鑑定をしていると、よく判断に迷うような場面に遭遇することがあります。
「いつ結婚できますか」と問われ、未来を見る。
するといかにも結婚が起きそうな良好なアスペクトの他、非常に危険そうなアスペクトも共存しているのを発見する。
非常に単純な見方をすれば、吉と凶が入り交じっているわけです。
※注 ここでは吉凶とわかりやすく述べていますが、内実はそう単純に分けられるものではありません。
理想は金星や木星、太陽や月によるソフトアスペクトでの結婚です。
ソフトアスペクト、オンリーの時。
やはり人は良縁を得やすいものです。
しかし、吉凶が入り交じっている場合もある。
このようなコンディションの時に、私がよくお伝えするのは「選択の問題になる」ということです。
時期としてはそこが婚期であることは間違いなく言えるのですが、良いアスペクトによる良縁を得られるか、それともハードアスペクトによる厳しい縁を引き寄せるか、それは本人次第ということになってくるのです。
こういったものは結婚や恋愛だけに限りません。
仕事で成果を出したいというときでも、同様なことは普通に起きています。
ハードアスペクトのある時期に、それが表示する内容の事柄というのは、やはり起きてきます。
アスペクト自体は、キャンセルはやはりできない(;^_^A
キャンセルすべきでもない。
なぜなら、それらのアスペクトが運んでくるものが、その人を成長させるからです。
いいことだけにしておきたいというのは、人情としてはすごくわかるし、私も持っている感情なのですが。
でも、魂はそういう人生を送りたいわけではない。
それが魂の計画。
ただ、人にも選択の自由が与えられています。
その自由というのは、天や神様が与えた自由というより、自分が立てた計画の中で、自分が自分に対して許している自由です。
「この時期にこういう運勢の時期が来るが、その中で何を引き寄せるか、自分で決められる自由」です。
婚期に存在する吉凶も。
じつはハードアスペクトを回避してしまうことはできます。
ただ、それについての具体的な方法があるわけではありません。
が、ハードアスペクトを結婚運として機能させず、吉の方でうまく結婚してしまう人は存在します。
それは生き方なんですね。
そういう方は、ハードアスペクトの効力を、結婚とは別なところで消化してしまっているのです。
そのような事例は、非常に多く見つけられます。
仕事も同じです。
ハードアスペクトがあるときには、それに見合った対価を払えばよいのであって、その努力がハードアスペクトの解消につながることもありますし、仕事の現場にそのハードアスペクトを持ち込まずに済む例もあります。
それもまた生き方。
生き方というのは、常日頃の延長です。
すごくわかりやすい例を言えば、日常の中で人に信頼され、他人のために尽くしているようなAさんがいたとして、ハードアスペクトが来たとたんに、Aさんが周囲の信頼を失ってしまうなどということはないわけです。
変わらず、Aさんでいる。
そうすれば、Aさんが引き寄せる人もまた、信頼できる人になりやすい。
これは実際、難しい問題です。
人生が魂の計画である以上、避け得ない苦労というのは必ずあります。
なんでもかんでも自分(今生きている自分のエゴ)の思い通りに変えられるわけではない。
人に裏切られることも今回の計画の中に入っていて、そこから強くなっていくことをプロセスとしているのなら、本人に責任はなくともそのような経験をさせられてしまうこともあります。
なので、Aさんの例はわかりやすい話だと思ってください。
私たちは日常の積み重ねを生きています。
一瞬一瞬が選択。
その中でどんな自分でいるか。
この世界の中で。
どんなお役目を果たして行くか。
そしてそのために今何を選択するか。
その集積が未来を作っていき、引き押せる出来事や人も変えます。
そんな自分であるならば、実はハードアスペクトも恐れることは何もないのです。
追記 今日の記事は、占星術などをご自分で学ばれて、未来にやってくるハードアスペクトに戦々恐々となさっている方が多いので書くことにしました。運勢は自分が作るものです。
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