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2016年2月16日火曜日

レイラインを旅する~諭鶴羽神社

先日、吉日に淡路島を訪れました。

たまたま娘が休みで、奥さんは仕事だったので、娘を連れて行くことに。


伊弉諾神宮と、もう一つ、今まで訪れたことのない、とある神社へ参拝することが目的でした。

岡山からスイフト君で高速道路を快調に走り、明石海峡大橋を渡り、淡路島SAでひと休み。

ちょうど昼時だったので、サクッとそこで食事をとっておくことにしました。

「ザ・丼」というところにしたのは、以前、淡路島のシラス丼を別なところで食べたからだったのですが、結果的に二人ともサーモン系の丼にしました。


私はイクラとネギトロの丼。
娘はちょっとお高いサーモンどっさりとイクラの丼(←ちなみに会計私持ち)。

娘は回転ずしなどに行っても、好みがかなり高価なものに偏りがあります(笑)


SAの食事って、昔の感覚ではあまり美味しいものもない印象が強いのですが、最近はまったくそれは覆っていますね。

一口食べ、「うまい……」という感想が出ました。

サーモン好きな娘もご満悦で食していましたが、ガラスに面したところで食べていると、すぐ頭の上あたりを鳶がかなり低空で舞っている。



あとで外に出てみると、鳶がやはり頭上に入ってきます。

気持ちよさそうに空を舞っているのですが、やはり人の食べ物を狙っているのでしょう。

鳶が上空に来ているという情報と、そのようなときに外で食事をすると鳶に狙われるので危険だというアナウンスが流れていました。


SAからの神戸方面。


この日は快晴とまでは行きませんが、日差しも暖かく、ドライブ日和でした。


まずは伊弉諾神宮へ。

大きな白い鳥居が、青空に映えていました。




境内にある夫婦大楠も変わらず。

多くの参拝者が訪れていました。


伊弉諾神宮を出ると、次なるポイントは諭鶴羽(ゆづるは)神社です。

地図上、これは淡路島のかなり南側になります。

今回、はたと思い立って出かけたので、なんといつも使っているポータブルのナビを忘れてくるという失態を演じており、一度も行ったことのない、しかも地図で見る限りかなり山の上のほうにある神社に果たしてたどり着けるか??

スマホにはナビソフトを入れていたので、それを頼りに車を走らせますが、やはり山道に入り、途中で一度迷いました。

普通の感覚だと、「この道、大丈夫なの?」という不安に襲われる、細く、時には崖っぽいところを走る道が延々と続きます。

我が家周辺の環境が延々と続く状態です。

ひー、まだ着かないの?

次第にあたりには雪が……残っている。

しかも最後に神社の近くに来たときには、鹿らしきものさえ見かけました。

車でさえ、なかなかの苦行。

登山すれば、本当に修行という感じでしょう。



ようやく到着しました。

諭鶴羽(ゆづるは)神社。

じつは名前が似ているということで、フィギアスケートの羽生結弦選手が参拝した弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)というのが神戸にあり、私はこれが気になっていました。

弓弦羽神社のご祭神は、熊野三山に祀られる伊弉冉尊(那智大社)・事解之男命(本宮大社)・速玉之男命(速玉大社)とされています。

この諭鶴羽神社も全く同じご祭神で、名前の読みの一致、淡路島と神戸の距離的な問題からしても、まったく無関係とは考えられませんでした。

むしろ淡路島最高峰のこちらが元で、神戸のものは一般向けに参拝しやすいところに祀られたのかもしれない、と考えておりました。


宮司さんがたまたまいらっしゃったので、少しお話を伺いましたが、やはり関連があるようです。

そして、なんと!

この山深い神社に、羽生結弦選手が参拝されているのです。

神戸だけではなく、こちらにも来られたと。

羽生選手が参拝された時には、最初はそうでもなかったのですが、やがて境内に霧が立ち込め、あたかもスケートリンクのようになり、彼はその場でジャンプやスピンなど、演技を奉納されて帰っていったとお知らせいただきました。



じつは、岡山の児島には「新熊野三山」というものがあり、私の住む由加山(由加大権現)もその一つなのです。

由加山は、北緯34.5059…度にあります。
そして淡路島の伊弉諾神宮は、34.4599…度。
伊勢神宮は、34.4550…度。

このライン上には瀬戸内の小豆島の最高峰星ヶ城山などもあります。
また西へ伸ばすと、対馬の一宮の海神神社(34.4641…度)。

このまことにきわどい、1度の誤差もない東西に延びるレイ・ラインは、おそらく日本の国土にとっても、かなり重要なポイントで、藤原京もこのライン上に建設されました。

諭鶴羽神社は伊弉諾神宮よりずっと南にありますので、このラインからは外れております。

が、ここも珍しい大権現で、同じ熊野系の神社。

私の地元と見えないつながりがあると思われます。


境内には「親子杉」がありました。

たまたまですが、親子で訪れた符合。



諭鶴羽神社から下っていく険しい山道から撮影。

紀伊水道と、対岸は和歌山県。

そしてそのずっと南には熊野三山が……

ふと気づきました。

帰宅後、地図で確認しましたが、紀州の熊野三山と私の住む由加山付近の新熊野三山のライン上に、ざっくり諭鶴羽山があるのです。

もう少し突っ込んでみてみると、おそらくですが、紀州の熊野三山には「奥宮」と呼ばれる玉置山があります(これは奈良県の範疇になります)。

この玉置山と諭鶴羽山、由加山が一本で結ばれるような気がします。

熊野ラインと呼ぶべきものが存在しているようです。



ふと、また紀州の熊野と玉置山に行ってみたくなりました。