11月東京鑑定受付中→こちら
11日(金) 残席2
12日(土) 残席1
13日(日) 残席3
14日(月) 満席になりました。
15日(火) 満席になりました。
※13日の枠を追加いたしました。すでにご予約の方も、日曜日のほうがご都合が良い場合は、お申込み時のアポイントカレンダーの返信メールからキャンセルできますので、そちらをキャンセルの上、新たにお申し込みください。
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今どきは、ホロスコープを作成するのはお手軽です。
生年月日、出生時間、出生地などの情報を入力し、
ぽちっ
――で、OK。
綺麗なホロスコープがPCの画面に表示されます。
ネット上にもいくつも無料作成できるサイトがありますし、占星術のソフトもお手軽なフリー・ウェアから、高価な高性能ソフトまで、何でも来い、です。
これはここ20年ちょっとくらいの間に起きた、大きな変化でした。
それまではホロスコープは手書きで作成、天文暦(エフェメリス)という毎年毎日の星の位置が記録されている膨大な分厚い資料を片手に、電卓で計算して導き出していました。
一枚のチャートを作成するのに、30分くらいはかかります。
これは「日本占星天文暦」の、私が生まれた1962年の11月12月のページです。
これには1900年~2000年までの星の位置が、このように毎日表になっているので、すごく分厚い資料で、こんなものを持ち歩いていたわけです。
ここに記録されているのは、毎日の0時(日本時間での)の星の位置ですから、翌日までその星が何度何分動いたか計算し、そしてその人が生まれた時刻には、何度何分になっていたか、すべて計算していました。
そして一個一個、星や感受点を書き込んでいく。
それからアスペクトを目視や計算で確認し、線を引いていく。
そうしてようやく一人のホロスコープが完成です。
なんとも涙ぐましい努力ではありませんか。
Stargazerという占星術ソフトのことを知ったのは、1992年のことでした。
今から24年前。
ある占星術の書籍にそのソフトのことが触れられていて、どうしても入手したかったのですが、当時はもう絶版になっていました(ソフト自体が書籍に付録しているため)。
WindowsPCで作動するソフト。
喉から手が出るほど欲しかった。
以来、代替する良いソフトがないか、いろいろと探し回りました。
その後、ネット上で入手できるものやMMIIBOATなどを使っていましたが、Stargazerが再び上梓され、ようやく快適な解読環境を手に入れることができたのは、2005年の10月27日でした。
(その当時のもので、現在のStargazerの書籍はまた違っています)
なんでこんな細かい日まで覚えているかというと、2005年あたりから数年、私はマメに日記をつけていたのです。エクセルでその日あったことを記録していた。
よほどうれしかったのでしょう。
太字で「スターゲイザー入手」と記録していますf^_^;
これのインストール、そして起動ができて、自分のホロスコープが何の苦労もなく正確に表示された時、私は踊り出したいような気分でした。
これで鑑定や研究がどれだけ楽になることか。
このソフトを開発してくださった小曽根秋男さんには、本当に感謝しております。
今でこそ、ほかにフリー・ウェアのAMATERUや、また本格的なKeplerほかも入手していますが、昔のことを思えばこれは天国。
今ではいくつも高性能なソフトがある。
そんなソフトを入手しなくても、無料のホロスコープ作成サイトがいくらもある。
これから占星術の勉強を始められる方は、とても恵まれています。
が。
これは私だけが抱く感想ではないのですが、昔の紙の天分暦から星の動きを自分で導き出していた人と、ソフトでホロスコープが自動的に表示される経験しかない人には、ちょっとした違いが生じることがあります。
私たちは上記の表とにらめっこし、計算することで、「星は動くもの」というのが感覚として染みついているのですが、自動的にホロスコープが表示される経験しかないと、その一枚のチャートが「静止画」としてしか認識されていないことがあるのです。
ホロスコープというのは、じつは動画の1シーンを切り取って見ているものなのです。
むろんこれはちゃんと勉強して、星の動きが感覚的に身につけば補える程度のものです。
ですから、ふる~い人間のほうが優れている的な論ではありません(笑)
逆にこれから勉強される方は、そういうものなのだと知ることが大事ですし、感覚的に持っていれば、一枚のチャートを読むときにも見方が微妙に違ってきます。
ご参考までに。