今年7月、大阪・京都鑑定を行いました。
え? 先月のことなんですよね……
なんかもう自分的には、半年くらい前に感じるのですが……
その間にいろいろありました。
この新サイトを始動させたのも7月2日なので、そのへんのドタバタもありましたし、4期講座の募集もなぜか7月になって殺到しましたし。
生活の細かいところも変化しました。
怒涛のようなスケジュールで、正直、障害物競走でもやった感じです。
密度が高いと、時間も長く感じる。
その7月の京都鑑定の時に、鑑定会をサポートしてくださった神野悠華さんと一緒に早朝に伏見稲荷大社に参拝しました。
こちらの記事です→伏見稲荷に詣でる
しかし、稲荷山全体を踏破できなかった心残りがあり、近いうちに行きたいと考えていました。
じつは京都鑑定の時、神野悠華さんからある漢方のお医者さんのことを聞かされていました。
我が家の娘は、一見、元気そうなのですが、幼いころから膝関節を悪くしたり(今も無理はできない)、手荒れがひどかったり、最近は甲状腺に不調があって疲れやすかったり……まあ、あんまり克明に書くと、本当に病人みたいになってしまうのでやめておきますが。
強すぎる土星が原因です。
この漢方の先生に診てもらい、薬を調合してもらうというアイディアが、にわかに現実味を帯びました。
ただ、京都まで行かねばなりません。
娘をお医者さんに連れていくのと合わせて、稲荷山にももう一度、ということになりました。
早朝出発。
奥さんと私で運転。
娘は助手席で眠り……
娘を医院に下ろし、私たちは神野悠華さんと合流して稲荷山に向かいました。
しかし……
多すぎる。
観光客がすごすぎる。
7月の参拝は早朝だったので、静かな境内や小山にはいい雰囲気が満ちていましたが。
ああ、これは伊吹山で感じたことと同じだと思いました。
いや、伊吹山よりも伏見稲荷のほうがもっと観光スポットと化しているので、正直、お山が荒れている感じを受けました。
たぶんこれはここをただの観光地としてしか見ていない人たち、我欲の祈願しかしない人たちの思念や行いが満ちてしまうから。
「あ~、これは……」
中国や東洋からの観光客、また欧米系の観光客。
もちろん日本人も。
これは、本質的な問題があるように思います。
お前も行ってんじゃん! と非難されるかもしれないですが。
しかし、日本の寺社は、本当はもっと敬意をもって訪れないといけばない場所のはず。
ただの観光地ではない。
神仏は存在する。
そう思えばそこを訪れるときの姿勢も違うはず。
神仏が存在しないと思っている方は、参拝しなければよいわけで。
私は個人的なことは何も祈願などせず、ただ感謝をお伝えするために歩きました。
四つ辻あたりからの展望。京都が一望できます。
幸いにも雨も降らず、逆にカンカン照りでもなく。
非常に良い天候の中、一ノ峯を目指しました。
しかし、汗をかくかく……。
Tシャツは絞れるくらい、ずぶぬれになりました。
途中の茶店。
なんでも俳優の西村和彦さんのご実家(?)だとかいう情報が、神野さんから。
冷えたバヤリースで水分補給して、頂上を目指しました。
稲荷山も一ノ峯まで登る人は少なく、そのあたりの山林には静かな気配もありました。
参拝後、別ルートで下山。
途中に無料でできるおみくじがあるというので引いてみました。
5番。
ありがたいことに大吉でした。
「幸運の兆し」「迷いなく信心せよ」
下山後、診療を終えた娘と合流すべく中心市街へ戻ります。
診察はまことに正しく、先生は「冷えが根本的な原因」と診断されたようです。
土星は、実は冷えを暗示します。
どっさり漢方薬を処方してもらったようです。
そして私たちは、案内をしてくれた神野さんにお礼もしたかったので、昼食へ。
といっても、場所を調べてくれたのは神野さんですが^^;
「魚河岸 宮武」というオープンキッチンの居酒屋さんがやっているお昼。
ええ???
こ、これが1300円なんですかっ??
というような、「お造り定食」
金目、サーモン、カンパチ、マグロ、そして鱧(ハモ)。
見た目も美しい和食ですけど、どれも美味しい~~~。
鱧、めっちゃ久しぶりです。骨切りも正確で、まったく口に触りません。
こちらは鰆の酒蒸しです。
鰆は岡山ではよく食されるのですが、こんな鰆食べたことない!
ゆずの風味がして、めちゃくちゃうまい。
ご飯とお味噌汁もついております。
食後、もうすぐに神野さんをお送りし、京都を後にしました。
弾丸ライナー往復です。
奥さんは翌日、ふくらはぎ筋肉痛がひどかったようです。
私もちょっとだけ。
でも、伊吹山のときほどではない。
いろいろと考えさせられました。
日本が注目され、その文化として寺社に訪れる人も増えている。
そういう中で、私たち日本人が、本当の意味での信仰心みたいなものをちゃんとわきまえて持っていること。
大切なのではないでしょうか。