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作家として
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心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2022年9月21日水曜日

還暦バカップルの至ったところ

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今朝は還暦バカップル夫婦でジョギングしました。

私もあと3ヶ月ほどで60才!

立派なジジイです。

 

朝夕が、いきなり、すとーーーんと秋が深まったみたいな感じになっちゃった。

 

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景色も、にわかに秋めいてきた。

ジョギング時も、明日からは、長袖長パンにしよう。

 

なんか今年の冬は、雪の心配もあるそうで。

 

今日の還暦夫婦は、午前中の野暮用のアフターで、「沈黙のパレード」を観に行きました。

 

到着時刻と上映時間の関係で、食事時間がもはや5分くらしかなかったのですが。

 

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ふるいちの、「温玉月見ぶっかけ」を食しました。(笑)

しかも映画チケットがあるとサービスで「大」にしてもらえる。

 

いろいろな予告編は始まっていましたが、本編には余裕で間に合う私たち。

還暦のわりに、フットワークも早食いも、昔と変わらない。

 

 

尊敬する東野圭吾さんの原作、ガリレオ・シリーズ。

以前の「容疑者Xの献身」や「真夏の方程式」なんかは、原作を先に読んで、劇場で見るという流れだったのですが、このところ、ミステリに読書の時間を割くことがまったくできないので、

今回は原作情報なしに映画を観ました。

 

奥さんもそうだったのですが。

あまり情的に〝感動〟したわけではなかった。

というか、話に作り込みは、さすが東野さん。

 

私はもうずいぶん昔から、「次代の松本清張になるのは東野圭吾さん」と公言してきました。

ブログにも書いたかな?

 

この発言の中身は、要するに、質量共に松本清張的な大家になるのは、東野圭吾さんが筆頭という認識でした。

日本のミステリの歴史の中に、きっとそう位置づけられるお方だと。

ただ、松本清張さんと同じようなタイプという意味ではありません。

 

むしろ東野圭吾さんのほうが、はるかに多様な物語を創出している。

ある路線を継続的に極めることも貴く、またある軸を持ちながら多様な試みを行うことも貴い。

東野さんのほうがマルチで、幅広い作風を持っているということです。

こういったものは、〝時代〟が背景にあるので、作家としての優劣など論じるのは無意味です。

 

おっと。

話が逸れましたが。

 

感動という観点では、じつは「容疑者Xの献身」のほうが強かった。

これは、論理的に説明できてしまうので、今は辞めてしまったけど、大学の講義なんかで解説していました。

 

ミステリというのは、「謎の構築」という部分に、普通の文学と異なる〝柱〟があり、そのために人物とストーリーを費やさなければならなくなり、
結果的に、「すごく優れたミステリ」であればあるほど、テーマ性や人物に寄り添う率が薄くなるのです。
 
ところが、稀に、この「謎」と「テーマ」と「人物」が、見事にリンクするミステリが作成されることがあります。
「容疑者Xの献身」は、このリンクがかなり高度に達成されていたのです。
 
ネタバレになるので、「沈黙のパレード」の内容については、お口チャック。
しかし、感動という観点では、話の作り込み、ミステリとしての完成度、という点では、別種の感動はあるのです。
伏線となるシーン、もの、そうしたものが印象に残るシナリオとカット編集。
北村一輝さんの演技も光っています。ていうか、ある意味、この映画では主演的??
 
 
映画のエンディング・テーマの余韻に浸りながら、外に出ると、倉敷イオンの上空がすごい模様でした。
 
 
あとで、車の運転をしながら思ったのですが。
自分はもうミステリは書かない人になったな、ということでした。
(とっくにそれは分かっていたのですが)
いや、絶対はないのですが、〝そういう泉〟が自分の中にないのです。
 
もし書いてくれという依頼でもあれば、ないことはないかも、なのですが、
でも、もうミステリの最前線を離れて時が経っていますので、知識が足りていない。
なによりも、そこに魅力を感じないため、意欲がない。
 
まあ、可能性を締め切ってしまう必要はないし、違った人間になったので、別な扉がうまく開けてしまえる可能性もある。
じつは、そういうのも感じるのですが。
まあ、私はやるべきことをやっていかないと。
 
べき?
いやいや、違うな。
 
楽しいことが最大の羅針盤!
 
たとえば、今の私にとって、楽しいのは、
こうして奥さんの休日に、できるだけ共に過ごすこと
なんですよ。
これが一番。
 
いまだに奥さんは、そこに疑問を抱いているかも知れないのですが、
そうなんですよ。
次点にあるのが、
占星術の研究
とか、ほぼ仕事関係のこと。
 
こんな人間には、ミステリは意欲的には書けません。
ミステリ創作には、〝欠損〟が求められるからです。
(これについては、今日は書きませんし、ずっと書かないかも)(笑)
 
これは、ある種の人からは、「堕落した」みたいに思われかねない。
でも、誤解しないでほしいのは、奥さんに迎合しているわけでもない、気を遣っているわけでもない、機嫌を取りたいわけでもない。
単純に言えば、「奥さんの幸せが自分の幸せ」になったのです。
 
しなければならない、ではないのです。
普通にしたいし、そうありたいのです。
 
そこが完全に一致している。
これは、いわゆる相性とか、
そういう話ですらない。
 
和合
というものは、なかなか現世では実現しにくいのですが、そこに近づけた?
 
わかりにくい話かと思いますが、わりかりたいと思う方は、
「ガイアの法則」をお読み下さい。Ⅱのほうにその辺のことが書いてあります。
 
では、また明日~~~♪

 

 

 


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