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2021年8月28日土曜日

日本の当たり前が世界のスタンダードに

この記事は、以下の二つの記事の後を受けたものです。

 

 

 

千賀一生先生の「ガイアの法則」によれば、東経135度に焦点が結ばれ、日本が1995年以降、世界の文明の中心的な役割を果たすようになるのですが。

これは、決して過去の0度文明(ロンドン発の西洋文明)が世界の覇権を得たような形になるわけではなさそうです。

たとえば武力や経済力で他を支配するような、そのようなものではないということです。

 

この過去の西洋の台頭は、前の記事で申し上げたように、天王星的文明です(この表現は私の解釈です)。

科学と技術は発展するが、世界を分断していく。

欧米が世界中に覇権を広げ、できあがった世界は今の地球で、とことんバラバラになってしまった。

相容れぬ思想や利権が割拠し、まるで戦国時代です。

 

おおっぴらに戦争をやりにくい時代にもなったので、サイバーや宇宙で戦争や覇権争いが起きている。

サイバーも宇宙も天王星です。

 

今の世界になったほとんどの要因は、0度文明のおかげ(せい)です。

しかも、アジアにおいてこの0度文明の覇権に対して、唯一戦えたのは日本だけでした。日本が戦うことで、アジアの多くから西洋の覇権を退けることができたという、歴史的な事実があります。

 

これは過去の戦争礼賛ではありません。

当時の日本政府や軍部、それらがプロパガンダした思想や思惑とも関わりがありません。

たんになる歴史の評価です。

(逆のことを考えたらわかりやすく、日本が他のアジア諸国と同様に欧米勢力に支配されてしまっていたら、地球の現状はどうなっていたか? →おそらくアジア地域はずっと支配や植民地支配を受け続け、今よりもはるかに差別・格差のある地球になっていたはず)

 

「ガイアの法則」によると、日本だけがアジアで欧米勢力を押し返すことができたのも、この次なる135度文明の予兆だったようです。

(日露戦争の勝利などが予兆)

 

繰り返しますが、戦争礼賛ではありません。

 

日本には、0度の天王星的な文明と対極の軸があり、分離の対極は融合です。

この融合が強い地点だからこそ、日本は母系文化がもともと強かった。

これは私の解釈なのですが、西洋文明というのはウラノスとクロノス(サターン)の文明です。

これは天王星(水瓶座)と土星(山羊座)です。

(土星は物質主義でもある)

 

ホロスコープ上、この対極にあるのは、太陽(獅子座)と月(蟹座)です。

月が母性です。

象徴的に太陽は日本のシンボルです。

 

この点については、ホロスコープ上の理論として、もう少し「ガイアの法則」とリンクしている部分を突っ込めるのですが、今は止めておきます。

ただ、ホロスコープ的な解釈と「ガイアの法則」は矛盾していないように思えます。

 

ただ、チャートを1/12に分けるホロスコープより、「ガイアの法則」の根っこにあるもののほうが上位の理論(1/16)であるように思えます。

(地球や世界のことを考える上では、間違いがない)

 

太陽と月は、あらゆる天体の中でもっとも融合や統合という現象に関与します。

だからこそ、もともと母系的な文化を強く持ち、太陽のシンボルを持つ私たちは、他の民俗や地域とは相当に異なる目立った特徴を持っています。

 

すごくわかりやすいのは、日本人はあらゆる宗教を受容しています。

古来の神々への信仰もありますが、仏教も受け入れ、他の多くのアジアで仏教が衰退した(中国や朝鮮半島)にもかかわらず、日本という風土の中で独自に洗練されてきた。

宗教戦争も、これという形ではありません。

(古代にはありましたが、それ以来、宗教間の戦争はほぼない)

 

私たちは、多くはお正月の初詣、あるいは子どもの七五三で神社に参拝し、家族が亡くなれば仏教で供養し、墓参りし、かと思えばクリスマスにも便乗する。ひょっとすると、教会で結婚式もする。

海外の人からしたら、こうした態度が節操なさとして映り、日本人は無宗教だと判断するケースもあるようです。

 

が、厳密には無宗教というのは、神社にも行かないし、墓も守りません。

真の無宗教は、神社に行って「祈願」などしないはずです。信じていないはずなので。

 

私たちはなんとなく、体感的に清涼な神社のご神気を感じ、仏様の加護も願っています。

江戸時代にはキリスト教を排斥したという歴史はありますが、それは当時の権力者の思惑であって、庶民感覚とは違っています。

近年、イスラム教にも寛容な態度で、必要とされる礼拝堂を用意するとか、また戒律に沿ったハラールに対応するといったことも、しばしば耳にするようになりました。

 

ところが、海外の場合、〝異教徒〟という言い方をよくします。

つまり異なる信仰を持つ人々と自分たちを明確に区別する言葉があるのです。

ですが、日本人の場合、キリスト教徒やイスラム教徒の方に対して、〝異教徒〟などという呼び方は、普通しません。

単語自体はありますが、そのように呼びかけること自体、まずないはずです。

 

だって、自分たちが何かの宗教のカチカチの信者でないからです。

むしろ、歴史的にいろいろなものを〝受容〟してきたからです。初詣に神社に行き、仏教で法事をしているのに、異教徒なんて?

相手にいいませんよねえ?

(日本人全体傾向としての話です)

 

宗教をたとえに出しましたが、もともと〝受容性〟が強い民族が日本人なのです。

この受容性は、詰まるところ「異なる存在も認め受け入れる」ということです。

それは相手を尊ぶことです。

 

これは天王星と対極にある属性です。

太陽と月の融合性が強いのが日本。

 

この融合こそが、135度文明が世界に波及させるものであり、この融合の流れがここ20年くらいの間に急速に進むと思われます。

 

こういったことを明確に打ち出してくれている存在が、ここ数年で顕著になってきました。

たとえばサッカーの日本サポーターが海外で示している節度ある態度とか、ゴミを持ち帰るとかと掃除して帰るとか。

震災のような災害時にも、秩序を保ち、順番を守るとか。

オリ・パラのボランティアのおもてなしに感激する海外アスリートのコメント。

 

こういったことは、すごく根っこを掘り下げると、日本人が〝他を認め、尊重する、受容する〟というDNAのようなものを持っているからと考えられます。

 

最近、度々取り上げています、大谷翔平選手の際立った活躍もそうです。その活躍によって、同時にクローズアップさせているのは、彼の人間性です。

相手選手へのリスペクト、不公正な出来事に遭遇したときに示す態度、ゴミを拾う、ファンに接する姿勢。

 

こういったものは、日本人の最良の資質の表現なのですが、大谷選手が頭抜けた活躍をすることで、彼が発信源になってくれている。

 

こういう現象が、これから世界へ広がっていく。

つまり、私たちにはあまりにも当たり前すぎて、価値を見過ごしているのですが、「私たち日本人の当たり前」は海外の当たり前ではなく、驚きなのです。

この日本の当たり前が、たぶん世界の新しいスタンダードになる。

 

そのときに、何が起きるか?

他者を受容し、リスペクトできるのであれば、

争いをいつまでやり続けられるのか?

自分だけの利益を優先した商売を、どこまで続けられるのか?

ということになってきます。

 

ですが。

私の予測ですが。

たぶんこういう思想的な部分、流行的なものだけでは、

人は、

世界は、

変わりません。

 

おそらく、近いうちにいくつも、日本から革新的なテクノロジーがいくつも出てきます。

世界中から垂涎ものとなるような、誰もが求めるようなテクノロジーです。

というのは、現状の世界は、基本的に商業原理によって動いています。

そこが関与しないと、世界は変わらない。

 

一つの過去の事例としてあるのは、QRコードです。

これはバーコードに変わる、より高度で膨大な情報を詰め込めるものとして、日本人が開発しました。

これに一斉に世界は飛びつきました。

開発者は、世界のためにこの権利を放棄したと聞いています。

 

無償でQRコードを世界に提供したのです。

QRコードは、今やどこでも使われ、あらゆる企業と個人が使っています。

 

この恩恵は計り知れない。

 

こんなことが、近い未来に、よりでかいインパクトのあるものとして、日本初の新しいテクノロジーとしていくつも誕生すると、私は確信しています。

 

ここから、日本人には、二つの課題があるように思います。

終わんなかったな……。

もう一回続きます。

 

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