― the field for the study of astrology and original novels ―
作家として
占星術研究家として
家族を持つ一人の男として
心の泉から溢れ出るものを書き綴っています
明日8日20時2分頃、牡牛座16度で満月となります。
サビアンシンボルとしては、牡牛座17度になります。
そして、この満月は天体現象として、皆既月食を伴っています。
サビアンシンボル
・剣と松明の戦い
・剣と松明のシンボリックな戦い
剣は、争いや力、意志などの象徴であり、松明は霊性、覚醒(悟り)、信仰の象徴でもあります。
ずばり、「戦い」のシンボルなので、対立する二つのものがせめぎ合い、葛藤や競合といったものが起きやすい満月です。
ましてや、今回の満月は天王星と完全なコンジャンクション状態で発生します。
しかも、たんに星座の度数が揃うのではなく、視覚的にも月に掩蔽される=月が隠してしまう天王星食という、希有な天体現象も伴っています。
月が惑星を隠してしまう現象は、そう珍しくはありません。
しかし、皆既月食のタイミングで他の惑星の食が同時に起きる、というのは、2235年までないそうです(部分食の月食が、他の惑星を掩蔽するのであれば、2106年に起きるそうですが、いずれにしても私は生きてない!)。
ホロスコープは高機能 占星術ソフト・アマテルで作成。
チャートの特徴
この天王星の効果が、それこそメーターが振り切れるくらい出そうな月食満月です。
そのため、天王星がもたらす変革、分離、反発、相容れぬもの、協調できない、というような傾向が、より際立ってくるはずです。
つまり、この時期にバラバラになる組織や家族とか、あるいは究極的な大改変・大改革が起きるグループもありそうです。
極端な事例だと、国に大きな変事が起きる可能性もある。
〝この時期〟というのは、普通なら次の新月か満月までなのですが、月食なので、次の日食、もしくは月食まで効力がありそうです。
ちなみに
次の日食は2023年4月20日
次の月食は2023年5月6日
です。
この剣と松明が、具体的に何になるかは、いろいろ考えられます。
経済原理と宗教観の対立になる場合もあるでしょう。
そもそも「戦い」のシンボルなので、国家間の闘争や、国内の勢力の対立になる可能性もあります(アメリカの民主党支持と共和党支持みたいに)。
亀裂が深刻化するケースも多いはず。
サビアンシンボル自体がそうなので、天王星の効果がよけいに強調する感じです。
個人の場合、人によって対立する中身は異なるでしょう。
そもそも戦いに近いのは「剣」で、そうした従来の生き方ややり方に対して、湧き上がってきた精神性が対立してしまうことだってあるでしょう。
また価値観の異なる家庭や家族の軋轢、葛藤もあるかもしれません。
ただ、自分の心の中にだけ、この対立と葛藤が起きる人もいるでしょう。
ここで重要なのは、天王星をいかに生かすか。
一つはこれのはずです。
明晰な気づきや目覚め、悟りは天王星がもたらします。
だからこそ、天王星は人に変革をもたらすのですから。
ある日、自分の本当の望みは、今までの生き方とは違ったものであることに気づいてしまった! としたら、
もう前の生き方はできなるでしょう。
それと同じです。
この気づきや目覚めもまた、人によって無数の形や段階があるので、一概にこうであるということは言えません。
ただ、このチャートは、水のエレメントでのグランド・トラインも存在し、どうやら〝共感すること〟〝意識を共有すること〟などが、とても役立ちそうです。
人の情に無関心ではいけません。
隣人が、何に悲しみ、何に喜びを抱いているか。
そして、自分がその人とどの部分で共有できるか。
逆にこういう意識を持つことで、根本的に〝合わない〟存在と分離するということも起きるかも知れません。
こうした個人現象は、国家間でも起きえるので、経済原理や主義、あるいは方針が完全に異なる国家間の溝は深まりますが、逆に共有する国家の連隊も強くなる。
これはまあ、善し悪しです。
ここのところ、何度も申し上げているので恐縮ですが。
火星と海王星のスクエアが強烈で、まだ衰えません。
戦争の鎮静化は望むべくもない印象で、しかも「戦い」のサビアン。
日本に限りませんが、全般に火星事案が多い。
そして、何かの歯止めなき暴走や高騰なども起きやすい状態です。
地域
▶日本
日本は海王星の影響が強く、これが火星とスクエアなので、やはり、結果的に火星の影響が強い状態。事故や火災、あるいは軍事的な脅威などを感じやすい時期。北朝鮮のミサイル発射行動も継続されるか?
また、この月食満月に関しては、比較的、日本列島の西寄りに災害・被害などは出やすい。ただし、前日食新月の効力もあるので、ここ当面は、日本全国で災害への警戒は備えておいたほうが良いと考えます。
▶災害
・日本や東アジア、インドネシア、フィリピン、台湾などの経度。
・南米
・中東とアフリカ大陸東側
▶火星と海王星のスクエア
・日本と東アジア、インドネシア、フィリピン、台湾などの経度。
・アラスカ
・北欧、イギリス
・中東
▶新月の強く働く地域
・ヨーロッパ全般(ドイツあたりから以西が多く、イギリスも含まれる)
・アフリカ大陸の西寄り
・中米
メッセージ
自分の中に〝軸〟を育てなさい
阿吽(あうん)
阿と吽があったなら
阿か吽のどちらかに付かねばならないと考えてはいけない
振り子のようにあっちへ行ったりこっちへ行ったり
なにがにすがって生きるのは
あなたをその何かに
自分を明け渡しているということ
その時
あなたはあなたの住居を
その誰かに好きなように使われているのだ
あなたはあなたの家や部屋の主人でありなさい
子どもを育てているとき
二人の子が喧嘩しているとき
あなたはどちらか片方にだけ付くのか?
どちらの声も聴く
理解する
それが当たり前であろう
そうあることが〝軸〟なのだ
そして、〝軸〟を持っていることが
すなわち
あなたをもっとも手っ取り早く
幸せに導く
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