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2019年5月25日土曜日

前世の導火線 part.2

冥王星は「復讐の星」でもあります。

たとえば悪いことをした人間が報いを受けるのを見て、「ざまあみやがれ」と感じる感覚というのは、この冥王星気質にリンクしていることが多いのです。

勧善懲悪の世界というのか。

冥王星は白か黒しかないような極端な性質です。

時代劇、とくに「水戸黄門」や「必殺仕事人」などは、そういう意味で冥王星的な物語なのです。
悪人がいて、その犠牲者がいる。
その意を受けて、悪人たちを圧倒する力を駆使して、裁きを下す。
見る者の溜飲が下がる(スッキリする)。

時代劇には、こういった冥王星物語が多い。
現代の複雑な社会では、こういったシンプル構造の物語は、今や作りにくくなっている。
ファンタジーの中でしか語りにくいわけです。

こういうタイプの物語は、確かに冥王星的なのです。
復讐という要素もそうなのですが、「絶対者による裁き」というのがあるからです。水戸黄門はその作品世界の中では、神の如き絶対者です。
必殺仕事人も、「死」という絶対的な裁きを下せる力を持つ存在として描かれます。

けれど。
そういったものに共感してしまう要素は、じつは冥王星だけではないのでないか?

ということに、最近、思い至りました。


じつは、占星術には「犠牲者の星」と呼ぶべきものがいくつか存在します。

私は、そのような傾向に傾きやすい星を、すごく個性の中に持っているのです。


このようなことは、論理的に考えを詰めていけば、もっと早く気づけたと思います。

なかなか気づきにくかったのは、そこを直視するのが、個人的に難しかったのかも知れません。

じつは、ちょっと前に。
自分の過去生に関する夢を、二夜連続で見ました。

いや、自分のイマジネーションが創作したのではないかと疑いましたが、でも、一夜目の夢の中で、私はいくつかの自分の前世を見せられ、
「あ~、こういうのもあったんだ。ああ、あのときは、こうでもあったんだな」
と、納得していました。
たぶん、そのとき、三つくらいの前世のイメージを受けたのですが、目覚めたあとは、内容は忘れています。モッタイナイ……

しかし、そのうち二つくらいは、今の人生にもどこかでリンクしていて、「だから、こうなんだ」ということを教えてくれたように思います。

二日目の夢は、直近の前世で、そのときに身の回りにいた人物のことがいろいろ出てきた(ように思います。夢は大半、忘れているのですが)。
その中の一人は、自分の今回の人生で、すでに出会っている人物でした(私自身もそうですが、娘とも強い関わりがある)。


まあ、直近の前世はともかく。

どうも、自分は「犠牲者」であった過去生があるのではないか?

というところに思い至りました。

たぶん一日目の夢の中に、そういう情報があったのではないか?

というか、すでに判明している複数の過去生の中で、江戸初期のそれはあきらかに権力によって迫害され、犠牲者となっています。
どうも、それだけではないのではないか?

というのは、ホロスコープには前世を語るポイントとか、前世の見方というのがあり、それは独自に研究して結論に至った部分です(占星術ネット講座の中でしかお教えしていませんので、従ってこのブログで書くことはできません)。

そこにあるのです。

犠牲者の星が。

もちろん私は冥王星の影響も強いのですが、犠牲者の星の影響も潜在的には非常に強い。
ひょっとして、これは前世の情報として潜在していて、何かの弾みにすごく強く反応するのかも知れないな、ということに思い至りました。

人様の鑑定だったら、たぶんこういうことって、わりとすらすら解読しているんですよ。
自分のことって、あんまり真面目に考えないので……(笑)

この犠牲者の星がなんであるかということも、ここではお伝えできないのですが、主要な顔ぶれではないということだけ。

自分のホロスコープなんて、もうだいたいわかっているつもりでいて、じつはいつまでもいつまでも、新しい発見があるんですよね。

でも、このことに気づけたことで、冥王星以外の、自分の導火線が理解できて、ほんと、しっくりきたというのか、納得したのでした。


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