先日、久しぶりに総社のイタリアン
オステリア・ラ・ルミネセンツァに行ってきました。
本当は3月の奥さんの誕生日あたりで予約していたのですが、そのときはやむを得ない事情で中止。
今回はリベンジというよりも、日頃お世話になっている方をお招きしてのランチとなりました。
当日は快晴。
暑くもなけりゃ寒くもない。
年中こうだといいのですが、それだと四季を楽しめないので×ですね。
以前にホテルの、それもフレンチで長くサービススタッフとして働いていたのですが、日本の四季折々の食材というものには、その頃にとても敏感になりました。
だからこそ、和食に代表される日本の「食」は、すごく豊かなのです(私が最も多くを学んだ時期のシェフが、そういうことを当たり前に厳しく提示していた人だった)。
またその食材にあった調理法とか、ソースとか、もろもろ……
海の幸。
山の幸。
ルミネセンツァでは、そういうことも、いつも納得するのです。
で、やっぱり春というか、もう初夏が迫る微妙な季節の味わいと雰囲気が、ふんだんに盛り込まれたランチでした。
食花で飾られた前菜。
あ~、も~、見てるだけでおいしい(ヨダレ)。
魚介は全体にさっと火を通したというのか
サーモン
ハマグリ
カツオ
サワラ?(たぶん)
ドレッシングとちりばめられたソースが、
くそー、
これなんだよな!
というマッチング。
ベーコンとハーブのパン(下側)
バターブレッド
いずれもうまいのですが、自重しながら、パスタやメインディッシュのソースのために残そうとコントロール。
魚貝のパスタ ラグーソース(私のオーダー)。
ラグーというと、ミンチ肉みたいなものが混ざったソースを想像しやすいのですが、獣系のラグーではない。
要するに、イカやタコや白身の魚などのラグーのようです。
だから、魚介の風味が満載!
もう一つは、ソフト生ハムとモッツァレラチーズ トマトソース
(ほかにももう一種類のチョイスがありましたが、この日はパスタは二種のみ)
これ、どっちが良かったかというと、個人的にも甲乙つけがたい。
どっちも、すげー、素材の良さが出ているんですよ。
前者は魚介の風味。
後者はトマトとモッツァレラと生ハムが。
一体感で、魚介のほうかな??
メインディッシュは
あゆ
あぶらめ
ヒラメ
イベリコ豚
牛
丹波鶏
という選択肢があったのですが(選択広すぎる)、私はヒラメにしました。
一番下は茄子、その上にヒラメ、ヒラメの上に焦げたオレンジっぽいソースが。
食花やアスパラも添えられ、野菜もめちゃうまいのですが。
この焦げ目のついたオレンジ色のソースが、物議を醸しました。
これ、私、最初はチーズかと錯覚しかけたのですが、味見(シェア)をした他の人は、「ウニ」ではないのかと。
確かにそんな色と味なのですが。
私もそのときは、そうかなーと思っていたのですが。
見覚えがあるのです。
フレンチでも、同じような白身の魚に、このようなソースをのせて焼いて出していた……
調べたところ、オランデーズソースでは??
卵黄のきいたソースで、このように淡泊な白身魚の上にかけて、オーブンで焼くこともします。
ウニっぽい甘みも、卵巣だったのでは??
フレンチと、これをとそっくりな魚料理をお客様に提供したことがあり、ふと思い出しました。
デザートのアップルケーキと、プリンのベリーソース。
甘さはほのか。
この店の定番のデザートの特質です。
さてさて、登場です!
私たちの愛するミルクピッチャー(通称ゲロゲロ君)。
今日もいっていただきましょう!
いや、楽しくも美味しいひとときでした。
シェフ、いつもありがとうございます!
ぽちっとお願いいたします。(^人^)
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