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心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2019年10月29日火曜日

幸せになるために「意志と選択」以上に重要なもの

ネイタルは魂が地上に押し込められたものをご一読の上で、お読みください。
関連記事に未来を創造するのは意志と選択があります。

望む未来を創造するためには、意志と選択が重要。
これは当たり前のこと。
今をどう生きるか、何か選ぶか、誰を選択するか。
こういった問題が、刻々と私たちの未来を創造しているわけです。

しかし。
強い意志を持ち、考えられる限りの良き選択を行い。
なおかつ、最大の努力をして、身を慎んで、それでも叶わぬことはあります。
これ以上何をどうしたらいいんだ!
というようなことも、人生には普通にあります。

私にもありました。

このブログをお読みのかた、とくに最近読まれるようになったかたには、私はスムースな人生を生きてきたかのような印象を周囲に与えやすいようですが、結構そうではありません。
このブログにそういうものがあまり出ないのは、私が過去の出来事に何もこだわっていないからです。
ですから、ここでもあれやこれやの出来事の詳細は書きません。

ですが、小説家として頭を打ってしまってから、なんとか「復活」したくて何年間もあがいたことがあるということは、この記事の中で触れないと中身が伝わりません。

そのもっとも厳しい数年、毎日睡眠が4.5時間程度。
複数の掛け持ちバイトをしながら、すごく早起きして早朝や、仕事の隙間、深夜に及ぶ仕事の後、床につくまでの間、極限的な努力をしてライフワーク的な小説を書き上げました。
本当に渾身の力で。
手応えもありました。

作品の客観的な評価を得たくて、小説の師匠にも読んでもらい、助言を受けて書き直しを行い、お墨付きをいただいた上で、さらに出版社を紹介してもらいました。

浅ましい話ですが、神頼みもしました。
毎日、氏神様に祈願に行っていました。
やむを得ない事情があるとき以外、ほとんど欠かすことがなかった。

「どうぞ、この話を出版に導いてください」と。

にもかかわらず、その作品は没。
小説の師匠が太鼓判を押してくれていたにもかかわらず。

数年にわたって、二度の極限的なトライをしました。

それでも。
通らないものは通らない。


よくこんなことが言われますよね―。

〝あきらめず、何度でも扉を叩き続けるのだ〟
〝そうすればいつか扉は開く〟

とても、ポジティブ・シンキングです。

〝夢があるのなら、かなえたい希望があるのなら、それをイメージしなさい〟
〝すごく具体的に〟
〝それが実現した状態を強く強く思い描きなさい〟
〝そうすればそれは実現します〟

とか。

私は基本的にポジティブな人間で、こういった素養に欠けていたとも思いません。イメージが弱かったと言われれば、それまでかも知れませんが。

ただ、その間の数年の努力が、あまりにも極限的なものだったので、一種、作家としては燃え尽きちゃったような感覚に至り、なおかつ一種の諦念も湧きました。

この扉はどう叩いても開かんな、と。

私の話は、社会的な、仕事上の願いでした。
ただ、仕事で成功したいというよりも、家族の幸福とか安寧とか、そういったものを守りたいという想いが一番でしたら、非常に切実で、苦しいものでした。
叶わなくても大丈夫、というような状態ではなかった。


もっと、ごくごく市井の、いわばささやかな願いですら叶いにくいことがあります。

ただ普通に人と愛し愛されたい
何かに脅かされない平穏な日常を生きたい

というような願いが通らないというのは、まことに辛いはずです。
こんな当たり前の願いさえ通らないのかと。

現に、そうした悲しみやお悩みは無数にあります。
むしろ、こういったものであればあるほど悲しくなります。特別な成功を得たいとかではなく、当たり前のものを望んでいるだけだからだからです。

愛とか結婚について、
自分の魅力を磨き、おしゃれを工夫して、婚活をして。
教養を高め、コミュニケーションを磨いて。
もしかしたら自分の異性を見る目に問題があるのではないかとか。
家庭に問題があれば、その根っこを解消すべく動いたり。
縁結びの神社に参拝したり。
思いつく限りのことはやってみて、それでもなお「通らない」となったら、これは辛いことです。

これらの本質は「悩みの種類」ではありません。
仕事の苦悩なのか個人的な苦悩なのかということで区別するのは、この場合(この記事の主旨としては)、適切ではありません。

こういった出来事の裏側にあるもの。
意志と選択以外の、何が背景にあるのか。

それは、一つには「時」なのです。

結論から言ってしまうと、「時」が至らないと成就しないこと、変われないこと、見つからないことがあるのです。

開かない扉。
これは、もちろんロックがかかっています。

だからこそ、叩き続けても開かない。

あなたはその鍵穴に合うように、キイをいくつも用意してアプローチするかも知れない。
私もそうでした。

でも。

もしかすると、その扉のロックは、時限式だったかも知れないのです。

時が来ないと開かない扉。

次回は、これについて続編を書きますね。


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