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2019年11月25日月曜日

ハデスはネット空間にも存在する

この記事は、今年の春の春分図の解読にも関係していますし、私が時折、「ペルセポネーの略奪」について書いていることにも関係します。

大阪で行方不明になっていた小6の女児が、栃木県小山市の交番に駆け込んできて、未成年誘拐の疑いで容疑者が逮捕、さらに15才の女子も同じ家にいたことが発覚しました(6月からいなくなっていた茨城県の中学生)。
ともかく大阪の女児が親御様の元に戻されたことに、何より安堵いたします。

春分図の記事の中で「女性や子供、社会的な弱者に対する理不尽な出来事は、2018年と変わらずに起きそうに思えます」と触れていたのは、ごくシンプルな春分図の特徴からです。


 画像はアマテルで作成→高機能 占星術ソフト・アマテル

この春分図では、月シングルトンなのです(わかりやすく10天体だけを表示しています)。

月は母性であり、幼児。
また女性性の代表的な天体です。

こういったものが脅かされる可能性もある配置なのです。
トラインではありますが、月とアスペクトしているのが火星、冥王星というのがまた……

山梨のキャンプ場で行方不明になった女児、美咲ちゃんの事件もいまだ解決しておらず……親御さんやご家族、関係者の皆様がいかほど心を痛めておられるか、想像すると私たちも胸苦しいものがあります。
1日も早く見つかること、親御さんの元へ戻られることを祈らずにはおれません。

こういった今年の傾向の一部に、こういった月シングルトンの影響があります。

一方、月の年齢域は生後7才くらいまで。
といっても女性性を代表する星なので、中学生や小学生であってもここに女児が含まれないとは言えません。

ただ、女性性を表現する星は月だけではありません。
そうしたものに、むしろペルセポネーの略奪と私が呼ぶ天体配置が関係することが多いのです。

女児を略取する、あるいは女性性を深く傷つける事件などの背景には、こういったものが存在していることがしばしばあります。

今年の9月~10月頃はこの傾向が顕著でした。

ただ今回の栃木県の事件は、ホロスコープを観測すると不可解な点があるのです。
この略奪配置ではない、という印象が強いのです。

まだ事件の究明はこれからですが、少なくとも強奪的な犯行ではなかった可能性が高い……ということをニュースで見て、この不可解さがほどけたように感じています。

ただ。
合意があろうとなかろうと誘拐は誘拐。
目的によっては監禁罪などの適用になる可能性もあるとのことですが。

怖い時代だなと思います。

私も娘を育てたことのある親ですし(とっくに成人しておりますが)、幼い子、多感な時期の子供を育てている最中の親御さんにとっては、一体どこにどう気をつけたらよいのか、というような時代になってしまったのかも知れません。

SNSで遠い土地の人間とつながって、連れ去られてしまうなど。

自己の管理とかコントロールにおいて未熟な年代の子供と
どんな暗部にもつながっているネットの世界

その世界にも、ペルセポネーを連れ去ってしまう冥界の神が潜んでいる時代なのですね。


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