14日、13時32分頃、魚座21度で満月となります。
シナイ山から新しい律法を携えて下りてくる一人の男。
新しい律法の石版を抱えて予言者がシナイ山の坂を下りてくる。
サビアン度数としては魚座22度。
これらの、限りなくモーセを連想させる詩句は、当然ですが聖書の逸話を下敷きにしたものです。
モーセが民は率い、エジプトを脱出してきた後、しかし、イスラエルの民は混沌としていました。生活も信仰も。
そこに根本的な「軸」となるものを与えたのが、シナイ山でモーセの石版に刻まれた十戒、すべての律法の基礎となったものです。
画像はアマテルで作成→高機能 占星術ソフト・アマテル
このチャートは、非常に強力なものです。
前新月では太陽、月、水星、金星、火星というすべての個人天体の集結が、乙女座でありました(火星を個人天体に分類しない立場もあるが)。
この満月は、当然、月は太陽の反対側に来ますが、他の個人天体は乙女座にまだ釘付け。
このような新月→満月の推移は、なかなかレアです。
月は個人的には動機であり本能であり情動です。
太陽は、成果であり目的であり、トータルです。
つまり新月時に生じた、このミュータブルサインでの芽は、この満月で爆発的に解放される可能性があります。
海王星という霊感的な星と交わることによって(まさにモーセの受けたもののように)。
この構造が非常に物質的な次元で発生すると、それまでのなあなあの構造やあいまいな秩序が壊され、さらに混沌となる可能性もあります。
あるいは、この新たな律法は、強烈な命令となって天降ってくるかも知れません。
会社や国家などの次元もあれば、強烈な上意下達かもしれません。
「法」に関わる何かかも知れません。
一方で、霊的な領域の命令を受ける人もいます。
神霊的な世界の動きというのは、しばしば個人へは強烈な強制となることもあります。やりなさい、みたいな。
是非の「非」はないような。
ちなみにどういう霊的な領域から受けるかは、それはその人の生き方次第。
場合によっては、おかしな律法を掲げて叫び出すような人物の出現に繋がる場合もあります。
とくにこの満月期は、ある種の熱狂的な動きをあおる傾向が顕著です。
こういうチャートの特徴を解読すると、やはり香港のデモなども終息に向かうとは思えない感じがしますし、特定の民族感情なども高まる一方かも知れません。
その反面、秩序をもたらそうとする動きも大きなうねりとなります。
そして、静かに。
真に継承されるべき存在を、選別するような気配も感じます。
狂おしく、強く、
しかし、荘厳な満月です。
◇ メッセージ
荒魂(あらみたま)の現われるときぞ。
ぼうっと眠りをむさぼるな。
目覚めよ! 目覚めよ!
そなたの魂の奥底にある、本当の自分をつかみ出せ。
つかんで、食え!
そして、本当の自分になれ!
ぽちっとお願いいたします。(^人^)
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