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トランジットの読み方 サンプル

いよいよ「その時の運勢」の解読へと入っていきます。
具体的には、トランジット、プログレス、各種の回帰図の読み方、そしてどういうときに使うかという運用を伝授いたします。
もちろん、読み方も。

で、皆さん。
今年の運勢はどういう運勢か? ということが話題になったとき、何を思い浮かべますか?
すっごく世間に溢れている情報としては、
・木星が〇〇星座にあるので、〇〇星座は幸運
・土星は△△星座にあるので、△△星座は不運
というようなものではないでしょうか? よく目にしますよね、こんな情報。

この場合の木星や土星は、正確には「トランジットの木星・土星」のことです。
トランジットとは、「経過」です。
経過というのは、辞書なんかにはいろいろ意味があります。術後の〝経過〟とか、よく言いますが、この場合の経過というのは、「 ある場所・段階を通りすぎること」を指します。その場所というのが、この場合は星座や星座の中のあるポイントだったりします。

すごくわかりやすくいうと、「経過=その時の星の動きや位置」です。
トランジットの木星♃というのは、2023年10月3日では、牡牛座♉14度あたりにあります。
そのトランジット木星♃の与える影響というのが、個人個人で違います。

でも、世間でよく言われる「木星があるから幸運な星座、土星があるから不運な星座」というのは……
これは、違います!(笑)

その星座全部が木星or土星のおかげで、幸運になったり不運になったりしません。
・木星が〇〇星座にあるので、〇〇星座は幸運
・土星は△△星座にあるので、△△星座は不運
なんて占いを目にすると、〇〇星座の人は、「やった、ラッキー! 今年は幸運なんだ」と思うかもしれませんが、この解説だと「1年まるまる幸運」みたいに思い込みかねません。
これが、違う、というところです。

皆さんも、ここはよく理解して下さいね。
いくら木星や土星が星座にあるからといって、その影響を受ける人と受けない人がいるのは、当然です。


いくら木星や土星が星座にあるからといって、その影響を受ける人と受けない人がいるのは、当然です。

これは2023年10月3日午前6時のトランジット・チャートです。
土星♄が魚座♓1度、木星♃は牡牛座♉14度です。
とすると、この時期、魚座♓の1度付近に太陽☉や重要な天体を持つ人は、土星♄がコンジャンクションになり、そこに不調や障害が発生しているかもしれません。土星は責任や義務、抑圧にも関係しますので、ストレスも多いかも知れません。
土星は移動速度が遅いので、この付近の度数(1度前後)への影響はしばらく続きます。

木星♃は牡牛座♉14度ですが、当然、このあたりに太陽や主要な天体がある人は、この木星のコンジャンクションで加護を受けられます。
そして、当然ですが、トラインの乙女座♍、山羊座♑の14度付近も同様になります。
トラインほどでないとしても、セクスタイルの魚座♓、蟹座♋なども同じ度数付近では好影響があります。

こういった土星や木星の影響を受ける範疇というのもがあり、それはつまり〝オーブ〟なのです。
じゃ、それはどれくらい?
というと、鑑定現場の実感としては、ほぼ5度以内、実際には3度以内くらい……