そんなわけで(って、どんなわけだっ)。
と思われるかもしれないのですが、昨日の記事の続編です。
我が家にバイクがやってきました。
スズキGSX250S KATANA
と思われるかもしれないのですが、昨日の記事の続編です。
我が家にバイクがやってきました。
スズキGSX250S KATANA
かなり、いわくつきのバイクです。
といっても、自分にとってのいわくにすぎませんがっ(汗)。
この「カタナ」というバイクは、もともと1980年のドイツのケルン・ショーで、ドイツ人のハンス・ムートが日本刀をイメージしてデザインしたバイクで、翌年の81年から市販されました。
1100ccの輸出車でした(当時はナナハンまでしか国内販売されていなかった)。
1981年は大学1年で、中型免許取得して、本格的にバイクに乗り始めた年です。
私がバイクにはまったころに発表、リリースされた1100カタナはほかにない個性的なスタイリングと、当時は最高峰の性能で話題になりました(スタイルは上記の写真とかなり似ていますが、ボリュームがやはり1100はすごいです。特にエンジン)。
ちなみに私が最初に乗ったは、スズキのGSX250Eという2気筒のバイクでした。
そのころから私は、スズキがわりと好きでした。
※ ZEPHYRなのに、Kawasakiでないのはなぜだ~? とお怒りを買うかもしれません。KawasakiにはまさにZEPHYRという大人気車があるので。 ただ、Kawasakiはとても好きなメーカーです。
この最初に乗ったスズキがとても良くて、その後の入手したホンダのCBX400F ヤマハのTZR125などよりも、ずっと後あとまで印象が良かったのです。
もちろんこれは、たんに好みの問題でしかありません。
その後、スズキのGSX‐R→ヤマハTZR250 と、当時のレーシングマシンのレプリカ・バイク(レーサー・レプリカ)のブームの中で、次第に乗り継ぎながら食傷していったのです。
あまりにもレーシーなバイクなので、公道上では本領を発揮しにくいとか、あまりにサスペンションが固いとか(当時はこういうのだった)、実用から離れてしまった。
TZRは比較的とっつきやすかったのですが、この時期に私は結婚、そして第一子の誕生などが連鎖し、バイクから遠ざかったのでした。
それに。
私が乗りたかったのは、もっと公道で流して楽しいバイクだったはず。
普通にコーナーを曲がって、それが面白い。
そういうバイクが、最初に乗ったやつだったのです。
性能云々は、正直もういい。
ゼロヨンが何秒とか、最高速がいくらとか、サーキットのラップ・タイムとか。
そういうものではなく、ただ自分が流して楽しいバイク。
そう思うようになって、ずっと脳裏を離れなかったのは、400や250のカタナでした。
250のカタナがリリースされたのは、1991年です。
もしこれの発売がもう一年早ければ、多分その時点でTZRではなく、これを購入していたでしょう。
当時からというか、80年の発表以来、それほどにカタナへの憧憬は強かったのです。
92年には兄貴分の400が発売されます。
本家の1100に遅れること10年。
中型のカタナが世の中に出回るようになったのですが、私はすでにこの時、バイクなど買える状態ではなくなっていました。状況的にも経済的にも。
生きていくので精一杯。
必死でした。
毎日。
極限的な労働を経験したのも、まさにこの時期。
1999年。
250や400のカタナも生産が打ち切られ、もはや新車は買えなくなります。
私はまだまだ苦闘していました。
さらに歳月が流れ――。
子供たちが社会人となりました。
そして、多少の余裕ができたとき、この250のカタナを呼び寄せるご縁を得ました。
カメラマン(私)がよくないので、もう一つですが。
どのアングルから見ても、かっこいいと思えるのがカタナです。
といっても、このスタイルを嫌う人もいますので、好みははっきり分かれます。
しかし、奇跡かと思うほど、この250カタナは、錆もなく、状態は良好です。
左ミラーとタンクに若干の傷があり、タンクにほとんどわからぬ程度のへこみがありますが、走行距離は非常に少なく、完全ノーマルで程度は極上です。
状態から見て、1999年の生産の打ち切りごろかそのちょっと前くらいの車体ではないかと思われますが(車検のない250なので、何年式なのかがちょっとはっきりしない)、それでも最低15年以上は経過しているはず。
このカタナは、愛知から届きました。
前オーナーが大事にしてくださっていたので、まるでタイムスリップしてきたかのようなカタナ250に乗ることができます。
感謝。
これから大事に乗ります。
壊したら、もう部品もメーカーにありませんし。
しかし。
この記事を書いている時点で、まだちゃんと走らせていません。
20年も遠ざかっていた自分に、はたしてちゃんとバイクを走らせることができるのかっ(・・?)
前オーナーが大事にしてくださっていたので、まるでタイムスリップしてきたかのようなカタナ250に乗ることができます。
感謝。
これから大事に乗ります。
壊したら、もう部品もメーカーにありませんし。
しかし。
この記事を書いている時点で、まだちゃんと走らせていません。
20年も遠ざかっていた自分に、はたしてちゃんとバイクを走らせることができるのかっ(・・?)
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リターン・ライダーの奮戦記になろうかと思います。
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