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2016年8月2日火曜日
新月メッセージ 8/03
新月チャートは、およそひと月ほどのサイクルを司ります。
新しく生まれるサイクル。
私たちには常に新しい人生を開く扉が用意されています。新月という新しい扉を開き、あなたも常に生まれ変わるのです。
生まれ変われるのです。
8月3日 5時44分ごろが新月です。
この新月チャートは、サビアンシンボルが大きなオークの木の枝から吊るされたブランコで遊ぶ子供たちという獅子座10度で生じます(サビアンとしては11度になります)。
この子供たちは、オークの巨大な安定感の中で、安心して遊んでいられます。
北欧神話のユグドラシルのように、古来、巨樹は世界の象徴でした。
世界の中で好きなことをして遊ぶ、それが私たちです。
このチャートは、今回のサビアンシンボルを見事に呈しています。
世界の基礎である土星が太陽と月にトライン。
これはまことに安定的に支えられた状態ですが、一方で海王星のハードアスペクトも働きかけ、この安定を揺るがそうとしています。
ここでは不安な要因を背後に感じながら、人々は安全な領域へ移行しようとします。安全パイを選択しやすく、無難さや平凡さが選ばれることが多い。
傷つくことを恐れ、そのために巨樹の下へ。
そこでひととき、自分を不安にさせるいろんなものを忘れて遊んでいようとします。
チャートの全体像としては、そんなことが考えられますが、この新月を逃避的な遊びに留めず、心の底からの楽しみ、歓喜、好きなことへの熱中に変えられるかどうかは、その人次第です。
この世に生まれた私たちは、それぞれの立場で、それぞれの魂の計画の中で、思う存分楽しみ、命を歓喜すべきです。
この主旨で寄稿したのが、プリンセス☆マリアンさんの獅子座新月のマリアージュへの寄稿です。
関心のある方は、マリアンさんのHPへどうぞ。
小さなエゴの領域で生きてしまうと、上記のような行動となりやすいのがこの新月です。
不安や恐れ、自分を脅かすものの影に巨樹へ入る。守られたその空間で、たとえば自分の好きなゲームをする、本を読む、趣味に興じる、恋人とだけ過ごす。
それもアリです。
ひと時の楽しみや安心を得ることが、どれだけ人を癒すか。
しかし、エゴから解放された人は、このサビアンをもっと大きな視野で受け取れます。
この世の中そのものが巨樹だということは、この世に存在している不幸や不都合なこと、様々なダークサイドでさえ、巨樹の中にあるということなのです。
日が差せば木陰ができるように、巨樹にも闇があります。
そのすべて、光も闇も受け入れて、あるがままに遊ぶことができる。
この世は素晴らしい。
この世は完璧である。
それはエゴから解放された時に初めて実感される。
幸も不幸も、すべては自分のために準備されているのだと知れば、今ここにあるがままにあること自体が、祝福なのであり、歓喜なのであり、それが命なのであると。
宇宙は巨大なゲーム場。
コズミック・ゲーム。
その世界を私たちは生きている。
だから思う存分に、この生を謳歌し、自分のしたいことをして、自分の喜びとすることを味わえばいい。
大きな視野に立てば、自分の喜びは人の喜びでもある。
人を傷つけて得る喜びは、真のものではないとわかる。
真の喜びは、自他の区別もない。
ブランコで遊ぶ子供たちは、同じ喜びを共有しているのだから。
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