ご訪問ありがとうございます。
こちらはZEPHYRのメインサイトです。
amebaのZEPHYRとは姉妹ブログになっております。


作家として
占星術研究家として
家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2016年4月16日土曜日

大きな峠を越えつつある人へ


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

5月20日から4日間、関西で鑑定会を行います。
また22日はセミナーも開催いたします。
詳しくはこちらへ→関西鑑定会とセミナーのご案内

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

ここ数年、とくにカーディナル・サイン(活動宮)のハードアスペクトが顕著です。
牡羊座の天王星と山羊座の冥王星がスクエアを形成し続けている関係上、他のカーディナルの蟹座、天秤座にも波及しやすいコンディションなのです。

以前にも書きましたが、奇しくもこれは2008年のリーマン・ショックのころから発生しているもので、その後の東日本大震災などにも影響したアスペクトです。

現在はこれは弱まりつつありますが、今もなお継続中ですし、今年もかなり強く働きます。
特に日本への影響が強い特徴があります。

また今年に関して言えば、魚座の海王星が射手座の土星、乙女座の木星などとTスクエアを形成しており、とくに海王星と土星のスクエアは11月ごろまで持続します。

結果、ミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)に特徴を持つ人にとっては、はなはだ迷惑な事態も起きやすいのです。
(いずれの話も、必ずしも生まれ星座ではありません)

ここ数年多いご依頼の傾向として、やはりホロスコープを独学で学び、これらの星が自分の太陽の上に来ているとか、やがて来る、とか。
そのような観測をして、

「今起きていることはこの星のせいですか」
「来年にはこれが来ますがどうなりますか」

というようなご質問が、とても多いのです。

これらのトランスサタニアン(天、海、冥王星)に対して、少し正確な理解を持たねばなりません。

これらの星は動きが非常に遅く、同じ度数付近に滞在しやすいので、たとえば自分の太陽とコンジャンクションするとか、あるいは対向のオポジションの位置に来るとか、そういう位置関係をとってしまうと、これが……

長い!

へたをすると1年2年、あるいは3年4年とアスペクトを継続させてしまう場合があります。

かくいう私も、2004年~2009年あたりで、しっかりと冥王星さんが太陽の上に舞い降りられ、大変な思いをした時期がありました。

この時期は私の人生が根本から転換した時期で、自然と叶っていく願いとそうでない願いの後に続く時期でした。
作家として全身全霊を賭け、肉体的にも限界を超えるような努力をした果てに、真っ白になってしまったその後の時期でした。

今思えば、大きなその挫折の後、冥王星さんがやってきました。

その当時、私はそんな受け取り方はしていなかったのですが、しかし、一般的な感覚では「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り目」みたいな連続パンチだったのです。

そこで私は「生きるか死ぬか」というところまで行きました。

しかし、この冥王星が太陽にコンジャンクションする時期に、私は生まれ変わることができました。

冥王星には破壊という意味もありますが、裏腹に「再生」という意味もあります。



このようなプロセスをたどっている人が、今とても多いのです。

たとえば冥王星の力で、夫との関係が根本的に壊れ、離婚後、人生をやり直す方もいらっしゃいます。
今、海王星の力で社内での立場を失い、リストラされたり、転職を勧められたりしている方も大勢いらっしゃいます。

そのようなご相談は大変に多く、鑑定外の私の個人的な知り合いだけでも、やはり冥王星が太陽に強く関与した時に会社が大きく変化して転職した、人間関係が破たんして別離が生じたなど、そのようなケースを簡単に見つけられるほどです。

ただ、ご注意ください。

このようなトランスサタニアンの影響も、強く出る場合と出ない場合があります。

ご自分で懸念するほどの出来事につながらない人も大勢います。

また私など5年以上、冥王星の影響下にあったのですが、しかし、実質的にこれが強力だったのは、2005年~7年です。2006年を中心とした前後で、誤差がゆるくなるほど、その影響は少なくなり、2007年を終えるころには息苦しさはほとんどなくなっていました。

じつは、これにも別な観点が必要なのです。

これらの出来事は、一見トランスサタニアンが主導的に引き起こしているように見えますが、実際にはトランジット天体の動きとは別な要因がチャート内で観測できることが普通です。


こういった判断は、しっかりと学習した占星術師でないと判断ができません。
トランジットの動きだけで、人の幸運や逆境を判断することは好ましくありません。

すべての星の動きを判断すれば、その出来事がどのような意味を持っているのか、そしてこの先に見えてくる光がどんなものなのか、それを推しはかることが必ずできます。


今は大きな峠。

世界も日本も。
それを越えようとしている。

越えた先に見えるものは……?



それぞれの光があるはずなのです。