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2019年1月14日月曜日

新成人の木星と土星

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各地で成人式が催されるその一方、やはり「時代」を印象づけるような方がお亡くなりになりました。
市原悦子さん。
「まんが日本昔ばなし」では語りや登場人物の声をなさっていましたが、それがなんと私が中学生(!)の頃からだったということを、今さら知りました。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

今日、書こうと思ったのは、まったく違うこと。
新成人たちのこと。

木星と土星は、「社会天体」と呼ばれます。
その運行周期から、その世代を読み解くときの手がかりになります。

今回成人式をお迎えになった方々は、1998年4月2日~1999年4月1日の生まれということになるわけですが。

この期間は、ほぼ魚座木星の世代ということになります。
1999年2月13日以降になると、牡羊座木星になりますが、まあ、大半は魚座木星ということになりますので、ここに焦点を当てます。

実は私も魚座木星です(1962年12月)。

海王星が発見される以前は、木星は射手座の支配星であると共に魚座の支配星でもありました。
※ 私は伝統的占星術のディグニティ(品位)も考慮しています。

支配星というのは、星座を支配している天体のことではありません。
これはまったく、よく誤解されているのですが、天体には星座を支配できません。わかりやすくいうと、「その星座の中にいるとあたかも支配者のように振る舞える天体」というのが支配星です。

つまりすごく天体の力が強くなる。
今年成人された方には、この強い木星を持つ人がとても多いということでもあります。

むろんこのことだけが、個人の運勢を決定的に左右するなどあり得ません。
それがどういうアスペクトを持っているとかいうことは、個人個人で異なるからです。

しかし、もう一つ、世代的なものを読む手がかりがあります。

同時期の生まれの方々は、牡羊座に土星を持っている人が多い。
1998年6月9日~10月26日の間のお生まれの方は、牡牛座に一時的に土星が入っていますし、1999年3月1日以降も牡牛座土星となります。

土星は牡羊座ではフォール(下降)という品位で、これは木星とはまったく真逆で、力が制限され、うまく発揮できない状態です。

木星はその人の社会性をある程度管理しており、土星はその人の完全性、今回の人生における完成にかかわっています。
こういった木星・土星と、個人的な運勢がどう絡むかで違っては来るのですが、非常にざっくりとした言い方をするとすれば……

今年の新成人の傾向として、
華々しく社会に出やすい、世の中に受け入れられやすい、
その一方、
志が中途で折れやすい、その道での完成に至らない、
というような傾向もあるかもしれません。

けれど、この構造をもっとポジティブに生かそうとするなら、
いつも頑張って努力するが、どの段階でも不足を感じるからこそ、さらに向上でき、社会的に大きな発展を遂げる
というような表現に変えることもできます。

一方、魚座木星と牡牛座土星をお持ちの方は、土星のフォールがありません。
土星は牡牛座の影響を受け、
現実的な基盤の上に、強固な自己を時間をかけて形成する、やや晩成型になりやすい傾向
ということになります。
社会に受け入れられやすいというのは同じですが、2月13日以降の生まれの人は、牡羊座木星となりますので、かなり活発な社会運を持ち、とくに中年期以降に新しいことを始めたくなる傾向もありそうです。


むろんこれは、その世代のことを考えているだけのことで、すべての個人がそのような傾向を持つわけではありません。
木星と土星がどのように個人チャートの中に存在しているかで、とてつもないバリエーションがあります。

が、このような全体的な世代傾向も、人によっては何らかの手がかりになることもあります。
新成人たちへのエールとして、ここに記しておきます。

※ 天体がどの星座にあるかは、日付だけではなく出生時刻まで調べて、ホロスコープ作成サイトなどでご確認くださいね。


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