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2015年12月28日月曜日

1月の日本と全体観測

12月の全体観測は、大筋で符合する部分が多かったと感じています。
日本に関しては、とくに羽生結弦選手が、あの「太陽」カードを背負ってくれたとも感じています。

中国の土砂崩れ事故なども、アジアの危険な状態の一部であったろうと思われます。

この記事は1月主体のものですが、12月末より1月の次の新月あたりまでは(1月10日)、地震に警戒したほうがいいかもしれません。


◇◇◇日本◇◇◇ 

日本神話タロットの壱拾四 節制

「節制」はキクリヒメのカードです。
「日本書紀」に登場するこの女神は、イザナギとイザナミの決裂時に、イザナギに何かを進言したと言われる存在です。

これが逆位置で展開されています。
「節制」のカードは、節度や調整、調合や調和を表示するカードですが、これが逆位置であるため、1月の日本にはこれらの不調が表面化すると思われます。

一番に考えつくのは、現在進んでいる日韓の慰安婦問題の外相会談とその後のことです。
12月中であれば別ですが、そんなに早くに妥結する問題とも思えず、おそらくこの1月のカードは調整の難しさや失敗を暗示する可能性が高い。
2月3月へともつれこむのであれば、この調整が紛糾する時期が1月という解釈になりますが……。

逆位置の「節制」には当然、不摂生や無駄、不純や打算などの意味があります。
たとえば国や自治体、企業などの財政面で上記のような問題が取り上げられることがありそうです。
今回の審議でも、特に消費増税に関しての調整が難しいのだと思われます。

逆位置の「節制」には継続という意味もあり、1月中に解決する問題は少なく、むしろ解決を見ないままに次の月へとずれこんでいく可能性が高い。
逆にここで終わってしまうという事案のほうが少ないとも言えます。

問題はキクリヒメが果たした役割にもあるように思えます。
黄泉の女神となって死を司るようになたイザナミは、「一日に千人の命をとる」と夫に宣言し、イザナギは逆に妻に向かい、「一日に千五百人を生み出す」と返します。
このシーンにキクリヒメは登場するのですが、神話は彼女が果たした役割について語っていません。

しかし、彼女が語ったことはイザナギを喜ばせたとありますので、少なくともイザナミの死の力とのバランスに何かかかわっていそうです。

逆位置のキクリヒメは、このバランスの問題の不調を暗示していると思え、その場合はこの1月にご不幸が多いということも暗示しているように思えます。

年末から1月の新月ごろあたりまで、とくに注意が必要でしょう。
事故や火災などの暗示もまだまだ強くあります。

追記
この記事をUPした数時間後に、慰安婦問題に関しての日韓外相の妥結のニュースが飛び込んできました。とすれば、12月の「太陽」カードの暗示が示す範疇で解決に向けた動きが、一つの形になったということになります。「12月中であれば別」というのがまさにここなのですが、1月の「節制」逆位置の暗示はこれとは違ったものを表示しているのか、あるいはこれに関連してまだ調整がうまく行かないという事態が続くのか、どちらかということになりそうです。



◇◇◇世界◇◇◇

火星が蠍座にイングレス(侵入)する前後が注意すべきです。
1月3日~4日がこの時期ですが、この前後期間に比較的事件が集中しやすいと感じます。
事件の中には災害もあり、年末から次の新月ごろまでの間に、比較的目立った地震があるかもしれません。
日本に関しては、震災クラスのものはないと見ています。
大規模な火災など懸念される側面もあります。

火星、天王星、冥王星のTスクエアはすでに減退していますが、影響力はまだ残っています。
このアスペクトは12月中に、科学技術やスポーツでの飛躍ももたらしました。

1月もまた「新しい」ことの流れが強くあります。
その前段階ゆえなのか、ここでは非常に強くさかんに主張や議論が戦わされます。
権利、正当性。
互いに譲らない駆け引きがあります。

しかし、現実的には理想論よりも経済原理や損得ということが背景にあります。
金銭の問題がクローズアップされるでしょう。
経済は不安定で、同じようなところを堂々巡りをするような傾向があり、そこから抜け出せないために状況が良くならない。

ストーカーや性愛に絡んだ犯罪なども目立つかもしれません。

一面、出産や子供に関することもよく目にする月になりそうです。

助け合うこと、協力一致すること。
そのような良き資質が話題に上る月にもなりそうです。