前月の「キクリヒメ」の逆位置の暗示にもあったのですが、1月は訃報を多く耳にしたように思います。
またカードの示すように、解決できないまま継続された問題も数多くありました。
この2月は「キクリヒメ」の逆位置と関連のある「塔」が日本に関して提示されました。
キクリヒメはイザナギとイザナミの決別のシーンに登場する女神だからです。
そして、2月はその決別シーンそのものなのです。
◇◇◇日本◇◇◇
日本神話タロットの壱拾陸 塔
天地(あめつち)と神々を創造した夫婦神、イザナギの命とイザナミの命。
しかし、妻のイザナミは火の神を生んだことでこの世を去ります。
イザナギは黄泉の国を訪ね、妻にもどってほしいと申し出ますが、見てはならないと言われた妻の姿を見てしまい、それを恥じ、怒り狂ったイザナミは黄泉平坂を追いかけてきます。
このカードは、その恐ろしい姿を描いています。
このカードには「崩壊」「悲劇」などの意味が色濃くありますが、死者に戻ってほしいという願いは、悲しみのあまり、真実を受け入れがたく感じるからこそ。
このカードには「真実に気づく」という暗示も込められています。
また「神の怒りと救済」の両面があるカードでもあり、この2月はおそらく天災的な出来事も目立つのではないかと思われます。
そそり立つ塔は、崩壊の危険もあります。
ビルなどの高層建築も連想させますが、北朝鮮のミサイルというのが近々の情報の中ではもっとも近いのではないかと思われます。
おそらく発射されるのではないか……
このカードは日本のためのものなので、日本海か日本列島を飛び越える弾道なのかもしれません。
この問題に限定しての強いアピールを感じるのは、2月の5日6日を中心にした数日間です。
チャート上も、2月は災害的な暗示が日本に関してはかなり強く、地震か火山噴火のどちらかはあるように感じます。
いずれにしても、当たり前の防災意識を持って暮らしましょう。
日本に限定はできないかもしれませんが、2月9日の新月前後は要注意です。
また2016年の日本でお伝えしている29日前後。
大局的な意味では、日本は良い方向へ向かっているので、「塔」が提示されているのは2月という瞬間的なものであり、月限定の目立った傾向にすぎません。
びくびくする必要はありません。
また火星のハードアスペクトの影響は、月全体を通じて強くあり、火災や事故には、依然として用心が必要です。(日本に限りませんが)
経済的には上向くように思います。
この月、重要なのは個人個人の気づきのようです。
自分が目を背けておきたかった現実。
これを見つめ、受け入れることができたら、神の恩寵があります。
◇◇◇世界◇◇◇
日本に限らず、全体的に災害的な事象が目立つ月だと思われます。
地震や噴火、気象的なものも含め。
この傾向は2月を通じてあり、3月へスライドするものもあります。
1月29日以降じわっと火星が出てきます。
その後、2月の節分を中心とした前後数日間、9日くらいまでの出方が強いと思われます。
軍事的な緊張やテロや事故は、このあたりが顕著になりやすい。
それ以降、2月の下旬に向けて、男女間のことが話題に上りやすいようです。
おめでたい話もあるでしょう。
どうも昨年から、この傾向は続いていますね。
知識や情報の伝達、研究、技術開発。
こういった側面では目覚ましい報告がありそうに思えますが、これは日本に出る可能性が高い。
自動車や航空機に関するもの? 工業的な分野の暗示が大きい。
世界的には経済は安定的で、逆に言うと停滞傾向です。