たいがいのことは、ホロスコープは語ってくれます。
しかし、すごく大きな肩すかしを食らったことがあります。
1997年11月~2000年10月。
この世紀末の約3年間、私はほぼ考え得る限り、人生上で最高の導きを得る時期でした。
普通に考えたら、幸運なことが起きます。
仕事がうまく行きます。
独身であれば、決定的と言えるほどの婚期。
当時、私は商業作家として凋落していて、なんとか復活を遂げたいと思っていました。
しかし、それは届きませんでしたし、叶いませんでした。
ホテルで必死に働きながら、かろうじて入る少ない執筆の仕事をこなす毎日。
占星術はまだプロとしては行っていませんでした。
この3年間のことは、ホロスコープ上観測していて、私はどんな状況であろうとも、ここでは絶対! 好転するんだ!
と思っていましたし、信じていました。
momokaphotoさんによる写真ACからの写真
ところがところが。
過ぎ去ってみれば、なにもなかった。(笑)
これは、私の人生での「最大級の肩すかし」でした。
これは普通はあり得ない現象。
もっとも狙いがそもそも違ったのでしょうね。
人間には誰でも好機が巡ってくるタイミングがあるのですが、当時の私は「昔の道」に戻ろうとしていた。
が、違ったんですよね。たぶん。
戻っちゃいけなかった。
戻るとしてもそのルートじゃなかった。
とはいえ、通常はそこで別な道への何かが示されたり、出会いがあったりするもの。
それすらなかった。
なぜそうなってしまったのか?
以前に背負っていた作家としての肩書きが、やはり相当に重いものだったので、それを「外す」ことがなかなかできなかった。
それは私にとって、次のプロセスを迎えるための障害になっていて、おかしなたとえですが、一種、持病みたいな状態だったのだと思う。
もし私が勇気を持って、もっと前に別な道へ踏み出していたら、この世紀末の3年間に今現在へと至る扉が早めに開いたのかも知れない。
今現在に至る扉を自分で開いたのは、2005年のことだから、この世紀末の導きの時期の5年後。
ここからなお、5年を要しました。
その間に、私は「最後のあがき」ともいうべき、極限的な努力をしました。
複数の仕事を掛け持ちしながら、毎日睡眠時間は4.5時間。
メッチャ寒い冬の未明であっても起きて執筆、食後、仕事へ。
帰宅後、執筆。
夕方から深夜までホテル。
深夜に帰宅、食事、執筆。
というサイクルで、数年を過ごしました。
この時の努力が極限的なもので、しかも報われなかった。
この時期、厳しい運勢とは認識していましたが、当時の私は知らなかった別なある非常に強いマイナーアスペクトを刺激する時期で、「容赦ない結果」をもたらしました。
これで、ある意味、燃え尽きたというのかあきらめたのですね。
この体験は必要だったのでしょう。
ここまであがかないとダメだったのかな~?
もっと早くと言っても5~7年程度、早くに扉を開くことができていたら……
でも、当時の私には無理だったんですよね。
しかし。
世紀末の3年間。
何もなかったと言いましたが、霊的な導きというのは実感する出来事がありました。
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確かにこの世的(実利的で現実的)には何もなかった。
しかし、あのときのことは忘れないし、いつまでもいつまでも、あのときの感電したような体験は色あせない。
あれだったんだろうな、と思うのです。
私の世紀末3年間の、メインイベントは。
何も起きなかったが、起きたのは精神の中だった。
あのときに、ひょっとして魂に何かが植え付けられたのかも。
スピ鈍なので、わかりませんが。(笑)
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