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2019年5月12日日曜日

久々にルミネセンツァ

先日、久しぶりに総社のイタリアン
オステリア・ラ・ルミネセンツァに行ってきました。
本当は3月の奥さんの誕生日あたりで予約していたのですが、そのときはやむを得ない事情で中止。
今回はリベンジというよりも、日頃お世話になっている方をお招きしてのランチとなりました。

当日は快晴。
暑くもなけりゃ寒くもない。
年中こうだといいのですが、それだと四季を楽しめないので×ですね。

以前にホテルの、それもフレンチで長くサービススタッフとして働いていたのですが、日本の四季折々の食材というものには、その頃にとても敏感になりました。
だからこそ、和食に代表される日本の「食」は、すごく豊かなのです(私が最も多くを学んだ時期のシェフが、そういうことを当たり前に厳しく提示していた人だった)。
またその食材にあった調理法とか、ソースとか、もろもろ……

海の幸。
山の幸。

ルミネセンツァでは、そういうことも、いつも納得するのです。

で、やっぱり春というか、もう初夏が迫る微妙な季節の味わいと雰囲気が、ふんだんに盛り込まれたランチでした。


食花で飾られた前菜。
あ~、も~、見てるだけでおいしい(ヨダレ)。

魚介は全体にさっと火を通したというのか
サーモン
ハマグリ
カツオ
サワラ?(たぶん)

ドレッシングとちりばめられたソースが、
くそー、
これなんだよな!
というマッチング。



ベーコンとハーブのパン(下側)
バターブレッド

いずれもうまいのですが、自重しながら、パスタやメインディッシュのソースのために残そうとコントロール。




魚貝のパスタ ラグーソース(私のオーダー)。

ラグーというと、ミンチ肉みたいなものが混ざったソースを想像しやすいのですが、獣系のラグーではない。
要するに、イカやタコや白身の魚などのラグーのようです。

だから、魚介の風味が満載!




もう一つは、ソフト生ハムとモッツァレラチーズ トマトソース
(ほかにももう一種類のチョイスがありましたが、この日はパスタは二種のみ)
        

これ、どっちが良かったかというと、個人的にも甲乙つけがたい。
どっちも、すげー、素材の良さが出ているんですよ。
前者は魚介の風味。
後者はトマトとモッツァレラと生ハムが。

一体感で、魚介のほうかな??

メインディッシュは
あゆ 
あぶらめ
ヒラメ
イベリコ豚
丹波鶏
という選択肢があったのですが(選択広すぎる)、私はヒラメにしました。



一番下は茄子、その上にヒラメ、ヒラメの上に焦げたオレンジっぽいソースが。
食花やアスパラも添えられ、野菜もめちゃうまいのですが。


この焦げ目のついたオレンジ色のソースが、物議を醸しました。

これ、私、最初はチーズかと錯覚しかけたのですが、味見(シェア)をした他の人は、「ウニ」ではないのかと。
確かにそんな色と味なのですが。

私もそのときは、そうかなーと思っていたのですが。
見覚えがあるのです。
フレンチでも、同じような白身の魚に、このようなソースをのせて焼いて出していた……

調べたところ、オランデーズソースでは??

卵黄のきいたソースで、このように淡泊な白身魚の上にかけて、オーブンで焼くこともします。
ウニっぽい甘みも、卵巣だったのでは??

フレンチと、これをとそっくりな魚料理をお客様に提供したことがあり、ふと思い出しました。




デザートのアップルケーキと、プリンのベリーソース。

甘さはほのか。
この店の定番のデザートの特質です。


さてさて、登場です!
私たちの愛するミルクピッチャー(通称ゲロゲロ君)。


今日もいっていただきましょう!



いや、楽しくも美味しいひとときでした。

シェフ、いつもありがとうございます!


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