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2017年7月6日木曜日

奇跡的な巡り会わせ


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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

じつは。
今回の関西鑑定には、奇跡的な巡り会わせがありました。

今回お借りした鑑定会場は、空海が雨乞いをしたことで有名な神泉苑のほど近くなのですが。
6月30日。
この日、丸一日、鑑定のスケジュールを取っていたのですが、この日の午後3時半ごろ、神泉苑に比叡山の修行僧がやってくるというお話を聞きました。
ただの修行僧ではありません。

千日回峰行というのが、比叡山にはあります。
その修業はたんなる「過酷」という二文字などでは表現できそうもないものがあります。

興味のある方はお調べください。
そもそもこの行は、7年間にもわたって行うもので、この説明をさらっと読んでも、とてもとても生半可に成就できるものとは思えません。

数年に及ぶ行は、とにかく歩く。真言を唱えながら山野各地の要所を礼拝し続ける。
その行は5年700日といわれます。
その後、過酷な断食・断水・断眠・断臥など、常人にはなしえないと思える苦行のさなかにも真言を唱え続けます。
そして、ようやく不動明王の化身ともいわれる阿闍梨になります。

ここまでがすごく長い。

私が遭遇したのは、この7年間に及ぶ行の最終段階に近い「衆生救済」の行の一部で、「京都大回り」と呼ばれるものなのです。
自らを不動明王と化す行の後、人々を救済する行を為すようになるのですが、京都市街の各地を礼拝しながら、低頭した信者を数珠でぽんぽんと軽くたたくようにしてくださいます。
そのとき信者は願い事を祈ります。

その京都大回りで神泉苑に来るのが、ちょうど6月30日の午後3時半ごろだったのです。


このお話を教えてくれたのは、京都でずっとサポートをしてくださった神野悠華さんなのですが、その時間帯はちょうど予約が入っていて、その直前までは休憩時間だったのですが、3時半には鑑定会場に絶対にいなければなりません。

「無理ですよね~」とあきらめていたところ。

突然、ご予約の変更があり、その方がその日の最後の枠へ移られたのです。

阿闍梨様が巡礼に来られるその時間帯が、ぽっかり空いたのです。

もちろん私たちは、神泉苑に向かいました。


知る人ぞ知るような情報なので、あまり大勢の方がいらしていたわけではありませんが、テレビ局でしょうか、カメラも来ていました。

3時半ちょっと前。
阿闍梨様とそのご一行が歩いてくるのが見えました。

神泉苑の中で真言を唱え、般若心経を唱え、そして私たちの頭を数珠で撫で。

そして風のように次へ向かわれたのです。


すごいものを見た、すごいお方を見た、と感じました。

この行は真実、命がけのものです。

歴史を調べてみると……
この千日回峰行を成就させた人はすごく少なく、私が誕生した1962年以降でも

1962年、1970年、1979年、1990年、1994年、2003年、2009年、など。

7年かけての満願行なのですが、時にはそれ以上の間隔が空いているのは、いかにこれが厳しい行なのか物語っています。

タイミングが少しでもずれたら、このような場面に遭遇することはできず、もしかしたら一生生で見ることはかなわなかったものかもしれません。

鑑定会がたまたま京都大回りの時期だったこと。
神泉苑の近くが鑑定会場だったこと。
本来入っていた予約が、なぜか突然にずれたこと。

驚きと共に、
ご神縁をいただいた、

と感謝の気持ちがわいたのであります。


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