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2017年5月16日火曜日

2012年問題の総括

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chaiさんからリクエストがあったので、2012年問題について総括を行っておこうと思います。
2012年問題? なんじゃ、それ? と思う方も多いかと思います。今となっては(笑)

2012年問題というのは、多くは次の二点にあったと思います。

マヤ歴の暦が、この年に終わる→つまり世界の終わり?
2012年にアセンションが起きる→それまでの物質主体の文明が終わり、霊的にも物質的にも大きな変化が起きる。

人類の歴史を予言していたというマヤ歴が、2012年の12月ごろに終わるということが、日本では一種の終末論として広がったのですが、これにはそもそも異論がありました。
計算の仕方によっては2011年に終わっているという説もありましたし、そもそもマヤ歴のもっと長期周期のカレンダーは別にあり、ただの一区切りにすぎないというのが、本質的な反論としてありました。

事実、2012年にこの世の終わりなどなかったのは、皆さんご存知の通り。
マヤ歴についても、私は単にそこが一つの区切りになっているのを表現しているだけではないかと、わりかし冷淡な態度でした。

ただ、この時期に起きるといわれていた「アセンション」が、特に日本ではよく結びつけられていたようです。
地球全体の次元上昇に伴い、人は肉体的にも霊的に大きな変質・進化を遂げる。
そのようなことが一種、必然的強制的な宇宙の動きによって起きるという……

アセンションについては、私は過去、言われているようなものはないのではないかとお伝えしていたと思います。
これは、もともと世紀が変わるころに起きると言われていたのですが、それが2012年ごろに遅れたという話になり……その後も遅れ続けているというものです。

アセンションに関しての書物をいくつか私も読んだのですが、そこに示されているような変化は、私の身に限っては起きませんでした。
まあ、これは私が物質的な、「進化できない人」だからなのかもしれません。
私だけ超鈍感で、世界はもうとっくにアセンションしているとか (;^_^A

アセンションを信じる方は、私にそのような烙印を押していただいてよいかと思います。

なにせ、真相はわからない話なので。

ただ、これは何千年も前から
「神の国が到来する!」
と、声高に叫びながら、結局、はっきりと見える(体感できる)形では、それがいつまでたっても来ていないのと同じではないかと感じます。
(私はイエスは違った意味合いで言っていたのではないかと考えています)

21世紀になっても、神の国が来て、絶対的な調和は実現されていない。
心悪しき人々が裁かれ、地上に神の国は実現されていない。

私は一神教の信者ではありませんので、上記のような信じる者だけが救われ、ほかの者が裁かれて滅びる世界が到来するのもいかがなものか、それはそれでとても怖いと思うのですが。
※こういった審判が、ある日突然に来るのではなく、日常的に私たちが試されるのだというのには、説得力があると思います。

そういう意味で、私はやはり古来言われている「神の国」と同じように、何か人々に気づきを促すための、新しいシンボルなのかもしれないと考えます。
その表現が、「神の国」がわかりやすい時代もあれば、近頃では「アセンション」だったのかもしれない。
こういうことがアピールされる前後というのが、やはりなにかしらの節目になっているのだろうと。

ただ、世の中全体の流れの中で、この2012年問題というのは、私にも何か強く引っかかっているものがありました。
この2012年前後にかなり大きな変化が到来するであろうということは、自分なりに感じていたのです。過去の記事の中でも触れたことがあるのですが、この2012年前後に、個人のホロスコープの中で、何事か大きな転換・変化が生じる特徴を持つ人が、多く確認できたからです。
それらは、トランスサタニアンによる顕著なアスペクトによるものです。

「何かあるのか? このころ?」

漠然と感じていた中で、以下の記事は、2008年の秋に書いているのですが、今自分で読み返してみると、さらっと書いていることのいくつかはリアルになっていて、ちょっと驚きました。
その時々で、自分なりホロスコープに向き合った結果、出している推論です。

2012年問題へのアプローチ
2012年の真相(個人的見解ですが)
2012年の大局的な見通し

アスペクトというのは、たいていの場合、2~3年の効力があります。
つまり2012年ごろというのは、その前後もある程度含んでいます。

結局、私が個人のチャートの中に見ていた、このころの大きな変化は、いうまでもない東日本大震災と原発事故という、非常に極限的な災害と危機であったのです。
これが日本全体を覆うからこそ、この時期の個人チャートにもそれが出ていたことが多かった。
私が個人鑑定するのも、ほとんどが日本国内に住む人々だったから――。

虫の知らせみたいなものもありました。
震災が起きる3月ごろの切迫感は異常で、当時のブログの端々にもそれはにじみ出ていると思われます。

私のような鈍感な人間さえ、何かを感じ取っていたということになるのでしょう。


おそらく2012年問題というのは、私たち日本人が迫りくる何かを予感していたため、非常に強く喧伝された終末論だったのではないか。

今では、私の中ではそのようなところに決着しています。

しかし、マヤ歴の暦の大きな区切りが、2012年か2011年であったこと、そしてホロスコープの示す天王星と冥王星のハードアスペクトが、世界全体を大きく変ええる時期として、この前後にあることなどは、やはり何らかの意味を持つと感じます。
ある種の自然的な、地球的な周期の法則があり、その中で生きている私たちも、ただこの地球の命の一部であり、それをまぬかれることはできないのではないか。

地球の自転や周期さえ変え得る、運命さえも変えられる、という個人は、それこそスーパーマンでもない限り無理です。
私たちにできるのは、その周期の中で意志を働かせ、力いっぱい生きていくこと。

天王星と冥王星のスクエアの周期は、東京オリンピックを迎える前に終わろうとしています。
しかし、この周期の間に誕生した子供たちがやがて成長し、彼らが社会の中で活躍するころには、また別な形で世の中が変わっていくと思われます。
この強い変革の運勢で、ようやく日本も、世界も変わっていくのかもしれません。

良い方向で変わることを祈らずにはおれません。

が。
私はこのサイクルで、もっとも本質的な変化を迎えるのは日本だろうと考えています。
それはこの後の日本の「大いなる婚姻の時」にも関連しますが、私がなぜ日本が世界の中で真っ先に変わっていくだろうと、前々から明言しているかというと、この天王星と冥王星の洗礼をもっとも強く受けたのは、この国であったからです。

ハードアスペクトはそれを受け取った分だけ、次には創造的なエネルギーに使えます。

私たち、天王星・冥王星コンジャンクション世代が生きているうちに、きっとそれはだんだんと見えてくるものと信じたいのです。



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