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2022年3月9日水曜日

私たちに出来ることは海王星を生かすこと 3

 

このシリーズの最後の記事になる予定です。

 

 

海王星を生かして生きるということは、スピリチュアルな生き方をするということ。

海王星は集合意識の象徴で、スピリチュアルな生き方とは、その集合意識とリンクした生き方になる。

人はそれぞれの生き方や意識によって、繋がりやすい集合意識がある。

集合意識には、国や民族、宗教、イデオロギーなど無数に形成されるグループがあるので、ニュートラルな感覚なしに繋がってしまうと危険もある。

 

というのが、昨日までの記事の要約です。

 

これはつまり、ニュートラルな感覚を持っていることが、何よりも大事だということです。

ニュートラルな感覚というのは、偏りがありません。

 

たとえば、この世は何かと、〝悪いやつ〟を設定しがちです。

そういう情報があちこちに出てくる。

それをキャッチする。

すると、それに同調して、「こいつは悪いやつだからこらしめてやろう」という、正義の味方になっちゃうと、もうニュートラルではありません。

 

ネット叩きもこうして起きるのですが、国際関係でも民族間の問題でも、何かの事件の加害・被害に関する情報でもなんでも。

何かの情報だけを鵜呑みにして、それに乗っかる行動をするというのは、ニュートラルではありません。

むしろ、とても危険だということは、このブログをお読みの方にはお分かりでしょう。

 

事実とは違う情報を頭から信じ込んでしまう危険があるからです。

その情報が必ず真実だと、裏付けが取れているわけでもないし、一般にいわれていることの裏側にはもっと深い真相があるかもしれません。

 

その真実を突き止めたら、やっていいかというと、それもニュートラルではありません。

そもそも、誰かを非難する、攻撃をする、というのは、その時点では、〝敵対者〟を想定しています。

これは実行に移すともう取り返しがつきませんが、人はそれ以前に想念の中でそれを行っています。

 

不幸になってほしい、破滅してほしい、失脚してほしい、暗〇されてほしい。

とか。諸々。

 

気に入らない相手にそう思うのも当然ですが、たとえば戦争の惨状、泣き叫ぶ子ども、逃げ惑う人々、破壊される町などを見て、その悲しみを誰かを対象にぶつけたいし、責任を追及したいというのも、人としてはわかりやすい感情です。

 

が、誰かを憎んだり攻撃したり、〇んでくれたらいいのに、とか思う段階で、すでにニュートラルではありません。

なぜかというと、自他を完全に分離している。

そして、その種の集合意識に同調している。

 

その種の集合意識というのは、たとえば民族的な憎しみとか。

戦争被害者たちとその肉親たちの憎しみとかの集合意識もあるでしょう。

(これ自体が悪いとか、そういう話ではありません。本来、集合意識に善も悪もない。ただの情報・意識の集合)

 

こういった集合意識の中にある根深いものを解消させるものとして、

一つは、ホ・オポノポノがあります。

ホ・オポノポノは個人が全世界に起きる出来事に責任を負っており、そこに自宅の区別はなく、だからこそ潜在意識の中にある〝情報〟を

「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」

という言葉でクリーニングでき、一人一人がそれを為すことで、個人の問題や世界で起きる問題への浄化が進むと考えます。

 

だから、今の状況の中で私たちが出来ることの一つに、このクリーニング技法は有力であると考えます。

 

こういったことを行う日常というのも、ある意味ではスピリチュアルな生き方です。

そして集合意識とリンクし、かつ、おかしな同調をせずに生きることに繋がります。

 

これは、スピリチュアルな感性など、まったく持たない人でも出来ます。

実際、スピ鈍の私でもやっていますし、その効果は日頃から感じています。

 

 

だから、今の世界の状況の中で、自分に出来ることは?とお考えの人は、一つの選択肢としてやってみてください。

「私の潜在意識の中にどのような情報があり、ウクライナの悲惨な戦争が起きているのだろうか?」

と自分の中に問いかけ、そこに「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」の四つの言葉を贈り続けるだけです(機械的にやるだけでOK)。

 

このようなクリーニングを、地球全体でやれば、あるいは早期に状況は変わるかも知れません。

 

「そんなんじゃ、間に合わない」「今すぐなんとか出来る方法はないの?」

と思われるかも知れませんが、そんなものがあれば、戦争などこの世からとっくになくなっています。

 

というか、人類はものすごく古い時代から、さんざん戦争を繰り返してきました。

この好戦的な集合意識や、それによってもたらされた悲しみの集合意識や憎しみの集合意識は、そんなに簡単にきれいになくなったりしません。

 

こういったものの完全クリーニングが、一朝一夕にできるはずもないのです。

 

だから、私たちはできる限りニュートラルな状態を作り出し、それぞれの立場で自分自身が〝和〟を作り出していかねばなりません。

自分から作る必要があります。

自分が変わる必要があります。

自分が争いや憎しみだらけで、〝和〟も何もありません。

 

誰かだけに責任を押しつけないこと。

誰かに憎しみをぶつけないこと。

誰かの不幸を喜びとしないこと。

 

なぜなら、他人は存在せず、その誰かも貴方だから。

だから、考えでも行動でも、敵対者を作ってしまうことは、自分自身にマイナスなのです。

 

つまり、これが、私が考える〝真にスピリチュアルな生き方〟であり、

〝真に集合意識とリンクして生きること〟です。

それは同時に、〝海王星を生かす〟ことでもあります。

 

こういった生き方は、日本では古来、このような表現をされていたのではないか、と私は感じています。

 

〝カンナガラ〟

〝カムナガラ〟

 

惟神とか随神と書きます。

西洋的には〝主の御心のままに〟というような生き方が近いかも知れません。

 

別に宗教家になれという話ではありません。

 

大きな(上位の)存在に同調し、〝意〟を合せて生きること。

これが集合意識の中の、光や和となるものに焦点を当てた生き方です。

 

そのためには、自分の小さなエゴにとらわれない、開かれた心が必要です。

つまり自分の利益とか、自我の満足とか、そういったものを優先せず、

自分に訪れるもの受け止め、受容し、隣にいる人を愛し、感謝し、

 

共感を共有して。

 

それが、カムナガラの生き方ではないでしょうか。

 

最後に。

 

このところ、私が実感していることの一つに。

天津祝詞(あまつのりと)があります。

 

私は毎日、これを自宅の神棚の前、ジョギングで行く神社などで奏上しています。

この天津祝詞は、現在の私たち日本人に与えられている、きわめて強力なアイテム(?)ではないかと。

 

この祝詞が、非常に強力で顕著な現われをするのを、私は幾度か体験しています。

この祝詞の文言を確認してもらったらわかりますが。

 

この祝詞は、祓戸(はらえど)の神々への祈りです。

瀬織津姫様もその中にいらっしゃいます。

 

そして、何かを排除しようとか否定しようとか、そういうものではない。

たんに禍事(まがごと)罪穢(つみけがれ)祓い浄めるものです。

 

これは、非常に強力な〝言霊〟だと思います。

この言霊こそが、誰にでも出来るニュートラルな作業です。

 

一般に「祈り」という行いは、どちらかというと、「こうなってほしい」という願望を伝えるものになりがちです。

個人の願望もありますし、戦争をなくしてほしいとか飢餓をなくしてほしいとか、大局的なものもある。

でも、その伝え方・祈り方だと、願望なのです。

 

しかし、天津祝詞は願望ではありません。

単純に禍事と罪穢を浄化するための言霊です。

 

ホ・オポノポノ以上に、私たち日本人には合っているはずです。

ご自宅の神前で、あるいは最寄りの神社で。

日々、これを奏上することが、どれほど集合意識の浄化に繋がるか。

 

ウクライナのことで気持ちが落ちているかた、悲しみや怒りを感じるかた。

そういった方々に限りません。

一人でも多くのかたに、この祝詞を使っていただきたい。

ウクライナのことを想いながら唱えるのも良いでしょう。

 

じつは……

私は以下の先日の記事のとき

 

 

石上布都魂神社(いそのかみふつのみたまじんじゃ)の山頂・本宮で、これを奏上したとき、

言霊が世界に広がる

という感覚を得ました。

 

ただ、スピ鈍なので、単なる錯覚かも知れません。

しかし、この天津祝詞を私に日常的に奏上するように促して下さった方は、そういう感覚を持っておられる。

 

言霊の力。

これは日本固有のものだと思います。

 

言霊の幸わう国(ことだまのさきわうくに)

それが日本です。

その国に伝えられる天津祝詞が、無意味であるはずがありません。

 

口にされたことがない方もいらっしゃると思いますので、私が日々唱えているものと同じ内容を、ここに記しておきます。

(調べてもらっても、細部はともかく同じ内容です)


たかまがはらにかむづまります
かむろぎかむろみのみこともちて

すめみおやかむいざなぎのおほかみ
つくしのひむかのたちばなのおどのあわぎはらに
みそぎはらひたまふときにあれませる
はらえどのおほかみたち
もろもろまがごとつみけがれを
はらいたまひきよめたまふと
まをすことのよしを
あまつかみくにつかみ
やおよろづのかみたちともに
きこしめせと
かしこみかしこみもまをす

 

日々、ご神前などで唱えて下さい。

すぐに覚えられないかも知れませんが、毎日やっていると、すぐに暗唱できるようになります。

 

これを「子供だまし」みたいにお感じになる場合は、看過ください。

でも、ピンと来る人には、なにがしかこれを奏上する理由、素養みたいなものがあると思います。

 

これは、誰にでも出来る、「今私たちに出来ること」です。

 

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