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2017年5月14日日曜日

毒からは離れる

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先月の17日にムカデに噛まれた足ですが、むろんとっっっくに腫れも引いていますし、日常生活に支障になるような症状はなにもありません。
普通です。
ですが。

左右の足を比べてみると、まだ噛まれた右足のほうが、若干ですが、皮膚が赤く、しかも足の甲の血管の浮き上がり具合が違うのです(笑)
右足のほうの血管がわずかに見えにくい。

もうあれからひと月近くになるというのに!
ムカデ毒、恐るべし……なんつー、効き目でしょうか。

なんでこれを思い出したのかというと、今日、車を走らせてラジオを聴いていたら、美輪明宏さんが「毒のある人間」について話されていたのです。
日常の会話の中で、人の悪口ばかり言い、聞いているだけで不愉快になるとか。
場合によっては人を追いつめ、精神的に苦しめる。
そのような毒をもった人間に、どうやって対処したらいいのか、ということを話されていました。

美輪さんはこういう人に感情的に向き合うことは避け、しかも言われる自分が悪いのではないかとか、そんなふうに思うのはもってのほか。
ハイハイ、ナンデモアナタノイウトオリ。
みたいな態度で、頭の上を通り過ぎる風だと思って流しなさいと言われていました。

ようするにこれは、毒から身を引く、触れない、ということだと思います。

それでつい毒虫のムカデのことを思い出したのですが。

このムカデに噛まれた日は、火星の影響が強い日でした。

そういわれてみれば……と思い当たることがあります。
じつは私の人生の中で、幾度か、火星の影響が非常に強かった時期があります。

1986年~88年のころ。
1995年~97年のころ。
2001年~03年のころ。
2004年~06年のころ。

私は職場の運勢には比較的恵まれているほうだと思います。むろんきつい仕事の数々をこなしてきましたが、わりと苦にしないたちなので。
そんな過去の中でも、上記のいくつかは、たしかに毒素があったように思います(笑)

働いていた場所に、まさに毒がありました。
人がよれば悪口。
自分がいないところで何を言われているか想像するとコワイ……というようなものありましたし。
毒をもった人物が、日常的に毒を注入してくるといったものもありました。

美輪さんみたいな態度で達観して過ごせていたら良かったのですが。
なかなかそうも行きませんでした。

ついこちらも感情的に反応してしまい、結局、自分の中にも毒が生まれている。
それがどうしてもいやで、辞めてしまった職場もあります。

なかなか、人間というのは達観には至れぬもの。
けれど、もしかあのとき、もう少しだけ客観視できていて、そしてその時に三輪さんのラジオを聴いていたら、ひょっとしたら対応も変えられていたのかもしれません。

自分だけの視点や想いだけにとらわれず、他者の視点を得るというのは、とても大切なことだなと。

今まさにそういうお悩みを抱えておられる方は、自分だけで抱え込まず、客観視できる方に意見を求めてみてください。
距離を置く(精神的に)。
受け流す。
触れない。

こういう処世術が必要な時は、かならずあります。


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