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2016年8月11日木曜日

ホロスコープは読み手次第 その2


昨日の続きで。

一枚のチャートからは、かならず複数の答えが出てきます。
土星一つとっても、困窮を招く場合もあれば、高い社会的なステータスをもたらすことさえあります。
ところが、土星が困難や逆境をもたらすと信じ込んでしまっている人が解読すれば、土星がアピールしているのに高い地位を持っている人物のことを不可解にしか思えませんし、結局それは占星術への不信につながります。

実際には土星一個だけで判断ができるはずもなく、様々な側面をつなぎ合わせて行き、結果、高い地位にまで上り詰めそうかどうかとか、そのような可能性を読み解いていくものです。
相談者の方とのディスカッションも大事です。
その人が目的に向かって努力をしているかどうか、それともなにもせずにいるのか、あるいは何かできない状況にあるのかなど、意志や環境について知ることも大きな判断材料となります。

「それは当ててるんじゃなくて、誘導とかカウンセリングみたいなものではないかのか」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、鑑定のご案内で申しあげているように、占星術はそもそも「当てもの」ではありません。
星をどのようにその人が生かせているか、星の示す中をどのように生きているか、それを解読するためのものです。

しかし、当てものではないが、当たるものです。
それは結局、上記の例でいえば、「土星で生きる人はやはり土星で生きている」というようなことが、明瞭に出ているからです。
土星を苦しい状況にしてしまっているのか、それとも自己実現の目標にしているのか。
その違いがあるだけです。

ちなみに土星が苦しい状況だけになっているからと言って、悲観することはありません。
人は魂の計画に沿って生きているので、その人の魂の計画の中では、「人生の一時期は苦労しよう」「思い通りにならない苦しみも味わおう」というプログラムがあるだけなのかもしれません。
つまり本人のやり方が悪いとか、意志が弱いとか、そのようなことだけで苦しい状況が起きるとは限らないのです。

でも、占星術で土星がキイポイントだと分かれば、その人は土星にかかわるもので努力できるかもしれません。
それが状況を突破する糸口になる可能性すらあります。
いや、実際に鑑定をしていて、そのような事例はたくさんあるのです。

ところが、もしチャートへの習熟度や理解が低いレベルにとどまっていたら、
「あなた土星が効いてますから、きっと無理ですよ」
「こういうふうになっちゃうのが運命でしたね」
という、旧来の運命論的な結論しか出てきません。

これが結局、一枚のチャートから得られる解読や結論、アドバイスの違いになってきます。


今、占星術は多くの人が学ぼうとされています。
そういった方々は、ネット上や世間に出回っている多くのテキストの文面に、一喜一憂しながら学ばれていると思います。
私も学び始めの高校時代、そうでした。

見て落ち込むくらいなら、占星術など勉強する必要はありません。
真実は魂の計画としてのチャートですから、そこにはそれぞれの苦労、才能、解決策などが潜在しているのが普通です。
しかし、その深いところが読めるようになるには、相当な時間がかかります。


先日のオーディションで、振付もされているTさんは、一つの役柄の同じセリフを、三つくらいのパターンで演じ分けていました。
そこは笑いを取るような場面なのですが、その三つとも笑いが起き、見ている人の感銘を誘いました。
同じ役の同じセリフ。
それが幾通りにも使い分けられる。

習熟してくると、チャートもそのように見られるようになる。
そこが、占星術の深いところなのです。


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