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作家として
占星術研究家として
家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2016年7月22日金曜日

教える立場だからこその感謝


教えるという立場に、なぜかなりやすい人生でした。
私の月は、サビアンシンボルが「先生」にかかわるものです。
そのせいもあるのでしょうし、もともと「教える」「学習」にかかわる水星が、チャート・ルーラーでなおかつアスペクト主星でもあるということもあるのでしょう。

昨日、大学の前期、最終講義を終了しました。
来週は試験。

今年から前期講義のやり方を、かなり根本から変えました。
なにせミステリーの講義。
その特質を生かして、本人に考えさせるということを、より強いる講義にシフトしました。
(強いるというと聞こえが悪いですが)

結果、食いつき方が違ってきました。
やはり熱心に聞く生徒さんの割合が増えたように思えます。

本気で推理しようとして、違っていたら講義の後で悔しさを訴えてきたり、また自分なりの考えを述べに来たり。

非常にうれしかったのは、ここを気付いてほしいと誘導しながら講義しているとき。
まだそこの部分までつながっているわけではないんですが、
「こうじゃないですか?」
「このことですよね」
と言ってきた学生が、四人ほどいたこと。

彼らは、すごく考えながら講義を聞いているのが、ありありとわかる子らでした。

このような現象は、今まで稀にしかなかったので、方針を変えた効果が出て、講師として大変にうれしい。
自分なりに考え、アピールしてくる。
理解しようとしている。

そういう生徒さんは、やはり目の色が違います。

大学に限らず、占星術講座なんかでもそうですが、そういう熱意や理解の進み具合がこちらに伝わってくると、大変にうれしいものです。
教え甲斐があるというのか。
やっていることの実感・充実感を私も得られる。
これは大学や講座に限らず。

高校でもそのようなことはありましたし。ホテルで働いているときも、バーテンダーの仕事を若い人間に教えたり、フレンチの料理やサービスの仕方を教えたり。

いつもわりと教える側になりやすい人生を生きています。

でも、それはこちらが一方的に相手に与えているのではない。
彼らから、じつはものすごくたくさんのものをもらっているのです。

そんなことを思い出し、感謝した昨日でした。