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2024年1月15日月曜日

美しき花を咲かせるために(風の時代へのアンチテーゼ)

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前回、新たな霊性の花が日本を中心に咲くということを、ホロスコープ上の見地からお伝えしました。



ただ、誤解しないようにしてほしいのですが、今後の数年間で日本国民が急速にスピリチュアル化していき、なんか、身近な人がぞろぞろ霊覚が開けるとか、ニュータイプになるとか。(笑)

そんなことを、私は言っているのではありません。


正直なところ、私は現実から遊離した夢見がちなスピリチュアルというのはなじめませんし、それはこの後述べる海王星の好ましくない側面になる危険もあると思っています。

あ、私が思っているだけですから。


今後の日本は、海王星の影響が最大に機能します。



海王星の持つ混沌


海王星は現状のホロスコープ構成では、もっとも人の霊性や集合意識などに近い星です。冥王星もほぼ同格ですが、性質が異なると見ています。

(新発見の惑星がホロスコープに明確な意味づけをされて組み込まれた場合は、この限りではない)


この海王星は、ある意味、厄介な星です。



海王星はスピリチュアルなことに関わりますし、医療や介護、人を助け、癒す、そうしたあらゆる仕事や立場、姿勢に関わります。

一方、負の側面としての海王星は、報われぬ献身や自己犠牲、歪んだスピリチュアリズム、洗脳、詐欺、偽物、まやかしやごまかし、不正、不倫などにも関わります。


集合意識には、本質的に善も悪もない。

私たち人類の意識の集積的な意識が集まっているだけです。


そこからどういうツールを引き出すか、その曖昧な海のどこと繋がるか、というのは、私たち個人に委ねられています。


海王星は薬品などにも密接な関係がありますが、多くの薬品は使用方法を間違えると、危険です。

麻薬や覚醒剤、違法(脱法)ドラッグなども、海王星の中にあります。


つまり海王星は、本質的には、善でも悪でもない、混沌とした海なのです。

この星は凶星として分類されてはいますが、いえば、海王星から私たちが引き出しやすい傾向が、どうしても不安定で常識的でないということがあります。

人はわりと安定とか、目に見えるもの、はっきりとした計画などを好みやすい。


海王星は対極にあります。

現実に対しての夢想や霊性。

混沌としており、わけがわかりません。


それが今後の日本には強く作用するので、たぶんですが、日本はかつてないほど海王星的な傾向を持つようになると思います。



私たちはどうすべきか


現実的に、それがどういう形になるかというと、おそらく文化的なもの、芸術や音楽、感性に訴えかけるあらゆるものが、これから日本が世界を席巻していくと思います。


海王星の中に、芸術や音楽も含まれる。人の共感にもっとも関わる星だからです。

この現象はすでに起きていることを、皆さんはいろいろなところで確認できるでしょう。


これが今後、レベルが1ランクも2ランクも、いや、先々は10ランクくらい増大して、世界に波及すると思われます。


また海王星はスピリチュアルですから、日本が古来から持っている精神性、宗教性といったものも、その真の価値が広まっていくと思います。

この表現は、ちょっと危ういのですが、〝日本教〟みたいなものが宗教的に広まる可能性(危険)がありますが、実際、そうなったら、ちょっと「?」です。


日本人は特定の信心を行っていない人が多いのですが、古くからの神道的な崇拝に、後に入ってきた仏教もうまく融和していった歴史(長い目で見ると)があります。

大多数の日本人が、初詣をしますし、葬儀は仏教です。


「私は何を信心している」という形態ではなく、縄文以来、私たちは自然界や神仏のあらゆるものを崇敬するという集合意識を共有しています。

それは消えてなくなっておらず、私たちのDNAの中にある。


それが、今後、世界に広まる。種として。

その核心となるのが日本。


というのが、私のホロスコープ上の解釈です。

それは、結果的にですが、異教の神や教義を受け入れない人々には、〝とても受け入れがたいもの〟となるでしょうが、世界が危機に瀕すれば瀕するほど、日本の民が持つこうした資質は、

「これでないと、もうダメなのではないか」

という選択に繋がります。


つまり世界が、ギリギリのところへ向かっているように思えることすら、この流れの布石かも知れないのです。

なぜなら、日本が古来持つスピリットには、〝教義〟すらない。

ただ、〝体験〟があるだけだからです。


海王星は、浄化や癒やしにも関わります。

日本がこの大きな役割を担う、と考えることもできます。


一方、〝負〟の海王星も今後は、膿みきった腫れ物が破裂するように、いっぱい出てくるはずです。

「こんなにも汚かったのか」

「こんなことがいまだに存在するのか」

「こういうことをできる人間が存在するのか」

「それを許す環境なのか」

ということも、目の当たりにすると思われます。


浄化のためには、汚穢なるものを洗い流してしまう必要があります。


根深くて重大な、

嘘・ごまかし・詐欺・不正・不誠実・よこしまな誘惑……ありとあらゆる人を惑わすものが露呈しやすい時機が到来しています。

それは昨今の日本の政治や企業の有様を見ても分かることです。


スピリチュアルなことでも、まやかしは危うい。

昨今は占いがブームですが、明暗がはっきり分かれる可能性が高い。

ブームがひっくり返るような何かが起きるかも知れないのです。


海王星は、個人としては、たとえば愛情関係だと、不倫などに一番関係しやすい。

私は芸能界や著名人であっても、不倫は当事者の問題だと思っていますので、否定も肯定もしません。著名でない個人も同じです。

ただ、不倫関係の継続は、その人にとって、ほとんど運勢的な利益にならない、ということは言えますし(99%は)、今後はそういうものを精算しておかないと、海王星が強く機能する時期にますます突入すると、何が起きるか分かりません。


不倫だけでなく、不誠実でふしだらな行為、不正行為などかな?

海王星は流れる水のようなものですが、汚濁のよどんだ淵に身を浮かべるのか、流れる清い流れに入っていくか、ということは、今後の〝決定的な差〟になっていく可能性があります。

恋愛に限りません。


火星が非常に強く機能するときは、重大な事故や火災や戦争なども起きえます。

一方で、スポーツや何らかの技能・技術で飛躍的な成果が見られるものです。


同様なことは、海王星でも起きるわけです。


ですから。


ここが分水嶺。


未来を分けるときです。


なんですが、実は何も難しいことはないのです。



天に恥じない生き方をする。


それが、ほぼすべてです。

そして、私が皆さんに、ここ数年間でできる、一番のアドバイスです。



最後に、追記的なことを書いておきます。



風の時代へのアンチテーゼ


最近、「風の時代」ということが、この業界では喧伝されています。

2020年12月に、グレート・コンジャンクションが水瓶座で発生したことが、一つの大きな契機なのですが。


グレート・コンジャンクション 

つまり木星と土星の会合は、その軌道周期の関係から、あるエレメントで発生すると、同一エレメントで発生し続ける傾向があります。

おおよそ20年の周期で発生するこのグレート・コンジャンクションは、今後、風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)で発生し続けます。


それが長く続く。

ゆえに「風の時代」なのです。


もう一つ言えば、もっと長い地球の歳差運動の関係から、もうだいぶ前から「水瓶座の時代」に入っていることも意識されている方も多いと思います。


一つお願いなのです。

風の時代を、いたずらに美化しないでください。

そして、相対的に過去の「地の時代」を貶めないでください。


今までは物質的で利益優先だったが、これからは精神性の時代……というような主旨が多いのですが、

一つ、こういう論旨は、地のエレメント生まれの人を傷つけます。(笑)

私も射手座生まれですが、結構地の要素が強いのです。

ま、私のことはどうでもいいんですが。


地が風に対して劣っているわけではない。

というか、すべての星座、すべてのエレメントには優劣などない。


にない大事な資質を、は持っています。


すべては相対的な意見に過ぎません。

私は長くホロスコープを研究している立場から、体験からも、すべての星座は愛おしく、かけがえのないものと感じます。



では、なんですか?

だいぶ先ですが。


2159年12月には、水のエレメントでグレート・コンジャンクションが結ばれ始めます。

その後、揺り戻しはありますが、2219年に蠍座でグレート・コンジャンクションが起きた以降は、水のエレメントで継続的に起きる流れが長期にわたって継続します。


その時には、風は貶められる表現で良いのでしょうか?


理屈や理想ばかりの風の時代は終わった、これからは人の情や共感の時代で、真に豊かな時代になる……


というようなフレーズが、今のままだと予想されます。


OK?

それでOK?


考えてみてください。


なぜ、ここでそれをお伝えするかというと、すごく巨視的な視野だと、ここ数年の海王星のアプローチで発生する芽、開花、

そして……

「結実」のプロセスは、この「水の時代」になるのではないかと予測しているからです。


そういう、ものすごく大きな視野に立つと、ここ200年弱の風の時代は、じつはその本当の結実の時期の〝前座〟でしかない可能性があるのです。


これは風を落とす意味で書いていません。

風のエレメントもまた、すごく大切なプロセスなのです。


ここらへん、バランスを。



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