火星、天王星、冥王星のTスクエアです。
これのアスペクトは、今年7月ごろに一度発生しています。
その時には火星は蟹座で、現在は天秤座。
どちらも火星にとっては減衰する星座で、火星のマイナス面は目立って出るはずです。
実際、アメリカでは銃乱射事件、イギリスでも地下鉄で刃物を持った男が刺傷事件を起こしましたが、これらはテロだという判断を当局はしています。
拡散していく暴力。
非常に懸念されます。
日本でも昨夜、埼玉県内の東武東上線で列車が立ち往生し、5万人に影響が出たとのこと。
列車・鉄道もまた火星です。
こういった問題や事故には、当分注意が必要です。
その一方で、このアスペクトは私たちに新しいものを見させてくれます。
これは、金星探査機あかつきが金星軌道に投入させるためのエンジン噴射を行った際のチャートです。
まったく、ビッタリ! Tスクエアが最強の状態です。
まだ金星の軌道周回に入ったかどうかは、2~3日しないとわからないらしいですが、かつて一度失敗したあかつきの軌道投入作業そのものは、今回うまく行ったと思われます。
実はこの組み合わせでのTスクエアが発生した7月、NASAが打ち上げた冥王星無人探査機ニュー・ホライズンズが冥王星に最接近して、私たちにあのハートマークの冥王星画像を見させてくれました。
このアスペクトは、こういった科学技術や宇宙に関する、新しい局面を見させてくれるものでもあります。
ハードアスペクトだとうまく行かない、というのではありません。
ハードアスペクトだからこそ、それまでの限界を突破できる。
限界を突破したものは、このアスペクト発生後、ほかにもありました。
羽生結弦選手の超絶演技もそれでした。
火星はスポーツでもあります。
12月の解説で申しあげたように、次の新月、火星の影響が大きいのは日本(アジア)なのですが、その中には私たちに希望を見させてくれるものが、まだあるのではないか……
期待していますし、あかつきが無事に金星周回軌道に入ること、祈ります。