35年前。
空恐ろしいような歳月なのですが。
まだ10代の私。
夢中になっていました。
そしていつしか置き忘れた。
いや、忘れたことなどなかったのですが、もはや自分があの時と同じようになれるはずもないし、現実的に無理……あるいはそのチャンスもないのかな……と半ばあきらめていました。
ただ、憧憬だけは胸にとどまり続け。
くすぶっていました。
自分にとって大切なのは、家族。
それはきっと私の人生で、最大の宝物。
だから、それを守っていくことが、私にとっての一番の使命でした。
そんなものの前では、自分が過去に置き去りにしてきたものなど、たいした価値はない。
それに占星術の研究や、ものを書くこと。
これらに比べても圧倒的に劣る。
理屈はそう。
その一方で、やんちゃな子供みたいに、絶対にそこにこだわっている自分もいました。
他人から見たら無価値だけれど、自分にとっては大事なものって、時折ありますよね。
それはバイクに乗ることでした。
むろん条件がそろわなければ、もう二度とかなうことのなかったはずの夢です。
置き去りにし、そのまま風化してもおかしくなかった。
35年前、バイクに乗り始めた私は、自由自在にそこら辺の峠を駆けていました。
それ以前の高校時代から、通学のためにバイクそのものには乗っていましたが、それと大学に上がった時に乗り始めた体験は、少し違っていました。
250ccの中型バイク。
その後のバイク・ブームの走りの時期。
その後、幾度かバイクは乗り換えましたが、子供が生まれ、四輪車ばかりを日常的に使うようになり、そして20数年。
そう。
私はもう20年ほど、バイクで走るということから遠ざかっていました。
先日、あるいバイクを購入しようとして大失恋したことは記事に書いたのですが。
それが引き金になってしまったようです。
この冥王星の強い時期。
冥王星には「再生」「復活」という意味もあります。
私のもとに戻ってきた、もうほとんどあきらめていた夢。
ほかの大事なものの数々を壊さぬよう、大事に温めてゆきたい。
もう一度。
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