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2021年6月1日火曜日

電子書籍・最新刊リリース

 タイムリーにお知らせが来たので告知。

新しい電子書籍がリリースされました。
です。(あ、作家としてのものです)

この電子書籍に収録されているのは、4作品。
*Murder in memory
*オルフェウスのダンジョン
*うつし世は悪夢
*そして天女は舞い降りた


要するに、普通の感覚では、短編小説をまとめたものなのですが。
4作。

これは過去に、ミステリ・イベントで発表したものです。
その場所、地域を訪れていただき、自分が名探偵になってそこにある風景や用意されているヒントを元に謎解きをするという、「参加型のミステリ・イベント」の原作小説を書いたことがあります。
イベント参加者には、解決偏の存在しない私の書いた小説が配布される。
それを読み、現地に行き、解決を求める。
そういうイベントです。

ここに収録したのは、その中でも推理小説としてある程度の完成度が見込めるもので、思い入れの強いものです。
「Murder in memory」は福井県全県を対象にしたものです。
オーソドックスな初級クラスの謎解きミステリです。

「オルフェウスのダンジョン」は、かなり難易度が上がりますが、解けてしまったら、はっきり! すっきり! これ以外の答えはない! というような代物です。
ちなみにこの「オルフェウスのダンジョン」は、大阪で3万5千部が配布され、しかし、根拠を説明できる正解は、まことに少なかった、そこそこ上級者クラスの謎解き。(3万5千の中で、イベント用小説を読んだ人は、その3分の1程度と思われるが)

「うつし世は悪夢」は、当初は三重県の名張市で行われたイベントで、当初はかなりやさしい謎解きでした。
が、全面的な改稿をし、難易度を上げています。
気づく人は、トンネルを抜けられますが、気づかない人は迷宮へ。

「そして天女は舞い降りた」は、もっとも読後感のよいものと思います。
ことさら、難易度は上げていませんが、京都の丹後・丹波の天女伝説をモチーフにしている、ロマンティックなミステリです。

これらは、一般に向けては初めての公開で、これらのイベントに参加した人か読んでおりません。
つまり、ほとんどのかたにとって「業火」以来、なんと28年ぶり(!)のミステリ新作公開ということになります。

といっても、そもそもこれらの作品は、前世紀に書いたものです。
(2001年までに)

なので、現代的な感覚で先鋭化した本格ミステリを期待されても困ります。
土台がそもそも違います。
できるだけ、現代的な基準で破綻のない加筆修正を行っていますが、もとが前世紀です。
そのようにご理解下さいね。

電子書籍の「あとがき」には、当時の裏話なども寄稿しております。

あと、裏話つながりで。
この作品の中で、「Murder in memory」「オルフェウスのダンジョン」「うつし世は悪夢」の三つは、昨年度まで講師を勤めておりました母校の大学で、教材として使用していました。
これは、やはり「生徒に推理させる」ということから、謎解き・解決偏のないものとして、テキストとして用意していました。

ところが、今回電子書籍に収録する場合、解決偏は必要で、これらの過去作の「解決偏」を初めて執筆しました。
それで自分もいろいろな発見があって、作品自体も修正し、完成度も高まったのですが。

大学でテキストとして使用し続ける場合、これが電子書籍として出版されると……という懸念がございました。
が。
皆様、ご存じの通り、昨年度いっぱいで大学をお役御免!となりました。

よくできているな~、と思う次第。
もはや、何の遠慮もない。(笑)


過去が剥がれ落ちてゆく。


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2019年8月9日金曜日

電子書籍配信!

ゼファー(=石井敏弘)の過去作が、AmazonのKindleにて配信開始されました!
順次、他のストアでも配信されます。

また今後、近作であるミステリー・イベントの作品集も完全版となって配信されますし、占星術関係のテキストの制作なども構想中です。
※ ネット上で公開した『ヤオヨロズ』や『桜餅』なども実現できればと考えております。

『バイク物語 白の章』(1987年)
 バイクに青春をかけた少女の成長物語。鈴鹿8時間耐久レース。

『バイク物語 青の章』(1988年)
 風となった少女の魂と、青年ライダーの魂の呼び合い。

『Dの鏡(1) 北海道バトル篇』(1989年)
『Dの鏡(2) 東京インフェルノ篇』(1990年)
『Dの鏡(3) ニューヨーク死闘篇』(1990年)
 世界中で頻発するドッペルゲンガー現象と不世出の戦士の闘争、彼を導く不可思議な力を持つ少女。アクションSF小説。

『ビーナス殺人ライン』(1989年)
 女神の道を舞台としたツーリング・ミステリー。旅情と出会いの物語。

『騎士達(ナイツ)の鎮魂曲(レクイエム)』(1991年)
 猛々しくも研ぎ澄まされた青春を共にした仲間への鎮魂曲。ライダー探偵・南虎次郎の物語。
 
『龍王伝説殺人事件』(1992年)
 ライダー探偵・南虎次郎が遭遇した、龍王信仰と予言にまつわる、不可能犯罪トリック。

『業火』(1993年)
 殺人現場に踊るピエロ。タロットカードが殺人とリンクしていく、現代版オイディプス神話ミステリー。


以下、続刊有。

※ 江戸川乱歩賞受賞作品の『風のターン・ロード』と受賞後第一作である『風の魔術師』については、講談社が電子書籍化する予定です。


過去作については、未熟ゆえの恥ずかしさが強く……

たぶん、今やろうとすると、すごくたくさん手を入れたくなると思うのですね!

だからこそ、恥は恥のまま、修正もせずに電子書籍化しました。

その時代に作られたものは、やはりその時代の中にあるものなので、それも「味わい」だと…(笑)…ご了承ください。

本人としては、未熟なりにその時々で精一杯の仕事をしましたが、今の自分の基準では、ドリルで穴を掘って埋まりたい~~~
何も聞きたくない~~~
見たくない~~~

という感じなのですが。(笑)

作品全体から感じ取ってもらえることもあるかも??

今後、多様な書籍が、こうした電子ツールで発信できたらと考えております。
オールドタイプなので、「紙の本」が好きで、それは変わらないのですが、今回、電子書籍化の提案をいただきましたアドレナライズさんには、深く深く感謝しております。

自分も初めて、スマホにKindleを入れました。(笑)




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