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2021年8月24日火曜日

0フォースとヤオヨロズのリンク

千賀一生先生の「0フォース」という御本を拝読しました。
ちょうど、二度目のワクチン接種あたりで読了しました。
 

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謎多き縄文時代。
しかし、近年の発掘・発見・研究で、「野蛮な狩猟時代だった縄文」というイメージは、大きく覆されてきています。
私たちの想像をはるかに超えて、縄文時代は文化的で豊かだった。
 
1万年という縄文時代。
私はずっと昔から、この縄文時代が当時の学校教育でいわれていたような野蛮なものではなく、なにか郷愁をそそるというのか、日本の原点というべき、何かが眠っているのを感じていました。
だから、高校時代に書いた伝奇SF小説(処女作)の主人公の名も、
カムイ
としていました。きっと縄文とつながっているアイヌの言葉で。
 
時は流れて。
2014年春、「ヤオヨロズ」という創作ミュージカルが倉敷市児島で上演されました。これは私が書き下ろした脚本を元に、市民が参加して創作するものでした(書いたのは2013年)。
 
この「ヤオヨロズ」は、スサノヲやクシナダ姫などが登場する、半神話・半古代史ファンタジーのストーリーです。
もちろん日本神話を題材としているのですが、歴史的には魏志倭人伝にある「倭の大乱」の時代です。
卑弥呼が登場する少し前です。
 

大陸から侵入してきた勢力があちこちに群雄割拠するようになり、もともと「ワ」だった列島に戦乱が広がった時代。

クシナダ姫(劇中ではクシナーダ)のいる出雲のトリカミの地は、長老と巫女たちが縄文以来の古くからの有り様、大地や自然とのつながりを霊的に保っている里という設定です。
 
この里が渡来してきた勢力同士の戦乱に巻き込まれていく。
そこへスサノヲが関わっていく。
 
このミュージカルの上演後、私は2014年7月~2015年5月にかけ、このブログ上で「ヤオヨロズ」をノベライズしました。
舞台では語りきれないものがありすぎて、どうしても小説という形にしておきたかった。
というよりも、この物語こそが高校時代の処女作のときから、私が真に書きたかったストーリーでした。
 
いわば、小説家としてのライフワークみたいなテーマのもの。

これをブログ上で、無償で発信してしまうことには、当初、多少の抵抗感がありましたが、商業作家としての道は閉ざされたままでしたし、むしろ「書きたい」という意欲のほうが勝って踏み切りました。

 

この話を世に出すこと、地方の片隅で上演されたミュージカルだけでなく、広く人の目に触れるものとすること。

そのほうが価値があると。
 
この「ヤオヨロズ」のノベライゼーションには、もちろんそれまでのいろいろな情報(知識)積み重ねがあってのことですが、本質的にはあの若い頃からの、縄文という時代、そこに秘められた何かに惹かれるというのがあり、このブログ上で脱稿しました。
個人的には、これほどの満足を得た創作はありません。
 
良い創作物というのは、「自分がない」状態で生まれます。
あれこれ頭で考えることも必要。知識を広めることも大事。
でも、〝なぜかうまく行く創作〟というのは、知識も技術も役立っていますが、「自分がない」ときに勝手に生まれます。
 
つまり、物語が勝手に生成されて、〝降りてきている〟のです。
この感覚は、クリエーターなら理解してもらえると思います。
 
自分がないからといって、喜びがないわけではない。
むしろ、最上の甘美を味わえる。
 
逆に言うと、これの話は「商業的なもの」としては、そもそも世に出せなかったのではないか、と今では思っています。
(出版社が関与すると、作家が思い通りの創作ができないことも多い)
 
長くなってしまいましたが。
このノベライズした「ヤオヨロズ」の中に登場する、トリカミの里、その長老や巫女のクシナダ姫。
そして、トリカミの里の有り様や構造そのものが……

 

まんま、千賀先生が「0フォース」の中に描かれている縄文そのものでした。

あ、パクってませんよッ!あせる

「0フォース」の第一版は2020年ですから。
 
あまりにもこれが酷似しすぎていて、ああ、やっぱりそうだったんだ、と。
(千賀先生のお書きになっていることは、もっと詳細で、深く本質的なことですが、直観的につながっていると感じました)
 
私は以前に、千賀先生の「ガイアの法則」という御本を、ある方から贈られ、読んだことがありました。2012年のことです。
 
 
「ヤオヨロズ」を書くときに、これが大きな刺激になったという事実はありますが、「ガイアの法則」の中に縄文のことは触れられていません。
私はもともと日本は母系文化の強い国(土地)だと思っていて、すでに大学で使っていたテキスト「デウス・エクス・マキーナ」でも過去の歴史や文学的な傾向から、それを論証していました。

 

巫女たちがいた国。
ワの国。
 
そして、そこに私たちのルーツがある。
 
というのが、私の認識でしたが。
 
興味のある方は、千賀先生の
「ガイアの法則」「ガイアの法則Ⅱ」「0フォース」
などをお読みになってください。
私が占星術を駆使して、あれこれ発信しているものなど、比較にならない重要な情報があります。
 
これらの中には、今の私たちが知るべき、本質的なメッセージがあります。
希望もあります。
 

明日以降、ちょっとここについて触れます。

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