におられたおばあさんが、ホームに入ってしまわれたからです。
残った五軒で、この工事費用を捻出することはひじょーに無理があります。
現在、山村神社は皆様からご寄付いただいたご浄財のおかげで、日常の水道代や電気代はもちろん、毎年の秋祭りも運営できております。
氏子一同、本当に感謝しております。
しかし、屋根の改修ができるほどの余力はとてもとても……
だったのですが!
じつは、神社には通常では手を付けてはならない預金がありました。
それはもう十数年前。
神社の所有する土地が、市のある事業の整備のため買い上げられたことがあったのです。
そのお金が、神社名義の通帳に残されていたのです。
これは、通常のお祭りに使うとか、もちろん水道や電気代に回してもいけません。
なぜかというと、このお金は「神社の資産がたまたま現金化されたもの」なのです。
神社は一つの宗教法人で、神社庁の管理下にあります。
その資産も。
ですから、その通帳の預金というのは、本来使ってはならないものです。
それを使うということは、神社の資産を切り崩すことになります。
本来は不動のもの。
しかし、このような改修工事のためになら使うことも可ということを神社庁のほうから確認を取りました。
改修しなければ、神社の存続自体が危ぶまれるわけですし。
そんなこんなで、なんとか安く工事をしていただけるところにお頼みし、いよいよ吹き替え工事が始まります。
このように足場ももう組み上がっております。
工事費用の大半は、この神社の預金で行うことになりますが、もし多少の不足が出た場合、皆様のご浄財を使わせていただくことになるかもしれません。
あらためて、ご寄付をいただいた皆様のご厚情が身に沁みます。
ありがとうございます。
そのような成り行きの、過疎の村の小さな神社でございますが。
出来うる限りは守ってゆきたいと思っております。
ぽちっとお願いいたします。(^人^)
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