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2021年8月20日金曜日

信じることの軸(虹)

昨日の夕方、岡山のあちこちで虹が見られたそうです。
今日のラジオでも言っていました。
 
私もたまたま目撃。
ただし、ちょっとだけね。
 
 
そうすると、奥さんのほうがより大きな虹を10分程前に撮影していました。
 
 
時間もですが、どうやら少し北に上った場所からのほうが、いい虹が見えたようです。
 
 
夕焼けも何やら荘厳で、思わず撮影してしまいました。
 
さて、続きを書かせていただきますね。
 
 
人はなぜ結婚するのか。
7ハウスは避けて通れないから。
現世の結婚制度は、約束や契約を保証するためのもの。
人は皆、相手に不安を抱えて生きている。
だから、何かの保証や担保が必要になる。
 
不安こそが、この世の不幸を生み出す根源的な感情。
 
というところまで触れました。
 
実際のところ、自分の人生のパートナーとして誰かを選ぶ、というのは、大変なリスクがあります。
今、日本の離婚率は35%くらいと言われていますが、3組に1組は離婚しているわけです。
これは、相当な高確率です。
 
何か込み入った複雑なご事情での離婚もあるでしょうし、離婚のすべてが悲惨なもの、悲しみ深いものとは言いきれないでしょうが、
大半は、
結局は相手と合わなかったのか、
どちらかに根本的な問題があったか、
双方に問題があったか、
ということになります。問題の中身は性格かもしれないし素行かもしれないし、浮気や浪費やDVやハラスメントかもしれません。
 
数字だけの話をすると、
結婚がうまく行かない確率は、新型コロナに罹患して重症化するとか、そんなものとはまったく比較にならない高確率で、私たちに降りかかってくるかもしれないものです。
 
つまり結婚するというのは、きわめてハイリスクなギャンブルみたいなものです。
もちろん婚前に、正確に相手の性格や生活状況を見極められたら良いのですが、そこまで客観的に見られないことが多いし、どれほど注意深い人間でも見つけられない類いのものもあります。
 
結婚後、態度が豹変するとかいうのもその一つです。
巧妙に大きな借金や負の経歴を隠していたとか偽っていたとか。
 
たとえば興信所とか、しっかり調べ尽くしてもらったとしても、その人の奥底にあるものまで発掘できないことはあります。
 
これを〝見抜く〟人もいます。
ある種の直観のようなもので。
霊的な感性で分かる人もいるでしょう。
 
そういうかたには、このシリーズの記事は用はないので。
そうでない、一般的なケースのお話ですが。
 
だから、あえて申し上げます。
このようなハイリスクな選択をするときに大事なのは、〝信頼〟です。
 
は? 相手との信頼関係? いや、多くの人がそれが築けたと思って結婚して、それでもうまく行かないケースがたくさんあるんですけど?
と、突っ込まれそうですね。
 
そういう信頼じゃないんです。
不安の対極にあるものが信頼なのですが、この信頼が〝相互に〟結ばれたら良いのですが、多くの場合、なかなか完全なものにはならない、育たない段階で結婚に踏み切るわけです。
しかし、どんなに長く連れ添った夫婦でも、完全な信頼を得ているかどうかは怪しいことが多い。
 
私たちは多くのケースで、不安を抱きつつも、相手を信じての選択をするのです。
 
ちょっと前に、映画の告知イベントか何かで、芦田愛菜さんが「信じるということは何か」と問われたときに、だいたい次のような主旨のことを言われていたかと思います。
 
その人のことを信じるということを言うことがあるけど、
そういうときにその人自身を信じているのではなく、
自分が信じたい人物像を相手に期待してしまっていて、
裏切られたとか期待していたのにとか感じることもあるけど、
そういう違う部分が見えた時、これもその人なんだと受け止められる揺るがない自分がいるっていうのが、信じることなんじゃないかと思う……
 
みたいなお話をされていたのがすごく印象的でした。
あの短い時間で、これだけのことを瞬時に考えて言語化できるというのは、本当に聡明な人だなと思いました。
 
ただ、この「受け止められる」という部分が、常識的なレベルや自分が許容できるレベルならいいのです。
実際には、とうてい無理! という事例もたくさん存在します。
これもその人なんだと、受け止めきれないケースが現実には多い。
 
私が皆さんにお伝えしたい「信頼」は、芦田愛菜さんがおっしゃっていたこととかなり近いものです(あるいは、あの短い時間で彼女が正確に言語化できなかった)。
 
相手を信じようとするから、裏切られる。
でも、
あなたが信じるべきは、相手のことを信じようとした自分自身でいい。
 
……つまり。
自分自身の全責任において、相手を信じたらいいということです。
そこには、そもそも期待を裏切られるとかいうことも折り込み済み、なのです。
 
こう考えてみてください。
誰かを選ぶということは、すでにギャンブルなのです。
この現世の、現実の中では、ハイリスク。
そこへ投資しようとしているわけです。
 
外れかもしれない。
当たりかもしれない。
今はダメかもしれないが、将来有望かもしれない。
大暴落するかもしれない。
 
このリスクは、お金持ちでも、庶民でも、何ら変わりません。
どんな立場の人でも、いずれか、7ハウスを選ぶ。
誰かと共有する人生を選択する。
(誰とも共有しない人生は、きわめて選びにくいから)
 
ならば、不安に思うよりも、信じたほうがいいのです。
(統計的なリスクは同じなので)
 
不安を抱き、その影に怯えることのほうが、より不安を現実化させます。
どうしても、その不安が拭えないような相手であれば、一度リセットしてみてもいいでしょう。
このようなケースでは、実は多くの人が、「やっぱりそうですよね」と分かっていることが多い。
 
でも、前に絶対進みたい、リスクを冒しても選びたいのであれば、
あなたが信じるのは、相手ではいけない。
あなたは、その選択をする自分自身を信じるべきです。
 
自分の全責任において、その選択をしたらいい。
勇気を持って。
 
 
そうしたら、仮にダメでも、それは相手の責任ではない。
あなたの責任。
 
何かも自責にしろ、という話ではありません。
現実に相手がDVをするような人間だったら、その現実的な責任は問えばいい。
現世の、社会的な問題は別です。
 
これは運勢とか、魂の計画上の話です。
あなたがもし100%自分の責任においての選択をできるのであれば、
たとえ結果がうまく行かなくても、
それは自分の問題です。
 
つまり、〝信じる〟というのは、自分の問題なのです。
相互の信頼関係は成立するに越したことはないが、婚前に100%のそれは現世ではあまりない。
だから、私たちは不安を越え、リスクを呑み、
自分を信じなければならないのです。
 
これは婚姻だけでなく、世の多くの事例でいえることです。
 
そうした自分を信じた選択であるとき、少なくとも、ダメだったとしても、
・相手に期待していたのに……
・相手が裏切った……
・自分は信じていたのに……
とかいう、負の感情やその連鎖はなくなります。
 
つまり、信じるということの〝軸〟を自分に持ってきなさい、ということ。
この「信じる」ということの意味を、多くの人が相手に求めやすいのです。
あるいは相互の関係の中に求めやすい。
 
なんにしても、違った現実が出てきたときに、
「あなたを信じていたのに!」
ということになる。
 
これが、そもそも違う。
信じるということは、自分が信じるということ。
 
芦田愛菜さんが、たぶん完全に語れなかったこと。
また、信じることの〝軸〟の所在はどこにあるか。
 
そもそも、その人物を信じたのは自分自身。
ですよね?
 
過去のブログでも、何度も繰り返し申し上げていますが。
ホロスコープ的にも、その人の人生に生じることは、その人の自己責任です。
(100%ではありません。個人の責任を超えた出来事というのが、この世にはあります。犯罪の犠牲になるとか、災害による死とか)
 
そこを無視して、信じることの重みを、相手にだけ押しつけてはならない。
それが、裏切られた憎しみ、失望などにつながる。
 
でも、自分に〝軸〟があれば、すべては違ってくる。
(繰り返しますが、相手に非がある場合、現実的な責任を問うことは別です。するべきこと、必要なことはすればいい)
 
不安の対極は、この場合、
安心・安堵ではありません。
 
不安の対極にあるものは、信頼。
そして、信頼は自分軸で行うものです。
 
そして……
実は、このような〝軸〟がちゃんと自分にある人ほど、不幸にならないのです。
 
もう一回、このままの流れで行きますね。

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