昨日の朝、今年初めてウグイスの鳴き声を耳にしました。
ホーホケキョ♪ という、あの鳴き声。
天気もよく、非常に暖かい日だったので、はたと思い立ち、山歩きをしました。
実は地元の山の中に、神秘的な場所があるのです。
そこは地元の人に「大神宮」と呼ばれています。
小学校のころ、わりとよく一緒に遊んでいた一学年下の子がいたのですが、彼の家の近所の山の中――ちょっとした秘境のようなところにあるものです。
子供のころ、彼と一緒にその場所へ行ったことが一度だけあり、山中の巨石に驚かされました。
このような山の奥、たぶん山頂付近にあるのですが。
一度実家を出ていた私が、父の健康問題でこの地元に戻ったのはもう二十何年も前ですが、そのころだったか、一度この山の中の大神宮を再訪したことがあります。
その記憶を辿っていこうとしたのですが、ものの見事に迷い……
近所のおばあさんが親切に案内してくれました。
お話をすると、なんと私の父のことを知っていて、おばあさんのほうが少し下のようでした。
だとしても結構なご高齢のはずで、八十近いと思われるのですが、ご健脚!
杖は使ってはいますが、けっこうスタスタ歩いて行かれます。
この山には水源があり、あちこちから水が湧きだしています。
おばあさんのお導きを得て、ようやくたどり着きます。
このような巨石がごろごろしているのです。
岩の奥にお社があります。
実は先日、淡路島を訪れた後、ここのことが気になっていたのです。
ここも大きな意味では、由加という私たちの地区には含まれています。
由加山はレイライン上にあります。
伊勢、三輪山、淡路の伊弉諾神宮、そして由加――。
しかし、この大神宮はいつの頃か定かではありませんが、この巨石の、たぶん古代信仰のあった場所に、お伊勢様が勧請されているのです。
誰が勧請したのかもわかりません。
つまり伊勢神宮と限りなく近いライン上にあるお伊勢様なのです。
(由加大権現の神社やお寺よりも、この大神宮のほうがさらにラインは正確)
このお社の写真を見ても、日差しの関係から、おそらくここで礼拝すれば、真東(伊勢)に向かってお祈りするようになっています。
おばあさんは一度山で迷って、ハアハア(*´Д`)言っていた私に、ヤクルトと母恵夢(ぽえむ)というこちらのほうではわりと知られたお菓子をくださいました。
ヤクルトはその場で一気飲みましたが、お菓子は今日、これからいただきます。
おばあさん、ありがとうございました。
そしてこの下流にまた私の好きな神社があります。
そこのことは、また。
日食の記事を明日はご用意いたしますが、それと関連性があります。