ヤマトタケル取材の二日目は、早朝の熱田神宮から始まりました。
台風の影響もある時期で、しかし、取材全体を通じて、なぜか取材中は雨が上がり、車で走行中に降るというようなことが多かったのですが、この日も曇天。
参道に入ると、樹木のトンネルが神秘的でした。
何かすでに大きな〝気〟でおおわれているような雰囲気の中、進んでいきます。
この熱田神宮は、ヤマトタケルが使用した神剣・草薙剣がご神体として祀られています。
この地方のミヤス姫のもとに、草薙剣を残して伊吹山の神を討伐に出、ヤマトタケルはその山で神の祟りを受け、やがて死に至ります。
そのヤマトタケルが、愛する女性のもとに残した剣。
これは今や三種の神器の一つなのですが、やはり境内にも厳かな空気が漂っていました。
境内のご神木の一つ。
こんなクスノキがほかにもありました。
こころの小径(こみち)の先、神宮の敷地の奥のほうは撮影も禁止です。
そこにある一之御前(いちのみさき)神社は、熱田大神の荒魂(あらみたま)をお祀りしています。
そこは本当に、安直に触れることははばかられるような雰囲気でした。
こころの小径を一巡して戻って、おみくじを引きました。
かなり意味深なご啓示がありましたが、それを読んでいると、いきなり雨が
ザ―――――!
しばらく社務所近くで雨宿りしていましたが、すぐに雨足は弱くなり、私たちは熱田神宮を後にしました。
今回の紀行記事はこれで最後にしますが、ヤマトタケルゆかりの神社にはほかにも行きました。
草薙神社
矢倉神社
焼津神社
多くの神社で、ヤマトタケルの立像を目にすることができました。
以下は矢倉神社と焼津神社のものです。
焼津神社は三日目、もう静岡を後にする直前に参拝しました。
境内に入ると、すがすがしい風が体の中にまで吹き込んできました。
今回の取材で得たものは大きかった。
構想の一部は修正されることになりましたし、足跡をたどることの意味はやはり大きい。
「ヤマトタケル 連理の翼」、プロローグで止まっていますが、これから本格的に始動いたします。
今回の取材で得たものは大きかった。
構想の一部は修正されることになりましたし、足跡をたどることの意味はやはり大きい。
「ヤマトタケル 連理の翼」、プロローグで止まっていますが、これから本格的に始動いたします。