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作家として
占星術研究家として
家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2022年7月2日土曜日

子どもは親の思い描く通りには、なかなかならない

このところ、息子の仕事がハード。

この暑い季節に需要が高まるものを扱っている会社なので、当然、忙しい。

シフト制で、すごく早い出勤もあれば、遅い出勤もある。

 

この「遅い出勤」の場合、我が家を出るのが11時くらい。

帰宅は深夜。

残業になると、日を跨ぐ時間に帰ってくることも多い。

 

このパターンになると、我が家はキツい。

というのは、誰かが息子の帰宅後の食事と明日の朝食の仕込みをし終えて寝ないと行けないのですが、

これを毎度、奥さんにやらせるのは、彼女が気の毒過ぎる。

 

私が「遅番」になることもあるのですが、一週間くらい継続されると、いろいろと日常の鑑定やルーティンが、ちょっとだけ厳しくなってくる。

 

ましてや、この猛暑(といっていいと思いますが)。

睡眠が大事なんですよ。

 

来週は、息子は早い出勤みたいで、これはこれで息子は大変なのですが、

少なくとも早くに帰って来られるので。

本人も家族も、このほうがありがたいかな。

 

 

本日、鑑定に来られたERIさんのお土産。

ハタダのフルーツケーキが、どっさり!

 

今夜、家族でシェアしていただきます。

ありがとうございます。

 

 

ERIさんところと我が家は、だいたいですが、子ども世代が我が家と同じなんですよ。

だから、なんとなく、お悩みも我が家と通じているところがあります。

 

違うのは、ERIさんよりも早い段階で、うちはもう

あきらめている

のです。

 

あきらめるというと、子どもをミスているみたいなニュアンスに受け取られかねませんが。

子どもつったって、もううちの子も30前後の二人ですからね。

いい大人。

 

どうなってほしいとか、こう生きてほしいとか。

そういうのは、うちにはない。

好きに生きて。

結婚しようがすまいが。

どっちでもええ。

 

好きなこといて生きたらええがな。

でも、人様に迷惑はかけんように。

(厳密には、迷惑を人にかけない人生はありませんが、ここでいうのは、人様に根本多岐な被害や損害を与えることね)

 

ただ、どんな人生にも責任が伴います。

自分の選択には自分で責任とってね。

 

というスタンスが我が家です。

いい大人だし。

 

 

ところが。

どなたの鑑定というのではなく、親御さん全般の子どものお悩みでは、

しばしば、

親御さんの思い描く絵図のように子どもが生きないことが、

親御さんのお悩みになっていたります。

 

ホロスコープを見たら、

親御さんから受け継いだもの、

親御さんとまったく相容れないもの、

というのは、はっきり分かっちゃうわけで。

 

そこを説明すると、

「ああ! ホントにそうです」

「そういう性格です」

と、言われることがほとんど。

 

そして、

「あなたはこういう性格で、お子さんとはこういう部分が違います」

「でも、こういう部分がホロスコープ上も遺伝して、共通の特色です」

「その結果、あなたが感じるようなストレスになったり、お子さんとの向き合うときのお悩みになっているわけです」

というと、これもまた、ほとんどの方が、「自己認識」に至ってくれます。

 

これは、繰り返しますが、「どなたかの事例」について話していません。

「すごく多くの親御さんの事例」ですから、誤解のないようにお願いします。

(注)

 

これを今、書いているのは、

このところ、「そういうご相談」が多いからです。

 

親御さんからのお子さんについてのご相談。

で、これは、やはり基本的にですね。

親子と言っても、しょせん他人です。

(自分でない他の人という意味ね)

 

違う人格、違う性格、違う運勢的な特性を持っているわけで、

なにもかも親御さんの思うようになるケースのほうが、はるかにレアなのです。

思い通りの人生を進んでくれた、と親御さんが思い込んでいるケースのほうが、よほど不安です。

 

というのは、そのケースでは、子どもが親の要望を受け入れざるを得なく、

それに沿った人生を選ばされた、と感じていることも少なくない。

その場合は、子どもが本音では、

「親のために自分の人生が歪められた」

と感じている場合もあるのです。

 

これは、後々、問題になることがありますし、

親子関係にも障害となることがあります。

 

とりあえず、私が申し上げたいのは、

親というのは、子どもにとって「絶対」です。

幼い時期には。

 

子どもから見たら、親というのはすごく強い力・影響力を持っている。

生活の根幹も握っている。

こういう存在から、「こうしなさい」「こうなってほしい」と求められたら、子どもは拒否しにくいのです。

 

これ、シチュエーションを変えたら、

すごく強い影響力を持つ上司が、部下に「こうしなさい」「こうなってほしい」と求め、それが部下の望む方向性でなかったら?

これ、場合によっては、ハラスメントです。

(部下が明らかに間違ったことをやっているのを上司が指導しているような場合は別ですが)

 

非常に強い個性を持つ子どもは、こういった強権ですらはねのけることができます。

場合によっては、親を自分の人生から排除し、遠ざけることもできます。

それが必要な場合もあります。

毒親、みたいなケースもありますから。

 

でも、そこまで強く出られない子どもたちもほうが多い。

また、そこまで深刻でないにしても、個性や意見の違いで、親子間で葛藤が生じることも多い。

 

これらは、まあ、だいたいですが、

親御さんが自分の体験や経験、自分の価値観の中で子どもに対して、同じものとを求めていることが多いのです。

子どものほうが、根本的におかしい場合もありますけど。

 

でも、違う人生なんで。

公務員になることが、必ずしも正しいわけじゃない。

小学校や中学校で受験して合格することが必ずしも正しいわけじゃない。

親の言うことに従うことが言い選択になるとは限らない。

 

こういう単純なことが、

親御さんの経験や置かれている環境の中で、

親御さん自身が分からなくなってしまっているケースがとても多い。

 

実際、個々の事情は違うにしても、

親御さんはなぜ自分が我が子に〝それ〟を求めて、

〝それ〟を実現させようとしているのか、

ということを自分の心の底に光を当てて考えてみたほうが良い。

 

周囲との関係の中での見栄、

自分ができなかった何かを肩代わりさせる、

自分が築き上げたものを継承させるため、

とか、まあ、いろいろ根源的な感情があるはず。

 

何かを〝強要〟する場合、多くは、そこの根底には恐怖、不安、怯えなどが潜んでいます。

こういった感情が、子に対しての強要になるのですが、

こういう想いを抱いていること自体、その親御さんにも、何らかの原因があるはずで、それはまたさらに上の世代の問題であることも、実に多い。

 

これが、家系的なカルマの一部であったりもします。

 

つまり、本質的には親御さん自身が、支配から脱却することが、解決だったりもします。

人生って、複雑ですよね。

 

でも、シンプルなんです。

わかれば。

 

 

(注について)

私は鑑定依頼を受けたそのかたの個人内容についてて、ブログ上で書くことは絶対にしません。

特別な事情があり、ご本人がそれを書いていいですよ、と申し出られたりすれば別です。

ごくごく稀にですが、私のほうからどなたか分からない形で、触れさせてほしいということもあり得ますが、2005年にこのブログを始めて以来、そのようなケースは、年に1回くらいの頻度でも発生していません。

ブログ開始以来、こちらが「書いて良いですか」と申し出た事例は、たぶん片手にも満たないはずです。

 

 

 



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