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ZEPHYRより

このページは、ZEPHYR占星術講座の受講をご検討くださっている皆様に向けて作った「小窓」です。
月3回、毎回かなりのボリュームで学習のための記事を作成し、お届けしておりますが、そのほんのわずかな部分を切り取っております。
どうぞ、この小窓から覗いてみてください。

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小惑星キロンの解説より抜粋

本日は、キロン=Chironという小惑星について解説します。
キロンは占星術にとても関係の深い星で、ここにお集まりの皆さんも、このキロンの影響を受けて(キロンに導かれて)占星術に興味を抱くようになったかたが、絶対にいらっしゃるはずなのです。
それに、キロンの特質から考えると、占星術を学習することそのものが、キロンの導きによって高次への「目覚め」に繋がるものだと理解してもらうのにも適しています。

(中略)

さて、このキロンなのですが。
小惑星とされますが、実際には彗星ではないか、という天文学者のご意見もあります。エッジワースカイパーベルト(冥王星のいるあたり)から紛れ込んできた彗星で、やがては太陽系を離れるという天文学者もいます。
現実に太陽系を離脱するかどうかはさておき、占星術上は、とても大きな効果が確認できる天体です。

キロンは、次の図のような軌道で太陽を回っています。
















上記の図は、見やすくするために、木星以内の天体と冥王星の軌道を描いていません。中心の太陽から近い順に、土星、天王星、海王星の青いラインがそれぞれの軌道、そして緑色のラインがキロンの軌道です。
見ての通り、キロンは天王星の外側から時には土星の軌道の内側へ入り込んできます。

土星よりも内側の天体は可視天体、肉眼で確認できる天体であり、とくに土星はこの世の「現実」や「物質性」に関係が深い天体です。
それに対して天王星、海王星、冥王星らは霊的天体と言われ、不可視天体です。目で見ることができない霊的な世界をもカバーするのが、これらの「トランスサタニアン=土星外天体」です。

キロンは物質性と霊性の橋渡しをするような軌道を持ち、だからこそ人の意識を高い次元に導くとも考えられています。

このキロンのことは、最近とみに注目が集まっています。
占星術のテキストにも以下のような解説が多く見られます。

キロン=「心の傷 トラウマ 癒し」 土星と天王星のキイであると言われるが、精神世界、宗教、哲学など木星との類似性も強い。

ここでは、もう少し詳しく触れておきます。
占星術の天体の性格は、多くはその神話とリンクしています。

(中略)

……というのが、キロンの物語です。

この神話の中で、キロンはみずからの矢毒を癒やすことができないまま、それでも人々を医術で癒やしていたことから、小惑星キロンは
傷ついたヒーラー
と呼ばれるようになったのです。

これはよく知られた、小惑星キロンの代表的な性格・機能です。
小惑星キロンは、実際、神話上のキロンとすごくリンクした性格・特質・機能を持っています。
教師とか導師とか、ヒーラー、医療関係、カウンセラーとかセラピストとか、整体、カイロプラクティック、むろん武術的なものや馬術的なものもカバーしています。
そして占星術も、古代ギリシアでは天文学と不可分の学問の一つでした。

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相性や縁に関する講座のシナストリからの抜粋

私たち夫婦のシナストリを簡単に見てみましょうか。
あ、本来、相性を見る場合、個別にチャートを読んでおく必要があります。この場合は、私のチャートを読んで私の基本的な性格とか愛情の傾向とか把握し、妻のチャートを読んで妻の基本的な性格や愛情を把握し、その上で「相互の関係」を見ることになります。
ですが、それはすっとばして、相互の関係だけに着目してみます。試験運転ですからね、これは。





















相互のアスペクトだけを表示したものにしています。相互の関係を見るには、これが一番すっきりしているので。
で!

シナストリをパッと見て気づくと思うのですが、私たち夫婦は月同士が風のエレメントで、非常にタイトなトラインです。
私が天秤座4度、妻が水瓶座3度です。
相性に関しては、同じエレメントか、火と風、地と水の組み合わせが親和性があります。要するにトラインかセクスタイルの星座関係か、もしくはコンジャンクションが良いわけです。
このように月が同じエレメントにあると、月は個人生活、日常生活ですから、そこでの空気感というのか、生活感が同調しやすいわけです。

風ですから、友達関係のような兄弟姉妹関係のような空気感となりやすいのですが、実際、そうです。

また、他にも私の金星と妻の太陽、金星がトラインです。
金星は愛情の傾向を示す星であり、私の愛情(蠍座で海王星とコンジャンクションの金星)は魚座の太陽と金星を持つ妻と非常に親和性が高いことになります。
これは、トラインが発生していなくても、トライン関係の蠍座と魚座にあるだけでも、効果があります。たとえば蠍座1度と魚座28度くらいでも、同じ水のエレメントの傾向は必ず持ちますので、愛情の傾向や性格面で同調できるわけです。

ただ、当然ですが、トラインが明確にできるほど、その同調効果は高いとお考えください。

なぜか?
これは単純に説明できます。下の三重円を見てください。
私たち夫婦のネイタルに、さらにトランジット(その時、空を回っている星)を重ねたものですが、正確なトラインだった月だけに注目して下さい。





















一番内側に私、二番目のリングに妻、一番外側にトランジットですが、この3重円では木星だ
けを表示させています。わかりやすくするために。
この2012年の6月頃、T木星が双子座の3度という状態です(Tはトランジット)。
このとき、私も妻も、月という個人的な天体、家庭や私生活の星が、T木星からトラインを受けるという状態になります。
つまり二人とも月が良好な状態、援助を受ける状態になる。
同時期に。

この「同時期」ということが重要です。

このような状態に同時になり得る二人というのは、当然、同じ喜びをその一時期に共有しやすいことになります。

これが、世間で言うところの、同じエレメントに天体があるほうが相性が良い、という、実証的な根拠なのです。
それも、度数が近いほどに、その共有感は高まるわけです。

同じエレメントでも、かなり度数が異なると、体感する喜びの時期にずれが生じてきます。
Aさんは月の初め頃に嬉しかったが、Bさんは月の下旬にならなければそれを感じられない、ということにもなります。
このような時期の「ずれ」程度であればまだ良い。
たとえば、妻がしばらく経ってから「あなた、こないだこんな嬉しいことがあったの」と知らされ、夫が「おお、そりゃ本当に嬉しいな」というようなことを感じるのが、一週間二週間遅れでも、共有はできます。

でも、度数が詰まっていれば、当然、リアルタイムで共有しやすい。
一緒に行動していて、嬉しいことに同時に遭遇する。
共に暮らしていて、すごく援助を受けるような出来事がある月・ある週に発生する。それを二人共に感じる。

これが結局、相性の良さにつながるのです。

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講座の一端をお見せいたしました。
どうぞ、判断の材料となさって下さい。