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※このシリーズは、ラベルの「ホロスコープとの向き合い方」で一括検索できますので、過去の記事も併せてお読みくださいますと幸いに存じます。
誰かに出会うための世界。
それがこの現世です。
ちょっと待って!
あの世では出会えないの?
という疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。
これについては、私もはっきりとした確証はないのですが、古来、霊界を垣間見ることができた人が存在ます。
そういった方々の証言によれば、霊界には一種の階層のようなものがあり、その所属する階層の人物と世界を共有します。
そしてその世界の人とであれば、「会いたい」と思えば、その想念によって一瞬にして相手につながり、相手とコンタクトできます。
あの世はそういう世界だそうです。
魂は本質的には一つの源から分かたれた存在なので、それは自然なありようと言えるでしょう。
そうすると、出会いを果たすためには、もともとばらばらの世界が必要になります。
それが現世=マルクトということなのです。
そう考えると、この世界の理不尽さがよくわかります。
なぜこんなにも苦労するのか。
なぜ悲しい思いをするのか。
だけど。
いろいろなものを乗り越えてつかみ取った幸せや、愛し合える喜びの大きさもまた、この世ならではのものです。
すんなりとはいかないことが多い。
もともとこの世界はそのような場として作られている。
あの世とは違うわけです。
そうした世界で出会うということには、様々な学びがあります。
そうした人々が、私たちのホロスコープにはちりばめられている。
親しみを感じる友人がいる。
引き立ててくれる人がいる。
足を引っ張る人がいる。
快く思わないライバルがいる。
言われもなく自分を傷つける人も。
良き親も。
何か傷となるものを与える親も。
その差は人それぞれ。
誰でも、どこかに。
なにかが。
課題として用意されているのです。
そして、その課題の多くは、人とのかかわりの中で作り出されます。
なぜかというと、出会うための場ですし、うまく行かないこともなにもかもが、「誰かほかの人間が存在する」からこそ、そうなるのです。
自分が望む成功を得られなかったのも、いえばだれか自分の代わりにそれをつかむからですし。
愛する人との別れも、その相手がいたからこそです。
私たちはホロスコープのどこかで、かならずその課題を背負っています。
多くはそれは土星であったり、あるいは強いハードアスペクトの中に表示されていたりします。
じつは今回のホロスコープは、「今回だけ」のものではなく、いくつもの過去生の中で作り出されてきた数多くの情報の上に成り立っています。
そしてそういったカルマとの出会い、カルマを背負って現れてくる人との出会いこそが、この世では用意されているのです。
なぜ?
そう。
もちろんそれは、カルマを解消するためです。
なぜそうしなければならないのか。
この世の澱を一つ一つ浄化して、マルクトを清めるためでもあるのですが、これはとても大きな意味。
そんなものはどうでもいいと思うかもしれません。
もちろん、なによりも。
個人が幸せになるため。
喜びを得るため。
うれしうれしの状態になるためです。
ですから、ホロスコープを見て、あなたが「ああ、自分のチャートのここの部分、いやだなあ」と思うようなことにこそ、かならずあなたが幸せになるカギがあるのです。
次回が最終回になるかな?
もう少しだけお付き合いください。
ぽちっとお願いいたします。(^人^)
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