近いうちに、新しい形態の小説のUPを開始しようと思っています。
自分の中ではこれは
The story of Chiron=キロンの物語
というテーマで描きます。
キロン(カイロン、ケイローン)の強く働く今年来年。
心の傷、トラウマ、癒やし、高次の意識への導き。
そんな役目を持つキロン。
この時期に、もっと個人に寄り添った物語をこの場に残しておこうと考えています。
これは複数のストーリーで、何話作るかも決めていません。
ですが、だいたい前後二回で一つの物語を書いていこうと考えています。
こういうものを残しておきたいと思うような、なんかわけのわからない「引っ張り」がこのところありました。
今でもそれは続いていて、それを消化するためには創作という形を取った方が良いと考えるに至りました。
ただ、このシリーズを執筆するにあたって、懸念されることがありました。
「ヤオロヨズ」や「連理の翼(ヤマトタケル)」のようなファンタジーなら、ほとんど問題にならないのですが、より個人に寄り添った物語となると、話が極めてリアルになります。
つまり現実にありそうな物語になってしまうのです。
(というよりも、皆さんの中にはほとんど同じような体験をした、という方が必ず出てきます)
これは、私のような個人のお悩みをお伺いする機会のある人間にとって、やや危険な側面があります。
つまり個人的に受けたご相談内容が、小説に描かれてしまうのではないかという不安をご依頼者の方に与えてしまう危険性です。
そこで先日、ブログ情報のメッセージボードを書き換えたのです。
誓って申し上げますが、鑑定内容を創作に転用することはありません。
というか……
無理です。
(^_^;)
何が無理なのかと申しますと、私は過去にもブログ上で告白しておりますが、
「鑑定内容を瞬時に忘れる」
のです。
(この古い記事を自分では見つけられませんでしたが、関連したことを一部に書いている記事は発見しました。→期待を手放すコツ)
つい先日も、わずかひと月ほど前に面談した方が
「先日の続きを…」
みたいなことを言われたのですが、私の頭の中にはその鑑定内容がさっぱりないのです。
その人にお会いした記憶はあります。
顔を見たらすぐ「ああ、この人だったな」みたいになるのですが、その内容がまったく思い出せない。(笑)
いや、もうマジで。
「申し訳ないのですが、私、鑑定内容、すぐに忘れちゃうので、どんな話だったでしょうか」
というところから始めなければなりません。
話しているうちに思い出してくる。
そりゃあ、幾度もお会いしているリピーターの方なんかはさすがに覚えていますが、大半の鑑定は終わったらすぐに忘れています。
これは面談でもメールでも電話でも同じです。
これ、もしかして認知症とかアルツハイマーとかじゃ……
真面目に不安になることも過去にはありました。
ただ、完全忘却ではないんですね。
再度鑑定している内に思い出したりするので、どこかに記憶が収納されているのです。
それで、私が結論として納得したのは、
たぶん、鑑定中の自分はモードが違う。
脳も使っているところが全然違う。
のではないか、ということです。
ホロスコープやタロットにのめり込んで、そこへ集中していて、勝手にしゃべっているようなところがあるんです。
そのときには「自分がいない」状態に近くなっている。
そのため日常の脳では、その情報が引き出せなくなってしまう…らしい?
だから、鑑定が終わった瞬間に、もう忘れている、ということが、よくあるのです。
こういう男なので、誰かの鑑定内容を小説に反映させるということは、まずできません。
仮に記憶していたとしても、そもそも倫理的にもやらないです。
小説家というのは、過去に読んだ小説や映画やドラマ、報道、あるいはネット上にある様々な情報などから刺激を受け、なんらかの着想を得ることが多いものです。
特に人間的なドラマやテーマなどは、「あ、こういうのを書こう」という元の情報があることが多い。
そこに自分なりの切り口やアレンジを加え、オリジナルの物語として作り上げていきます。
私はここしばらく、そういう極めて人間的な、いわばどろどろした出来事の情報に引っ張られていたのですが(こんなことは過去にありませんでした)、それは、じつは私に欠けている部分でした。
そういうホロスコープだから、そんなキャラではなかったとも言えます。
そのために、あまり書けなかった性質の物語というのがあるんですね。
これからは、そのへんも少し自分の創作に混ぜてみたい…
という野望です。
つまりこれから書く、キロンの物語の下敷きになっている情報ソースは世間全体から得ているものなのです。
余計な誤解を避けるために、前もって記事にさせていただきました。
あしからずご了承ください。
m(_ _)m
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