新月チャートは、およそひと月ほどのサイクルを司ります。
新しく生まれるサイクル。
私たちには常に新しい人生を開く扉が用意されています。新月という新しい扉を開き、あなたも常に生まれ変わるのです。
生まれ変われるのです。
9月1日18時ごろが次の新月です。
この新月は日食でもあります。
その次の日食は来年の2月26日なので、日食図としてはその期間を管理しています。
ですから、この新月図は次の新月までの傾向と共に、次の日食までの傾向を併せ持っている部分があります。
また先日の満月が似たような傾向を持っていたためか、あるいは何度もお伝えしているように、ある新月が近づくとその中身がじわじわ実現する傾向もあるため、すでにこのチャートに表示されるような出来事がいくつか散見されます。
このチャートで際立つのは、金星のマイナス面です。
そのように読める根拠はここでは解説できませんのでご容赦を。
金星が管理する者は愛情であり喜びであり、金銭、また他に芸能界なども金星領域です。
芸術、音楽。
美に関するもの。
こうしたものにかかわって、瓦解するような出来事がここでは起き得ます。
個人で最も多いのは、愛情の喪失、別れ、お金・財的な重大な問題などです。
社会的にも、公金の横領や搾取、不当な要求、詐欺など非常に目立った動きがあるでしょう。
為替や株などの相場は不安定で、ここでは当面安全策を取られるのが良いでしょう。
また芸能人や著名人の離婚や破産、あるいは他界などが報じられるかもしれません。
SMAPの年末解散なども、この日食図の範疇で起きることになります。
金星以外に海王星が非常に強く、海王星は解消させる効果を持ちます。
また海王星は医療やスピリチュアルな領域にかかわる星であり、海や水(液体)にも関係します。
そういった業界・業種に問題が起きることも考えられます。
原油の相場なども乱高下するかも。
海難事故や水にかかわる場所でのトラブルも。
私がここで非常に強く感じるのは、やはりここで愛を失う人や立場を失う人が大変に多いのではないかということです。
この新月はそういう大きな喪失に伴って、人に気づきを促そうとしていると思えます。
愛するものを失うことはとてもつらいことです。失い方も様々です。
喪失は故なく起きるわけではありません。
一見それはあなたを不幸のどん底に突き落とすかのようですし、自分が呪われているかのように思う人もいるでしょう。
そういった経験を積んだ者として、あるいは多くの鑑定の中でそういったものが持つ意味をいくつも見てきた者として、以下のメッセージを発信したいと思います。
※ソフトタッチのメッセージを読まれたい方は、プリンセス☆マリアンさんの乙女座新月のマリアージュに私が寄稿したものがございますので、ご覧ください。
今回は、それとはまったく異なるものを私は用意することにしました。
揺らすぞ。
どんな大船もひっくり返るような大波を、ひとりひとりが受け止める時ぞ。
大きな波ゆえに、誰もそこから逃げ出すわけにもいかぬ。
ただただ受け止めるしかないのだ。
バラバラになるような心地もしよう。
どん底に落ちて、胸にぽっかりとできた空洞、埋めようもないと思うかもしれぬ。
自覚できていない者ほど、痛みは大きくなる。
痛みの大きさは、こだわってきたエゴや執着に比例して大きくなろう。
自分捨ててしまえば楽になる。
捨ててしまうとは投げやりになることとは違うぞ。
執着を捨て、こだわっている自分から脱皮すること。
自由な魂を取り戻せ。
そなたは自分で自分を縛っておるのだ。
本当は自由で喜びに満ちて生きられる。
人生を謳歌せよ。そのためにこそこの世がある。
この世が悲しみに満ちて不幸に思えるのは、あるがままで生きぬから。
赤子は笑っておろう。
そのように無垢になれ。
こだわりを捨て、神と一つになれ。
神とは摂理、愛、宇宙。
そこの海に身を投げ出すチャンスぞ。
こここそが一大チャンス。
その海では、大波さえも心地よい。
さらにそなたは自由になり、大きな愛に身を委ねていられる。
自分を癒せ。
自分も愛でろ。
ただそれだけで素晴らしいのだから。