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作家として
占星術研究家として
家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2022年11月8日火曜日

誇るべきは命

 


― the field for the study of astrology and original novels ―

作家として
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 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています


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今日は皆既月食&天王星食の日。

まことに重要な日です。


普通の新月・満月だけでも、重要なのに。
輪をかけて重要!
天王星だけに!
(何をウマイこと…)(笑)

岡山でも観測できそうなので、ちょっと楽しみ。

今日はちょっと面白いことがありました。
鑑定ルームにお客様が、子連れでいらっしゃったのですが。
まだ2才にならないくらいの男の子。

昔からのお客様で、ここ数年で運命が劇的に転換し、
結婚→出産
に至った。

お子さんにお目にかかるのは初めてだったのですが、この子がまあ、
典型的な強火星タイプ!
家に上がっていただき、その子は寝ていたリブラ様をロックオン!

ところが、リブラも野生の本能なのか。
〝こいつヤバいやつ!〟
と思ったのでしょうね。

慌てて逃げて、たぶん私たちのベッドの下にでも逃げ込んだと思われる。
でも、鑑定ルームで強火星の子どもがとっても賑やか!
やることも、もうギャングですよ!(笑)

たぶん、いらっしゃる間、リブラは気が気でなかったらしく。
お帰りになった後、出てきて、まあ、鳴く鳴く。
〝怖かったんじゃ~〟
〝ナデナデしろや~〟
みたいな感じでした。

しっかり撫でてやると、ちょっと落ち着いた様子でしたが。
同じ子どもでも、あんな過敏な反応を示したのは、今回が初めてです。
やはり、何か察するものがあったんでしょうね。
現実に、重大警戒をしなければならないような子でしたから。
(あ、元気が有り余っているだけで、かわいい子なんですよ)


昨日は、我が家はカレーでした。
そして神在出雲参拝で一緒だった、とっちゃんがくださった、
シュバルツ・カッツとおつまみで♡

「水です」と言っておられましたが、シュバルツ・カッツの中でもさらりとして甘さ抑え気味。
本当に水のように呑んじまった。

一昨日の記事は、わりと国とか大きな視点が強い記事だったのですが。

それだと、ちょっと片手落ち。


獅子座や太陽が持つ自尊心。

個人でも、当然これは大事です。


でも……

自分に誇るべきものなどない

自分のことは愛せない

などと、お感じになる方もいらっしゃるかも知れません。


なぜそうなのか、人それぞれ、いろいろなご事情が背景にはあると思うのです。

今まで誇れるほどの〝成果〟や〝結果〟を残せていないとか、失敗ばかりしてきたとか、あるいは親御さんに愛されなかったとか認めてもらえなかった、それどころか否定ばかりされてきたとか。


これ、わかります。

というのも、私もたぶん中学校くらいまでは、自分はダメだと思っていました。

小学校時代はだいたいいじめられていましたし、家でも兄の絶対支配を受けて小さくなって、機嫌ばかり伺っていました。

この頃に受付けられた観念というのは、相当に強く、「トロい」「運動が下手」というような自分の印象がすり込まれていました。

勉強も兄のほうが、まあ、できていました。

(そんな巨大な差ではないが)


これがいつ変わったのかというと。
中学時代に推理小説に出会って、ものすごい勢いで小説を読みあさるようになってからです。
1日に2冊とか、そんな日もありました。

とにかく面白くて没頭できた。
やがて自分も書いてみたいと思うようになった。

この頃は、つまりすり込まれたダメな自分というものを、忘れていたのです。
忘れられていた、というべきかも。
小説の空想世界に接することは、私にとっては良き友ができて、何でも相談できるようになったのと同じでした。
それに忘却して過ごせば、だんだんその記憶もかすれていきますしね。

次にダメな自分という思い込みが外れたのは、高校時代でした。
兄よりもレベルを落とした学校へ進んだため、中学校で「中の下」だった自分が、学年6位の成績だったとか担任に言われて、
「自分が6位とか、ここはなんちゅー高校じゃ」
と半分笑ってしまったのです。

ただ、そういう状態だったら、ちょっと頑張ってみようかと、授業も真面目に受けた。
このときに、中学2年以来に行っていた膨大な読書が役に立って、とにかく読解力だけはすごく伸びていて、それが試験問題などを理解することにも有利だったのです。

おかげで、だいたいですけど、いつも学年5位以内とかで卒業できた。
つまり、それなりのレベルの学校だけど、勉強についてもさほどダメじゃなかったということが、なんとなく認識できた。

さらにもっと大人になってからですが、身体を動かすときも、同年代の人と比べて、自分がわりと俊敏に動けることがわかる出来事があり。

つまり、ダメな自分というのが、環境によって作られた〝思い込み〟に過ぎなかった、というのが、ようやく理解できたわけです。
つまり「お前はダメだ」と言われたことが、全部自分のブロックになっていて、その思い込みに支配されちゃっていたのですね。

なので、
自分は誇りを持てない。
どうやったら自尊心など持てるのか。
とお感じになるような場合、過去に遡って、その〝思い込み〟がどこから生まれたのか、内観してみると良いでしょう。

もちろん、現実に運動が得意でない場合もあるでしょうし、計算が苦手な場合もあるでしょう。
なにもかもできるほうがおかしい。

苦手は苦手で良いわけで。
ただ、なぜ自分のことを愛せないか。
なぜ自信を持てないのか。

意外にどこかからすり込まれた思い込みに過ぎず、それに自分がとらわれているだけの場合もあり、それを外しちゃえば、「なんだ。こんなことだったんだ」みたいなことだったあるわけです。

人には、何かしらあります。
心が弱くても、人には優しくできるとか。
生活力が弱くても、何かの感性はあるとか。
笑顔がすごくいいとか。
周囲の人のために働けるとか。

誇りを持つための条件は、何かしら飛び抜けた成果を出すことではない。
あるがままの自分が、そのあるがままで何か喜びを人と共有できたり、自分なりのやり方で何かを発信できたり、何か人に癒しを与えたり。

結婚式場に飾られるゴージャスな花だけが価値あるわけではない。
道ばたに咲く可憐な花が、誰かの心を慰めることもあるわけで。

花には違いない。

命には違いない。

ゆえに、私たちが誇るべきは、ただここに生きてあること、でもあるのです。
生きるだけでも、結構、たいへん!
そうですよね? 現実に焦点を当てると。

大変なのが現世なわけで。
そこにあえて生まれてくる魂たちの尊厳ときたら。
そりゃあ、もう、あるだけで素晴らしい。

私たちが誇るべきは命です。



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