昨日は玉置山の後、熊野三山を巡りました。
熊野三山も幾度も訪れてはいるのですが、ここしばらく足が遠のいていました。
奈良県の玉置山から進むと、どうしても本宮からという順路になります。
この日も大変に暑く、玉置神社から山頂まで登った奥さんには、少しきつかったかもしれません。
あるいは、なにかほかの作用があったのか…(那智に続きます)
今回の熊野三山巡りで、良い体験だった一つは、大斎原(おおゆのはら)を訪れることができたことです。
私個人としては、けっこう熊野を訪れているのですが(5回以上は確定的)、ここは初めてでした。
熊野本宮がもともと祀られていた、熊野川の中洲の斎場です。
この内部は撮影禁止なので、大きな鳥居の遠景だけでご容赦を。
個人的には、宗像大社の高宮祭場にも似た雰囲気と感じました。
大斎原から現本宮への帰路、歩いていると風が吹いてきて、豊かに実り、こうべを垂れている稲穂たち。
その稲穂の海の香りがすっごく濃厚にしました。
本宮から後は、奥さんに運転を任せていたのですが。
奥さんは朝から頭痛があったようです。
次の那智大社へ行く途中で昼食を済ませ、そのときに鎮痛剤も飲んでいたのが。
なんと、かなり頭痛で気分が悪かったらしく、那智に到着するなり、嘔吐してしまいました。
奥さんの頭痛は、まあ、わりと日常的なのですが、吐くというようなことは滅多になく、私は奥さんが入った洗面所の前でうろうろしながら待っていました。
吐いた後、少し楽になったようで、那智大社には参拝したいというので、とにかくゆっくり参道を登ることに。
熊野三山は神仏習合的な色合いが強いのですが、今回、私が感じるところ。
本宮→速玉→那智
というプロセスでいうと、神様→仏様という色彩が強くなるように感じました。
なにか玉置登山に端を発して、奥さんが何かを背負って那智までたどり着いたように感じました。
奥さんは顔出しNGということで。
この時には少し元気になっていて、笑っています。
このところないような、夫婦の良いツーショットになりました。
(というか、あまり夫婦とかの写真を撮らない→深い意味があるわけではなく、どこかへ行くと取材のためもあり、つい風景写真ばかり撮ってしまう)
那智からホテルへは、もちろん再び私が運転しました。
奥さんは助手席でくたっと眠っていました。
ちなみにホテル到着後、奥さんは元気を回復し、夜には串本での食事を楽しむことができました。
ほっ。