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2015年7月15日水曜日

水のエレメント的な生き甲斐

この「エレメント的生き甲斐論シリーズ」は、かつて旧アメブロで12星座別生き甲斐論として連続記事にしたものを、エレメント別にまとめ、改稿したものです。
生き甲斐論は、それぞれの星座的な資質に合った人生の充実を考えるきっかけとして書かれたものです。
ただ、この見方も、当時とは私の見方も深まったり、表現の仕方も変えたりしていますし、エレメント別の記事にすることで、より個性が明瞭になっています。

ただし!
ご注意ください。
このシリーズの中で扱われる「星座」は、あなたの生まれ星座のことを必ずしも意味しません。
獅子座の生まれだからといって、この中の獅子座の項目が当てはまる人物かどうかわかりません。

星座の解説は、この生き甲斐シリーズに照らして、もっともつかみ所となる部分をピックアップしております。
なので、このシリーズ記事全体を読んで、「あ、自分はこういうところがあるな、これに一番共感するな」と思うようなエレメントや星座を参考になさってくださいね。



☆水のエレメント☆


情緒的で感覚的。感受性が豊かなので、環境の影響を受けやすい。理屈ではなく共感や情で反応する。涙もろく同情心に富んでいる。本心や内面を隠す傾向があり、情に流されやすい。



蟹座

4番目の星座、蟹座。
風のエレメントが、知の発展プロセスであったように、水のエレメントでは情の発展プロセスをたどるような側面があります。

蟹座の定位置である4ハウスは、家庭の部屋であります。
もともと蟹座は母性の星座でもあり、ここには著しい関連性があります。
子供は母に抱かれ、乳を与えられ、家族に囲まれて、この世での生活を始めます。
そこで育成されるのは、情操です。

これで子供側に養われるものでありますが、じつは親も子供を得ることで親としての情操を養われます。
ここで養われる情操というのは、そうした関係すべてのものです。

蟹座の支配星は、月です。
月は母性の星でもあり、同時に幼児の星でもあります。
つまり母子の星とも言えますが、そこには細やかで親密な愛の交流があります。
だからこそ、傷つきやすくもあります。

蟹座は山羊座の対向星座でもあります。
山羊座は社会の中での実現を求めていきますが、蟹座はもっともっと個人生活の中での実現を求めます。
保守的で内向的といわれるのは、こうした資質すべてが関係しています。
蟹座はとても繊細です。何かに脅かされること、荒々しい雰囲気とかにはもっとも敏感で、傷つきやすい。

それはできたてほやほやの、傷つきやすい情操だからです。
そのデリケートな心を守るために、保守的にもなります。
また家族を守ろうともします。

模倣性が強いのも蟹座の特徴ですが、子が親に似るのは、その親の仕草や雰囲気を無意識に受け取っていくからですが、無垢の情操は人からの影響を受けやすいからです。

蟹座の生きがい、それは身近な人たちとの親密な愛情の交流と、その喜びです。



蠍座

8番目の星座は蠍座です。

蟹座で育まれた情。不動宮の蠍座は、これを自分のもとへもっとも引き留めます。
自分の感情も他人の情もです。
そのため感情を外に出さななかったり、大事なことも言わずに黙っていることがあります。蠍座は秘密主義といわれますが、その根っこはこんなところにあります。

蠍座は嫉妬深いともよく言われますが、おつきあいする人がいればその人とも非常に深いところでつながっていたいと望む星座です。それはやはり情をつなぎ止めようとするからです。
蠍座が本当に求めるのは、相手との一体化だからです。

でも、現実には人間は別個の存在で、完全に一つにはなれません。
もし一つになれるとしたら、それは自分や相手の(エゴの)死を意味します。
自分というものがなくなってしまわないと、相手と一体化することはありません。
蠍座やその支配星の冥王星が、死に関連する意味を持つのもそのため。

対向星座の牡牛座は、自分と相手を分けた上で、所有するという姿勢なのですが、蠍座は自分と相手を分けず、その境界線も本当はなくしたい。
あなたと私は一つ。
一体のもの。
ゆえに別れはあり得ない。
それは身が裂かれるのと同じこと。
だからこそ、相手の離反は許せない。
裏切りは絶対に許さない。

こうした流れの果てに、蠍座は世間で言われるような情が濃く、嫉妬深い星座という性格を帯びてゆくのです(星座論です。個体の話ではありません。個人の愛のありようなどは、個人チャートを作らないと判定できません)。

蠍座の支配星である冥王星は、「絶滅」「絶対」などというキイワードがついて回るような、極限的な性格を持つ星です。
極端なのです。
好きなら好き。嫌いなのは嫌い。
愛ならば100%ください。あなたの中の50%とか70%じゃ嫌です。
しぼりつくすくらい全部ください。
中間は嫌です。灰色とかないです。白か黒か。それが私の世界観!
これが冥王星です。

こんな蠍座的な人の生きがいとは、もはや言うまでもないでしょう。
より分かりやすく、現実的な言い方で表現すると、愛する人と身も心も完全にひとつになれるということを実感することこそが、蠍座の生きがいなのではないでしょうか。
刹那的にはそれはセックスであったりするかも知れません。
しかし、精神的な領域も含み、存在全体で愛する人と自分が一体であると感じられるとき、なのです。



魚座

最後の星座、魚座。
12星座の中で最終地点にある魚座は、魂の終着点です。
同情心ゆたかな心を持ち、献身的、周囲からの影響を受けやすく、善にも悪にも染まりやすい。直感的、情緒的。
そのようなことが言われる性格はどこに由来しているのでしょう。そして、そんな魚座の生きがいとは?

魚座が情の星座であることは疑いを入れません。ある意味、もっとも情にもろい星座なのです。
情のもっとも発展した段階で、しかも柔軟宮であるためです。
柔軟宮は変化しやすく、影響も受けやすい。

人の気持ちを感じ取り、受け取ることが多くなります。
そしてそれに感応します。涙もろいのも当然のこと。
泣いてすがられたら、ついほだされます。

魚座の支配星の海王星も、同様な資質を強く持ちます。
受容性は最強で、何にでも染まります。聖なるものにも邪なるものにも。
魚座も海王星も、非常に崇高で清らかなもの、それと真逆な俗な汚れたもの、どちらにも染まるのです。
周囲に存在する人によって、これほど変わる星座もなく、そのためエゴ、自分というものが希薄です。

自分の性格がわからない、何をするために生きているのかわからない。
よくそんな感覚を持つ多くの人が、魚座や海王星に影響を強く受けています。
自分が希薄であるためですが、しかし、それは魚座的な良き美質にもつながっています。

魚座ほど人のために尽くせる資質はありません。
自分が希薄であるために、とことん相手のために行動できるからです。
情の強い水のエレメントだからこそ、理屈ではなくそうせざるを得ないのです。
そして柔軟宮であることで、それはどこまでも拡散します。

対向星座の乙女座は、地の現実的に役立つことで人のために働きます。
そのために有能であろうとします。
しかし、魚座は自分の能力にはあまり関係なく、情で人のために動きます。

ここから魚座は献身的で人のために尽くすという性格を付与されるようになるのです。
結果、職業的には医者とか看護士とか、福祉、あるいはカウンセラーやセラピストといった人を癒し、助けてあげる職業が魚座の支配するところとなり、また魚座やその定位置である12ハウスに重要な星が関わっている人は、現実にそのような道を選択することが多くなります。

芸術や音楽なども、ほとんど同様な癒す効果を持つために、海王星や魚座のものとなっていますが、芸術性も自分が希薄であるからこそ、エゴを入れることなくインスピレーションを受け取れます。

このようなあり方は、もっとも菩薩的というのか、この現実の世の中で、高度に精神が発達しなければ難しいものです。
もちろん魚座生まれの人が、みな、精神的に高度というわけではありません。また医者や癒す仕事に就いている人が、かならずしもそうではありません。
魂のプロセスとしての魚座の話であり、そこで人はもはや「自分」ではなく、「他人」のために生きるようになります。
いや。
これは正確な表現ではありません。
魚座的な質が強い人によっては、本当は「自分」と「他人」に区別はなく、他人のためにしているのではなく、他人のためにすることがそのまま自分の喜びでもあるのです。

それが魚座的な生きがい、生きているはりあい、生きていて良かったと思うことにつながります。
愛する人に尽くすこと。
世界中の貧しい人ためのために、弱者のために救済を行うこと。
芸術の中で無となって表現すること(でなければ、神的なものは受信できない)。
小さなことから大きなことまで。

だけど、自分が希薄だとしても魚座も人。
情の星座。
そうした自分の活動が愛する人からの笑顔であったり愛であったり、助けた人から返される感謝の言葉であったり。
そんな人との情のやりとりこそ、魚座的な喜びにつながっていくでしょう。




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2015年7月13日月曜日

風のエレメント的な生き甲斐

この「エレメント的生き甲斐論シリーズ」は、かつて旧アメブロで12星座別生き甲斐論として連続記事にしたものを、エレメント別にまとめ、改稿したものです。
生き甲斐論は、それぞれの星座的な資質に合った人生の充実を考えるきっかけとして書かれたものです。
ただ、この見方も、当時とは私の見方も深まったり、表現の仕方も変えたりしていますし、エレメント別の記事にすることで、より個性が明瞭になっています。


ただし!
ご注意ください。

このシリーズの中で扱われる「星座」は、あなたの生まれ星座のことを必ずしも意味しません。
獅子座の生まれだからといって、この中の獅子座の項目が当てはまる人物かどうかわかりません。

星座の解説は、この生き甲斐シリーズに照らして、もっともつかみ所となる部分をピックアップしております。
なので、このシリーズ記事全体を読んで、「あ、自分はこういうところがあるな、これに一番共感するな」と思うようなエレメントや星座を参考になさってくださいね。



☆風のエレメント☆

理性が勝っている。議論好きで、また知識を広げることに意欲を感じる。ヒューマニズム的な意味での広い精神を持つ。理屈に走りがちで、情に欠けるところがある。




双子座

風のエレメントは知や理の星座でもあります。
そして現実の体感を重んじる牡牛座の次に位置する双子座は、人として必要な知を最初に習得していく星座です。
そう生まれた子供が、兄弟がいることに気づいて、彼とコミュニケーションを取っていくように。
言葉であったり、知識であったり。

双子座はよく好奇心旺盛といわれますが、知識を広げていくことは、人間が生きる上で絶対的に必要なことです。
そうした資質は、双子座が最初の風のエレメントであるということに深く関係しています。

知識にもいろいろなものがありますが、双子座のこの段階では、自分にとって非常に身近な情報を収集します。
興味のあること、好きなもの、知ったことがまた別な知識欲を呼び、それはどんどん拡大していきますが、ここではその一個を深めるという作業にはなりません(個性の話ではありません。星座の質の話です)。

双子座の星座としての役割には、出来る限りたくさんの情報を得て、自分が生きていく世界の全体像を知るということがあります。
その世界が、わりと自分の身近なエリアだけにとどまる場合もあるでしょうし、世界の果てまで広げる場合もあるでしょう。
しかし、自分なりに見つめたい世界を知ることが目的なので、どうしてもよく言われる「広く浅く」ということになってきます。

何かを深めることが、広く知ることに優越するわけではありません。
多くを知ることが、すべての知識の土台となるからです。
そして、広く知るためには一個のものにいつまでも時間をかけられないという現実があります。

双子座は牡羊座と並び、12星座の中でも落ち着きのない星座ですが、それは上記のような資質が強いからです。
牡羊座は行動そのものに出がちですが、双子座ではそれが知ることに関わってきます。

しかし、この世に存在している様々なものを数多く知り、ちょっとでも体験しておこうというのであれば、この双子座は最強です。
そんな双子座にとって、生き甲斐となるもの。
生きている上での張り合いや充実を感じさせるもの。

それはやはり知ることそのものであり、またその知をもたらしてくれる、人との出会いやコミュニケーションです。
学習する作業そのものが充実感ともなり得ます。

この大きな刺激に満ちた世界で、双子座ほどフットワークが軽く、知の意欲に満ちた星座はないでしょう。



天秤座

天秤座は調和の星座と、よく言われます。
この「調和」とはどこから来ているのでしょうか?

この世に生まれ落ちた無垢な自分が牡羊座だとすれば、その対向星座である天秤座は、「相手」です。対向する星座は常に対をなします。
自分と相手。私とあなた。

この関係を色濃く持つのが天秤座で、この星座は単独で、その関係性を意味として含みます。
ハウス的な観点で言えば、天秤座の定位置である7ハウスは結婚や対人関係の部屋です。
自分と相手が存在すれば、そこには調和やバランスが必要になってきます。

これが結局、天秤座の大きな資質となるのです。
また風の知や理の資質も、ここでは生かされます。
双子座では数多くの情報収集を行い、その集められた知識は、今度は人とのおつきあいで生かされるようになります。

「こんなことを言ったら怒らせるだろう」「何をしてあげたら喜ぶか」
そんなふうにあれこれを考えられるのは、天秤座が集めた知識を人に関して上手に使えるからなのです。
そして、その延長にエレガントさ、洗練というものが生まれます。

天秤座の支配星は金星です。
美の女神の星。

人として美しく生きたい。
その美しさの中には、本当に見た目の美もあれば、美意識に照らした生き方というのもあります。

「争いを好まず」「八方美人で」「穏やかな人」「優柔不断」
などという評価も天秤座にはありますが、それがゆえなき心の弱さではなく、人間関係の中に争い事を起こさず、人として美しく生きようとする結果なのです。

そんな天秤座の生きがい、生きているときに感じる喜びとは何でしょうか。
これはもう、言うまでもないと思います。
人間らしく、知性や理性を生かした生活。
美しく生きること。
調和された人間関係を保つこと。

こういった環境の中で生きることが、天秤座にとっての生き甲斐ともなるでしょう。ただ、天秤座のこの資質は、12星座の中でもっとも他人を必要とします。
自分が呼び寄せる人、近づく人。
それがとても重要な星座です。



水瓶座

11番目の星座、水瓶座は知のサイクルである風のエレメントの最終形態です。この後には魚座しかありません。
山羊座で社会的な成果を実現した後の水瓶座は、天王星が支配星です。
山羊座は土星。

土星は常識、規律的。
天王星は非常識、型破り。

革命の星でもある天王星は、これまであったシステムや常識を変えたり、超えたりしようとします。
そのため水瓶座は、非常に個性的でユニークな資質を持ちます。
独自の生き方を貫く。
土星は自分なりのルールが強いのですが、天王星もまた独自のルールを強く持ちます。

そして、それが認められなくてもいいし、自分が普通だと思っています。

風の知のプロセスとしては、
双子座で「広く浅く多く」集めた知識
天秤座で対人の中で使い洗練される知識
という流れがあり、この水瓶座では、もっと世の中や広い世界での知へと変化します。
博愛精神が強いと言われますが、水瓶座のこの資質は、知の高度なものとして、人類全体の利益とか、人々の幸福とか、社会の理想とか、そういったものを考えられるからです。

なぜそうのようになれるのか。
山羊座で社会での成果を得た後の星座だからです。
言えば、起業して成功を収めた社長さん。
その人が、自分の得た利益やなした財の上で、「今度は世の中に利益や幸福を還元しよう」と考えるのと同じです。

水瓶座にはロータリー・クラブやライオンズ・クラブのような、社会福祉的な団体が意味として含まれていますが、それはそのためです。
人は自分の成功や幸福を得て、やはり他人の幸せも考えられるようになりやすい。
その段階では積み上げてきた知は、個人的なものではなく、多くの人のために生かされるのです。

そんな水瓶座の生き甲斐、生きている上での喜びとなるもの。
それは自分の個性的な生き方によっても左右されるでしょうし、前段階の山羊座的なエリア、社会の中でも自分というものにも左右されるでしょう。
大きな広い意味での世の中への貢献にあるかもしれませんし、もしかすると独自の道を貫く中で、自分らしさを追求することが喜びとなるかもしれません。

しかし、物事の代償の差こそあれ、水瓶座にとっては自分なりの理想を生きること。
それこそが生き甲斐となるでしょう。




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2015年7月11日土曜日

地のエレメント的な生き甲斐

この「エレメント的生き甲斐論シリーズ」は、かつて旧アメブロで12星座別生き甲斐論として連続記事にしたものを、エレメント別にまとめ、改稿したものです。
生き甲斐論は、それぞれの星座的な資質に合った人生の充実を考えるきっかけとして書かれたものです。
ただ、この見方も、当時とは私の見方も深まったり、表現の仕方も変えたりしていますし、エレメント別の記事にすることで、より個性が明瞭になっています。


ただし!
ご注意ください。

このシリーズの中で扱われる「星座」は、あなたの生まれ星座のことを必ずしも意味しません。
獅子座の生まれだからといって、この中の獅子座の項目が当てはまる人物かどうかわかりません。

星座の解説は、この生き甲斐シリーズに照らして、もっともつかみ所となる部分をピックアップしております。
なので、このシリーズ記事全体を読んで、「あ、自分はこういうところがあるな、これに一番共感するな」と思うようなエレメントや星座を参考になさってくださいね。




☆地のエレメント(牡牛座、乙女座、山羊座)☆

もっとも現実的で、実利や実効性を重んじる。夢のようなものは追い求めず、現実に役立つことや体感できるもの、リアルな評価が出来るものを好む。ロマンを理解せず、やや心が狭い。



牡牛座

牡羊座でこの世に生まれ落ち、生を実感しようとした魂が、次にこの世で求めるもの。
二番目の星座、牡牛座。

それを体感し、得ることに関わっています。

不動宮で、地のエレメントという、もっとも安定型の星座である牡牛座は、その指向がもっとも物質的な星座です。

物質的というのが、精神性に比べて劣るということはありません。

この地上に生を受けた人間は、目に見えるもの、手に触れら得るものしか、通常は確認できません。
これがすべてだと思っています。

そこを味わい尽くしたいというのが、牡牛座の潜在的な特徴なのです。
その指向は人によって異なるでしょう。
ずばりモノを獲得していくことやお金儲けになる人もいれば、食べることの喜び、ふれあうことの喜び、生活の中に溢れる豊かなミュージックや美の鑑賞などに傾く人もいます。

そうしたものに触れ、牡牛座は満足と安心を得るのです。
牡牛座は「所有」という意味にも強く関わり、大地にも関わります。土地は古来、人間が争ってでも獲得してきたものです。

牡牛座が所有の星座なのも、すべてはこの現実の世界で生きる実感を得るためです。

現実は他人が存在するため、思い通りにはならないことが多いものです。
そのためこの牡牛座では、12星座でも随一の我慢強さがあります。
しかし、思い定めたことにはずっと揺るがずに関わっていけます。

牡羊座はこの世に生まれたての「在ること」の実感を得たがりますが、牡牛座の実感は、自分以外の人や物に触れ、その確かさを確認することで実感されるのです。

人はなぜこの世に生まれるのか。
それは魂だけでは体感できない世界を実感したいから。
この物質的な世界でしか確認できないことがあるから。

牡牛座の本質はそこにあります。
現実の世界だからこそ、人は分かたれています。
他の命を分け与えてもらうことで、生きていけます。

おいしものを頂くこと。
赤子に触れてほおずりをする。
愛する人と手をつなぐ。
抱きしめる。

そんなこの世の中でしかできないことのリアルな体感。
それこそが牡牛座の生き甲斐や、生きる張り合いともなるのです。




乙女座


乙女座の属するグループである地のエレメントは、現実的ですが、その中でももっとも実務的といわれるのが乙女座です。
その乙女座の資質はどこから来ているのでしょうか。

エゴの星座である獅子座の次に位置するこの星座は、その次に位置する天秤座との橋渡しを行います。

天秤座は人間関係そのものと深い関わりがあり、エゴむき出しではその中でうまくやっていくことは出来ません。
そこでその中間点である乙女座では、現実的にこの世の中でうまく生きていけるように調整したり、自分を研鑽したりしようとします。

人とうまくやっていくためには考え、話さなければなりません。
乙女座の支配星は水星、思考やコミュニケーションに関わる星です。
うまくそれを成立させるためには、評価の厳しさも必要です。

乙女座はもっとも批判精神の強い星座だといわれますが、それは自分をしつける本質を持つためで、自分を評価するのと同じように、やはり人のことも見る目があるからなのです。

そしてこの現実の世界で生きていくため、うまくやっていくためには。
役立つこと。
これが重要です。

乙女座は、人や職場、社会の中で自分が役立っていると実感することが、とても大切なのです。
乙女座の適職の中の一つに秘書などというものもありますが、これは最たるものの一つです。
誰かのサポートをし、自分が目立って動くわけではないけれど、有能な自分がいなければうまく回らないのだと、そのように自己評価できる、あるいは人も認めてくれること。

それは現実の中で水星的な生き方をしようとする乙女座には、とてもとても大切なことなのです。
誰だって、自分が役に立つ存在でありたい。
人や世の中から評価を得たいものです。

ただ自分の存在をあるがままに「いいんだよ」と言ってくれるケースもあります。
しかし、多くの場合はそうではない。
だから、乙女座には多くの資格、技能などといったものにも、深い関わりがあります。
それを得ておくことが安心につながるからです。

大切な人や、与えられた職場、そんな中でステージの中央に立つ必要はない。
けれど、その舞台の片隅に、「あいつがいてくれたから」と言われること。
乙女座にとっての生き甲斐、生きている張り合い。

それは役立つ人であること。
そのように人として認めてもらえること。
そのために努力できる自分であること。

そこに乙女座的な生き甲斐が潜んでいるのです。




山羊座

山羊座はよく野心的と言われます。
地のエレメントは現実的で、この世的なものに関わっています。所有と体感の牡牛座、役立つ存在となることの乙女座、山羊座ではこの物質的なプロセスの中で、ある頂点を極めます。
それは社会の中での、確固たる成果を上げることです。

山羊座には、計画的で合理的などという特質もあります。
これは物事を達成するためには不可欠な条件です。
世の中には成り行きで成功する人もいますし、たなぼたで成果が転がり込んでくる場合もあります。
が、地のエレメントはもっと確実なプロセスを好みます。

そのためには、どうしても計画や、それに沿った実行、根回しといったものが必要になります。
必要なスキルがあれば獲得する必要もありますし、何よりも時間が必要な場合もあります。

自由奔放な射手座の後にくるこの星座では、いい加減さへや無責任への反省があります。
山羊座の支配星の土星は、非常にまじめで規律的。
努力、忍耐、計画性。
また時間という意味も持つ土星。

自分なりの決められたルールの中で、自分のやり方を貫いていく。
それもこれもすべてが、山羊座なりの実現を果たしたいからです。

その成果の実現は、人によって様々です。
起業して成功する場合もあるでしょう。
就職した会社で望むポストがあるかもしれません。
あるいは世間に認められるような結婚かもしれません。

結婚ですら、人がうらやむようなものが目標になるかもしれませんし、平凡でもいいから堅実な家庭を作りたいというのが、その実現となっているかもしれません。
山羊座ほど、自分の夢を計画できる星座はありませんし、そのために具体的な行動を起こせる星座もありません。

これらは確かな道を歩もうとする山羊座の美質です。

そんな山羊座の生き甲斐、生きている張り合いとは。
やはり実現したい目標へ向けて努力する日常であったり、やがてはその実現を果たすことです。
具体的な計画を立てて、それをやり続けられる人であれば、きっとこれが生き甲斐につながっていくでしょう。



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2015年7月9日木曜日

火のエレメント的な生き甲斐

この「エレメント的生き甲斐論シリーズ」は、かつて旧アメブロで12星座別生き甲斐論として連続記事にしたものを、エレメント別にまとめ、改稿したものです。
生き甲斐論は、それぞれの星座的な資質に合った人生の充実を考えるきっかけとして書かれたものです。
ただ、この見方も、当時とは私の見方も深まったり、表現の仕方も変えたりしていますし、エレメント別の記事にすることで、より個性が明瞭になっています。


ただし!
ご注意ください。

このシリーズの中で扱われる「星座」は、あなたの生まれ星座のことを必ずしも意味しません。
獅子座の生まれだからといって、この中の獅子座の項目が当てはまる人物かどうかわかりません。

星座の解説は、この生き甲斐シリーズに照らして、もっともつかみ所となる部分をピックアップしております。
なので、このシリーズ記事全体を読んで、「あ、自分はこういうところがあるな、これに一番共感するな」と思うようなエレメントや星座を参考になさってくださいね。



☆火のエレメント(牡羊座、獅子座、射手座)☆

正義感が強く、誇り高い。何事かへの意欲が強く、リーダー・シップがある。性急でそそっかしく、分別に乏しいところがある。




牡羊座

12星座のスタート地点となるこの星座は、生まれ落ちた子供と同じように、無垢で他人のことはあまり考慮しないところがあります。
自己の中から発する火の衝動がもっとも強く、元気で活発なエネルギーに満ち、何かをやって、そしてこの世に自分が生きていることの実感を求めたがります。

牡羊座の本質は、何をおいてもまず「自己」の活動と確認にあります。
「オレは生きているんだぁ」的な満足こそが、望みです。
牡羊座的な人は、これを覚えておくといいでしょう。
「生きているはりあい」「生きていてよかったと思うこと」
これが「生き甲斐」というものですが、牡羊座的な生き甲斐とは、まさに自分の生を実感することです。

この世に在る、ということは、肉体を持って在るということです。
それゆえに牡羊座的な欲求の発露と満足は、この肉体を通じて得られることが多いようです。
牡羊座の支配星は火星ですが、これはスポーツや武術、特定の技術などに通じています。
火のエレメントは燃焼を行うわけですが、これが肉体活動ということにつながると、スポーツや武道に打ち込んでいるときに、「生」を実感するということも起きてきます。
夢中になって練習している。
一日を終えて、やり遂げた満足を得る。
大会に出場し、成果を上げる。勝つ。

これぞ牡羊座的な生き甲斐を感じられる瞬間ではないでしょうか。

あるいはなにかの技術に長じ、それを磨き上げていく。
焼き物でもいいでしょう。
彫金技術などでもいいでしょう。
ガラス工芸でもいい。
一身にそれを作り、形にしていく。
これもまた牡羊座的な満足につながります。

またバイクで峠道を走り回って危険なスリルを感じながら、しかし、そこでこそ自分の生を感じられる、などというのも、このような衝動の一種であろうと思われます。

火のエレメントは燃焼することが本質なのですが、燃焼し続けることはできません。
大会に出場し優勝したら、そこで一度火は消えます。
そしてまた燃えさかっていかねばなりません。
このような特定の方面に傾注できる人はよいのですが、とくにこれという目的や目標がない人も大勢いらっしゃいます。
このようなケースでは、日常の中に自分の存在を燃焼させて確認できる何かを、次々に求めていくようになります。

これが牡羊座が「熱しやすく冷めやすい」と言われるゆえんです。
なにかをやり始め、最初は夢中になります。
しかし、ある程度燃焼して満足してしまうと、火は消え、興味も失います。
しかし、牡羊座はどうしても「生きている自分」を実感したいので、次なる興味の対象をかならず見つけ出してきます。

この燃焼の仕方は、牡羊座的な要素を持つ人の中でも、個人によってかなりの差があります。
たとえば月が牡羊座にある人は、きわめて日常的な短いサイクルの中で、ぱっと反応したものに関心を覚え、夢中になりますが、すぐに忘れてしまうことがあります。
金星がある人は、愛のありようが牡羊座的なものとなりますが、まさに「愛に燃えている自分」に満足を覚えたり、相手との喧嘩のようなやりとりの中に愛を感じるかもしれません。

しかし、たいていの場合、恋愛期間というのは永続的には続きません。
どうしても恋愛感情は冷めてきます。
そうすると、牡羊座的な金星はまた燃焼対象を他に求めたくなるということもあるでしょう。

飽きっぽいと言われる牡羊座ですが、これは自己の生をどの星座よりもがむしゃらに実感として求めるからに他なりません。
牡羊座的な生きがいとは、生の実感です。

それを自分なら、どこに求めるかということを考えてみてください。




獅子座

獅子座はよく自己中心的とかワンマンとか言われます。
そして獅子座的な人間の「生きているはりあい」「生きていて良かったと思うこと」とは、なんなのでしょうか?
火をただがむしゃらに燃焼させることが目的だったのが牡羊座です。

結果、牡羊座はとにかく情熱をこの世に生きてあることにストレートに表現し、体感しようとしていました。そのため燃焼サイクルというものが発生していましたが、獅子座はこの燃焼を自分の元へ引きつけようとします。
消えない炎。
輝き続けること。

恒星のように!


獅子座の支配星、太陽そのもののように、獅子座は燃え、輝き続けることを一つの目的としています。
獅子座、太陽。それはエゴの象徴でもあります。
つまりは自分なのです。オレ、オレ。

獅子座は牡羊座と違い、無垢な状態ではありません。牡羊座は自分と自分が発するものが中心で、他のものはまだ目に入っていない状態です。
しかし、獅子座は親や兄弟、また近所の同じ子供たちや学友なども目に入った状態で、しかも、その中に置いて、なお、「オレ!」なのです。
他人が存在することはわかっている。
けれど、その中でやっぱり自分なのです。


獅子座がこだわるのは自分です。
でも、自分をはっきりと認識するためには、絶対に他人が必要です。世の中に自分しかいないのでえれば、自己認識され出来ません。
自分以外の存在がいるから、自分がある。


もっともエゴの強い獅子座は、じつは他人の存在なしには、そのエゴを満たすことができません。
自分中心の星座といわれながら、本当はこの星座ほど自分以外の存在を必要とする星座はありません。ただ、その輝き故に、他人を必要としないかのようにも見えます。

自意識の強い獅子座やその支配星・太陽の領域にある職業に、俳優があります。
多くの人から注目を集め、賞賛される。
このようなとき、まさに獅子座のエゴは充足します。
舞台の上で自分がスポットライトを浴びていると感じるとき、獅子座の本質が潤います。
なんだか子供っぽいと感じるかもしれませんが、皆さんも人生の局面で、どこかで自分が輝きたいと思うときがあるはず。

それを自然に持っているのが獅子座です。
そんなすばらしい輝きと眩しさを感じさせるのが、獅子座です。

獅子座の定位置、5ハウスは創造性に富んでいます。
そして娯楽・遊興といったことにも深く関わっています。
生きていることを謳歌する。
それもまた獅子座の表れです。
そこに影など必要ありません。
ただ喜びに満ちて輝けばいい。

太陽は他の星とはまったく異なります。
自らの力で輝いています。いかに大きく輝いても、木星の光は太陽光の反射に過ぎません。
月もまた同じです。
獅子座の一つ手前の蟹座の支配星は月なのですが、家族の中で愛情の反射を受けているのがやはりこの時期で、次の獅子座の段階になると、ただの反射ではなく、自ら輝こうという意欲を示すのが太陽の獅子座なのです。

自らの力で輝き、自己をはっきりと確立しようとする獅子座。
この星座が「生きているはりあい」「生きていて良かったと思うこと」。
それは自らの存在の輝きで、他の注目や賞賛を得ることです。

なぜなら「他から注目されること」とは、自分と外側にいる人間を、ある意味完全に切り離しているからです。

自分と他の人間。
これが完全に分けられることこそ、自我の強化につながるからです。つまり唯我独尊の自分の実感。他の誰でもない自分。

自分が太陽であり、他の星々とは異なる特別な存在なのだと認識を得ること。
それこそが獅子座の喜びであり、生き甲斐となるでしょう。



射手座

自分の中から発する炎そのままに、自己表現と体験そのものに熱中する牡羊座、そんな情熱の灯火を恒星のように自分自身のところに置いて、周囲との関係の中で自分自身を照らす獅子座。

火のエレメントの三番目の射手座は、自らの火を拡散させ、周囲に影響を及ぼそうとします。
それは獅子座が自分の満足のためにしていたのとは、やや傾向が異なってきます。

射手座は学習すること、深遠なものを考察することが好きな星座です。
自分の配偶者とか、あるいは日常に接する多くの対人関係と、そのやりとりの中で得られる体験をデータとして貯蔵し、そこから問題点を考察したり、その上での哲学や理念を構築して、それを周囲に広めようとします。

火のエレメントは、基本的に自分本位なところがあり、その最終段階の射手座に至っても、それは変わらぬ一面があります。
射手座は周囲に対して、いろんな価値観や見方を提示できますし、状況によって自分もそれに合わせて変えていくことが出来ます。柔軟性があるためです。
しかし、本質的には自分の内なる火は、この射手座では周囲に広げるためにあります。

が、あまりに多くの情報に接するためか、その人ごとへの対応を変化させられるためか、やや無責任で放埒な部分もあります。
うまく収拾がつけづらいのです。

射手座の支配星は木星ですが、この星は、楽観的で、寛大、おおらかな星です。
この木星には「社会」そのものの意味もありますし、拡大・繁殖の星でもあります。
そういう射手座の質は複雑です。
もともと複体サイン(双子座、射手座、魚座)は、すべて複雑で、二面性、あるいは多面性を持っています。

自由奔放、活動的、楽観的、無責任など射手座の性質はいろいろ言われていますが、活動的かと思えば思索的、静的であったりしますし、すごく精神的に発展していながら、同時に肉欲的であったりもします。
一口に正確を言い表せないのが複体サインの特徴です。

射手座になってくると、もうすでに個人領域ではないので、社交性というものを発揮して、会う人ごとに違う印象を残すケースもあります。それぞれの人に対して見せる顔が違っているのです。
それはつまり引き出しが多いから。
貯蔵した知識が多いからです。
それは、より広く自分の火を伝えるために必要な引き出しの多さなのです。

射手座的なポイントに重要な星がある人は(射手座生まれとは限りません)、大局的には人や社会との関わりの中で、自らの情熱を人々の中へ波及させようと望みます。
波及させるためには普遍的にならねばなりませんし、同時に個別の引き出しも持たねばなりません。
またいろんな価値観やしがらみからも自由であった方がいい。
すべてはそのため。

射手座は火のエレメントの中でも、もっとも社会や人の集団と無縁ではいられない星座です。
広く深く。その知識や経験を得るためには自由も求める星座です。
いろんな顔を持ち、いろんな引き出しを持ち、そして普遍性も持つ。
それらはすべて、射手座の望みである自らの火を、広く波及させるためなのです。

自分の何かを熱く広く、多くの人のものへ波及させるとき、射手座的な生き甲斐は満たされるでしょう。






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