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2017年7月23日日曜日

世界の中での私たちの役目 ホロ向き合い3


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このシリーズは、ラベルの「ホロスコープとの向き合い方」で一括検索できますので、過去の記事も併せてお読みくださいますと幸いに存じます。


魂は愛・喜びの中で生きることを目的として生まれてくる。
うれしうれしの人生です。

それならなぜこの世には不幸や孤独があるのか。
それには二つの理由があると考えています。

そもそもこの私たちの物質的な世界は、天界の創造の最下層にあると言われています(カッバーラの生命の樹のマルクト)。
当然、この世界は天界のように純度の高い意識の次元ではありませんので、様々な澱がたまる世界です。
不純物がそもそもできる世界だということです。

そしてこの世界は、私たちの魂(意識)が生きる全部の中の、たった一つだというということです。
マルクトという最下層だけで生きるのが私たちではないということです。私たちの意識は今この世界を生きながら、同時に次元の違う世界でも存在している。
あの世や天界には時間がないからです。

そういう私たちの魂が、わざわざこの世界を選んで生まれてくるのは、この世界でしか体験できないことがあるからです。

ほかの意識によって形成されている次元の高い世界ではできない体験であり、それは自分の思い通りにならない現実を味わうことになる経験です。
そもそもそういう世界で生きる私たちは、人間は独りであり、意識は切り離され、利害も対立し、欲望がすべて満たされることなどなかなかにあり得ず、失敗し、挫折し、愛を失い、愛する者と別離せねばならず……

というような様々な障害に満ちた世界を、もともと経験するために生まれています。
しかし、その中で埋没し、恨みや憎しみや悲しみの中で生きることが目的ではありません。

天界の創造の源である、うれしうれしの世界をこの地上で創造することが、この世に生きる私たちに至高の目的と言っていいでしょう。

ひとりひとりが、うれしうれしの状態を作り出していくこと。
それが結局、世界をよくする。
貧困や飢餓、疫病、災害、戦争などに抗して、光を広げていける現実的な力となるはずなのです。

全魂の最終的な目的は、生命の樹の王冠であるケテルをこの地上の王国であるマルクトに降ろし、一体化させることなのかもしれません。

そのプロセスは簡単には終わらないし、一度実現できたかのように見えても、実は様々な無限の段階があると思われます。

世界が大きな成長と進化のプロセスを持っているのであり、その中で上の世界と下の世界を動き回っている私たちの存在と価値は、とても大きなものなのです。
ひとりひとりがちっぽけではない。

このひとりひとりが、自身の役目を果たしていくこと。

昨年から非常に強い浄化と癒しが始まっていることをお伝えしてきましたが、浄化という言葉だけでは伝わりにくい真相がここにあります。

浄化とは自分の浄化でもありますが、世界の浄化でもある。

そしてそこにはまず、ひとりひとりの浄化が必要なのですが、それこそがホロスコープが表示する課題との向き合いということになっていきます。


また、続きます。



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