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2020年10月22日木曜日

吉凶は常に裏表

 ん~~~~。


終わったあ!


と、大学の講義を終えて、土砂降りの雨の中を帰ってきました。

本当に、ドシャドシャとメッチャ降っていた。


ちょっと悩むのは……


この後期って、同じ講義を1日に2回するんですよね。

そうすると……


どうしても、2回目のほうがうまくなっている……


当たり前ですよね。

予行演習やって本番、みたいな流れだからです。

2回目のほうが悪くなるとしたら、そら、何かとんでもない勘違いをしているわけで。


もちろん、1回目を予行演習とは考えておらず、全力でやっているんですよ。


でも、例年はその1回オンリーだったので、その修正作業は翌年に持ち越されていたのです。


ところが。

今年は2回講義するので、どーしても、2回目に修正作業が起きちゃうわけです。(^_^;


あ、もちろんそれは講義内の伝えるべき情報とか、そういうことじゃないんですよ。

そこは絶対に等しく。

公正に。

差はない。


差があるのは、語り方であるとか、微妙な部分ですが、話の順番とか、言い回し的なものなんですよね。

でも、こういう部分の累積が講義(語り)の出来を構築しますし、学生の興味も引きつけるんですよね。


前にも書きましたが、マスクをしている分、自分の表情が伝わりにくいので、語り口調とか「間」とかが重要になってくるんですよ。


そこでの「差」は、


あ~、だりい

 とか

眠い~

 とか


思っている学生がいたとしても、しばしばハッとさせる効果を持っています。

ちゃんと聴いている学生は、たぶんあまり差はない。面白いと感じる度合いの差にはなるけれど。


曖昧な領域にいる学生や、かったるいと思って単位のために参加している学生には、たぶん学習の進み具合や理解の深みの差になる。



……といったところで。


じゃ、2回目の講義の修正せずに、1回目のコピーをただするのか?


いや、これはあり得ないでしょ。


長い目で見たときには、さらに大きな損失。



だって、修正が次年度でしかできないのでは、1年遅れ。


2回目に修正できるということは、今まで1年かかっていたものが、1日でできるということ!


これ、すげーなと思います。

だいたい、1年後にはうっかり、こうしようと思っていたことを忘れていることだってあるわけで。


ロスがない。


ひょっとして、大学講義の急速進化の時なのか?

そうなのか?


コロナ迷惑のおかげで。



……と、思うことにしときます。


そのほうが自分も上がりますし、気分が。


メリットとデメリット、吉凶は常に裏表。



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