一昨日は滋賀県の建部大社と建部神社を最初に取材ししました。
建部大社は近江の国一之宮。
もともとは同じ近江の神崎郡建部郷千草嶽にあったものが移されたそうで、これはヤマトタケルの正妃である布多遅比売(ふたじひめ)命が神勅によって、御子・建部稲依別命とともに住み、ヤマトタケルの御霊を祭っていたものだそうです。
境内には、ヤマトタケルの物語が素晴らしい絵とともに解説されています。
「幻の千円札」の肖像もヤマトタケルだったそうです。
作られたのは昭和20年8月。終戦と同じくする時期に発行されたものですが、当時の最高額紙幣だったそうで、発行枚数が極めて少なく、希少なお札だそうです。
当時の千円ですから、今の感覚ではとんでもない高額紙幣でしょうね。
建部大社の取材を終え、このお社が本来あったとされる、現在の東近江市五個荘伊野部町付近の建部神社にも向かいました。
山あいに広がるひっそりとした里に、静かなたたずまいを見せる神社でした。
拝殿の前にあったヤマトタケルの絵。
有名な焼津のシーンを描いたものですね。
ヤマトタケルの死後、妃であった布多遅比売(ふたじひめ)命は、この地で彼との思い出を抱いて過ごしていた。
そんなことを忍ばせる初日の取材でした。