スピリチュアルな人とは、昔から縁があります。
私自身には霊感の、れれれのれの字もないのですが、そういう経緯から霊感とホロスコープの関連、どういう現れ方をしやすいかということは、経験知として持っています。
昨日、鑑定で天王星について解説したので、ふとこの霊感についてホロスコープ上の関連をメモに残しておこうと思いました。
天体には
個人天体(太陽、月、水星、金星、火星)
社会天体(木星、土星)
霊的天体(天王星、海王星、冥王星)
があります(火星を社会天体に入れる研究者もいます=実際、火星は個人と社会の中間的存在なので、どちらも間違いではありません)。
この霊的天体は、トランスサタニアンとも呼ばれます(土星外天体)。
このトランスサタニアン、霊的天体は人の肉眼によっては確認ができず、観測機器の発展によって、ようやく発見に至りました。
つまり通常の感覚では、「目に見えない天体」であり、それは見えない世界である霊的なものとの関係に繋がっています。
土星がこの世の現実の枠組みであり、それを超えた天体たちでもあります。
そのため、天王星、海王星、冥王星らはどの星も、霊的な領域との関連性があります。
強く表現される場合、霊感とか超能力とか第六感とか、そのような表現となることもあり得ます(表現の一つなので、必ずではありません)。
これは、天、海、冥の三つの星だけではなく、新しく発見されているエッジワース・カイパーベルトの天体は、同様な資質を持つと考えられます。
天、海、冥の三つの天体は、同じ霊的な領域に関わるとしても、微妙な? いや、かなり明確な差があります。
その中でも、天王星。
たかゆこさんによる写真ACからの写真
天王星は、土星の外側にあります。
トランスサタニアンのトップバッターなのですが。
実はすごく視力の良い人には、条件が整えば、この天王星は見ることができると言われます。
土星は、この世の現実世界の管理者としての機能があります。
枠組みのようなもの、決まり事、常識、既成概念、物質性。
これらは土星の機能です。目に見える世界の管理人という感じです。
天王星はその枠からはみ出したり改変を行う天体なので、革命や目覚めの星でもあります。
アウトロー、非常識、新規な概念、精神性。
それらは天王星の機能です。
しかし、天王星はトラサタの中でも、一番物質性に近い位置にあり、昔の医学ではわかりにくかった脊椎や神経的な領域との接点があり、
今日のお題目の「霊性」の部分でも、微妙な境界線上にあるという見方も可能なのです。
天王星が強い人物の霊的能力の中には、「占い」全般の中でも、西洋占星術はこの天王星ときわめて密接な関わりがあります。
占星術は、霊性と知性を結びつける性質のものだからです。
天王星には「科学」「天文学」という意味もありますが、占星術も昔はこれらと一体でした。
現在は、占星術と科学は切り離されてしまっていますが(概念とか学説とか常識の中で)。
また、天王星はカリスマ性を作り出したり、ある種の霊感的な傾向を表現します。
霊的能力を示している人の中で、天王星が機能していることは、しばしば確認できます。
インスピレーション、発信することにも、天王星は関わります。
あるときビクッと何かの言葉を「聴かせ」たり、いきなり発作的な言葉を「吐かせ」たりします。
が、病理的な側面でいえば、天王星は神経的な症状も引き起こすことがあります。
自律神経失調などは代表的なものですが、てんかんやヒステリーなども天王星が関わることがあります。
たとえばトランス状態になって、何かのお告げを口走るのも天王星的。
一方、神経症的に何かを口走るのも天王星的。
なので、両者の境界線が見えにくいこともあります。
天王星のマイナス面が強く出ていると、自分を否定されると、ヒステリックにキレるというような表現になることがあります。
それは、もしかすると、まっとうな霊性に繋がっていない、神経症的な表現だったのではないかということもあり得るわけです。
ただ。
そもそも理解していただきたいのは、「力」の有無は、何事においても、正しさの証明ではないということです。
「正しさ」などというと、清廉潔白で法を犯さないという印象がありますが、私が申し上げたいのは「安心感」なのです。
その人物と会って、接して、安心感を得るのかどうか。
正しく生きている人には、そういった安心感があります。
それは、その人物の書いたものや発信した映像なども同様に言えるでしょう。
そういうものから受ける印象を大事にしてください。
私も常に襟を正さねばならない部分ですし、自己を省みないといけない部分です。
天王星は今、すごく世界的にも強く働きかけています。
世界の改変を促しているからですし、とくに日本はそれが顕著です。
時流、あるいは人を見るときの、一つの判断にしていただけたら幸いです。
ぽちっとお願いいたします。(^人^)
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