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家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2020年1月28日火曜日

多様な才能を育てる場

一昨日、母と人の集まるところへ出かけた、というのは。

児島ジーンズミュージカルの本番があったからなのです。
  ↓
 児島ジーンズミュージカルのFB

これの事務的なことを、うちの娘が手伝っていて。
娘が関係しているのなら、ということで、母も一緒に観劇に(母からは孫娘)。

これね、結構よかったのです。

地元の小さいお子さんから、ま、そこそこ経験を重ねた…ね? そういう皆さんが集まって作ったミュージカルです。

もちろん、プロとかセミプロみたいなものを期待したらいけません。
だって、すごく小さい子もいるわけで。
セリフの棒読みとか、ゆるしたってー!という
(それでも結構、演技していた)

でも、中には相当な練習を積んで参加したのだろうなという子供や大人もいて、そうなるとやっぱり芝居全体が引き締まるんですよね。
歌唱で突出した子もいましたし、踊りがうまかった子もいた。
子供じゃないけど、プロみたいな人もいた。

小さい子も参加するミュージカル。
それでも破綻なく、ちゃんと作品として成立したのは、演出家や脚本を書かれた方の努力だろうな~と思います。
おっと、裏方の娘の努力ももちろん。

こういうものもないといけないと、しみじみ感じました。

私も過去、市民創作ミュージカルの事業に関わってきましたが、どうしても経験のある大人や芝居を習得してきた若者が関わると、その他の人(大人から子供まで)の活躍の場って、制限されるんですよね。
舞台上で。

でも、長い目で見たときには、
舞台に登った子供たちが、
自分たちが中心的な役割を果たして、
拍手喝采を浴び、
頑張ったね、
という賞賛を受けるような経験をすることって、とても重要です。
そういう経験があればこそ、小学生は中学へ、中学生は高校へ、高校生はその先へ、上がっていったときに、より才能を発揮できる余地が広がります。

やる気だって芽生えたり、育ったりしますからね。
こういう文化の裾野だって広がる。

私が過去、関わっていた倉敷市の市民創作ミュージカルって、本来はそういう主旨を目指していたわけなのですが。

いいものを作る、ということに傾きすぎていたのではないかと。
ふと反省します。

すごく長い目で見たときに、普遍的にこういうものを作る喜びが広がって、その中で個人が得られる喜びがあって。
それが10年、20年先になったときに、本当の意味で収穫を得られるとのは、どっちなのか?

これは、その結論的な事態を待たなくても明らかです。

たとえば社会でも

できる人

気に入っている人
なんかを優遇してしまう職場もあろうかと思います。
それは働き手を限定します(そういう職場だと辞める人も多い)。

でも、

できなくても

気に入らなくても
多様な人を育てた方が、会社全体の未来を開くことになります。
それだけ多様な才能を擁することができるから。

多様な種が芽を出し、数多くの実りをもたらすのは、考えるまでもない……


それを阻害するのは

やっぱり個人の執着

なんですよね。


とらわれずに、手放していきたい。
そういうことも思いました。

ま、私はもうあんまりとらわれているものって、ないような……?

いやいや、思い出さないだけで、きっとある。
内観してみよ~。


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